どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
先日はじめて『360度カメラ』を購入しましたが、今までにない撮影性能に非常にワクワクしております。
ドローンと同じく新しい可能性が手軽に楽しめるのは非常に素晴らしいですね。
そこで今回は、今発売している360度カメラで、どんなメーカーがあるのか?価格帯や性能など気になって調べてみました。
私見たっぷりだが、ランキング化してみたぞ!
いろいろ調べていくとざっくり今ある360度カメラの価格帯と性能は以下の感じになる。
- 発売時期:モデルチェンジが早く既存スペックを簡単に塗り替えてくる
- 価格帯:10000〜650000円
- 撮影性能:フルHD〜8Kまで
- 使い勝手:アプリ性能とSNSシェアなど
上のバランスを考えて購入を検討するといいと思います。
また360度カメラなど最新ガジェットは発売時期も非常に重要です。
各メーカーの技術革新のスピードは非常に早いため、前スペックのスペックを簡単に上回ってきます。
この記事の目次
360度カメラとは??
多くの『360度カメラ』は前後方向に魚眼レンズが付いております。
2つのレンズをステッチング(編集)して360度全天球型で写真や映像を見せることができます。
今までにない360度動画やVRコンテンツなど新しい可能性が見える面白いカメラになります。
360度カメラの基礎的な内容に関しては別記事でまとめておりますので、ぜひご覧ください。
では、実際におすすめの『360度カメラ』を紹介していきます。
【ベスト1】insta360 ONE R
種類 | 価格 | 主な用途 |
ツイン版 | 59400円 | 360度カメラ+4Kカメラ |
1インチ版 | 68200円 | 1インチ広角レンズのアクションカメラ |
4K版 | 39600円 | 通常のアクションカメラ |
ドローン版 | 68200円 | ドローンに搭載+360度カメラ |
なんじゃこりゃ!?
ですよね(^_^;)
これは2020年1月に発表された『Insta360 ONE R』になります。
【魅力】ドローンに搭載やアクションカメラになる
この360度カメラが面白いのは、その組み合わせです。
単純な360度カメラというより、『アクションカメラ』にもなります。
ドローンにも搭載できる
ドローン専用のマウントもありますので、空撮しながら360度カメラで撮影することができます。
ドローンの映り込みも消してくれますので、とてもいいですね。
https://drone-aerial-corps.com/2018/09/01/mavic2-kuusatu/
1インチ版もあり!
さらに『1インチセンサー』にもなります。
アクションカメラとしても魅力的ですね。
ベスト2|Insta360 EVO
製品名 | insta360 EVO(インスタ360エボ) |
---|---|
公式サイト | https://store.insta360.com/product/evo |
価格 | 56,570円 |
レンズ | F2.2 |
映像 |
|
静止画 | 1800万画素 |
動画フォーマット | insv・mp4・LOG |
写真フォーマット | insp・jpeg・dng(RAW) |
本体重量 | 113g |
連続撮影時間 | 約65分 |
充電時間 | 90分 |
編集のしやすさ | アプリで簡単編集・SNSシェアなど簡単! |
オススメ度 |
2019年に登場したばかりの360度カメラが『insta360 EVO』です。
5.7Kの超高画質動画の撮影から、変形して180度立体撮影なんてこともできてしまいます。
360度カメラの進化を感じさせるカメラですね。
ベスト3|GoPro MAX
商品名 | GoPro MAX |
---|---|
販売価格 | 50800円 |
発売日 |
|
デジタルレンズ |
|
動画性能 |
|
360度オーディオ | 6つの内蔵マイクが連動 |
特徴写真 | 16.6 MP 360 度写真 / 5.5 MP HERO モード写真 |
防水 | 5m防水・レンズ保護ケースあり |
特徴① | GoPro アプリで手軽に編集 |
特徴② | 折り畳み式フィンガーによるフレームレス マウント |
手ブレ補正 | Max HyperSmooth |
公式サイト | https://gopro.com/ja/jp/compare |
GoProもかつて『GoPro Fusion』という360度カメラを出してました。
2019年、『GoPro MAX』になり、価格も使い勝手も大きく進化した印象です。
悩ましい360度カメラ、アクションカメラ選び
アクションカメラ選び、360度カメラ選びは非常に悩ましいですが、価格、性能を見比べて自分がどんな動画を撮影したいかで決めましょう!
ベスト4|Insta360 one X
製品名 | insta360 one x |
---|---|
価格 | 52,300円 |
映像 |
|
本体重量 | 115g |
連続撮影時間 | 約60分 |
充電時間 | 60〜100分 |
編集のしやすさ | アプリで簡単編集・SNSシェアなど簡単! |
オススメ度 | |
公式サイト | https://store.insta360.com/product/one_x |
2018年10月に発売されたこのブログを書いている時、もっとも新しい360度カメラになります。
ベスト2にしておりますが、非常に素晴らしい性能を誇っております。
『insta360 one x』ここがすごい!!
- 撮影性能が従来の360度カメラより1段階アップ!
- ジンバルいらずの手ブレ補正がすごすぎ!
- アプリが優秀でSNSへの投稿が簡単!
2018年も後半になり、今『360度カメラ』を購入したいと思ったら『Insta360 X one』しかないのではないかと思うくらいおすすめです。
価格は52300円と若干お高めですが、それを補うほど素晴らしいスペックです。
これ一台で、地上撮影のほとんどがまかなえてしまうので、一台持っておくととにかく便利です。
素晴らしい手ブレ補正機能を生かして、延長ロッドと組み合わせれば、街中でも高さ5mほどの擬似空撮を行うこともできます。
2018年後半になり、新しい映像撮影の切り口とどこへでも持ち運べるコンパクトさを兼ね備えた無限の可能性能を秘めている一台です。
私自身も『これだっ!』とビビッときて即買いしました。
詳しいスペックや使い方は別記事にまとめてますので、ぜひチェックしてみてください。
ドローンに積載して空撮VR映像が撮影できる
実際に『Insta360 X one』をドローンに積載して空撮360度動画を撮影してみましたが、映像の綺麗さと滑らかさに驚きでした。
ベスト5|RICOH THETA Z1
製品名 | RICOH THETA Z1 |
---|---|
発売元 | RICOH |
定価 | 126,900円 |
静止画撮影 | 約23MP(6720 × 3360、7K) |
センサー | 1.0型裏面照射型CMOSイメージセンサー |
マイ祈雨 | 動画撮影時に4方向の音を独立して記録 |
動画撮影 | 4K(3840 x 1920、29.97fps) |
特徴① | RAW撮影可能 |
特徴② | 360度ライブストリーミングが4K対応に |
公式サイト | https://theta360.com/ja/about/theta/z1.html |
なんといっても4Kでのライブストリーミング機能が魅力的な2019年3月発売予定の360度カメラになります。
「RICOH THETA V」を進化させ、業務活用向けにおすすめです。
ベスト6|RICOH THETA SC
製品名 | RICOH THETA SC |
---|---|
発売 | 2016年 |
映像 | フルHD |
価格 | 21870円 |
オススメ度 |
価格の安さで選ぶなら断然おすすめなモデルが『RICOH THETA SC』です!
フルHDなので一般的な映像や趣味で活用するならば十分に綺麗なレベルと言えるでしょう。
価格の安さと性能がコスパよし!
魅力は何と言っても
- 価格の安さ
- 性能の良さ
- スマホアプリとの連携のよさ
のバランスがよくコストパフォーマンスに優れている点です。
ボタン一つで簡単撮影→アプリへのデータ移行ですぐにスマホでどんな写真が撮影できているのか確認することができます。
解説動画
がっつり360度の映像を使いたいクリエイターには少し厳しい撮影性能な部分はありますが、
- SNSでの投稿用シェア
- 仕事での現場記録を残しておきたい
など重宝する場面が多いです。
1台目の360度カメラにおすすめなモデルになっております。
弱点は『動画撮影』の弱さ
360度動画をがっつり撮影するには頼りない撮影時間と映像スペックです。
また発売も2016年とちょっと古いことが気になりますね。
価格は20000円台と先の『Insta360 one X』と比べると倍以上の価格差があります。
- 趣味活用のみ:ちょっとSNSで投稿したい場合は『RICOH THETA SC』
- 映像業務:がっつり映像撮影業務に活用したい場合は『Insta360 X one』
といった感じで選べばいいかと思います。
ベスト7|RICOH THETA V
製品名 | THETA V |
発売 | 2017年9月 |
価格 | 45,730円 |
重量 | 121g |
大きさ | 45.2×130.6×22.9mm |
表示パネル | × |
静止画 | 5376×2688ピクセル |
動画 | 4K:29.97fps 2K:29.97fps |
連続撮影時間 | 25分 |
ライブストリーミング | 4K・2K撮影可能 |
マイク | 4ch |
内臓メモリ |
|
搭載機能 | セルフタイマー・DR補正・HDR合成・インターバル撮影・リモート撮影・ノイズ低減撮影・マルチブラケット撮影・手振れ補正・無線LAN高速伝送・360度空間音声・Bluetooth・プラグイン対応 |
実際に使ってみましたが、アプリとの連携がとても使いやすいです。
そこからSNS(YouTube・Facebook・Twitter)などへの共有などもスムーズでした。
趣味活用からGoogleインドアビューなどの業務活用までイケます。
もし4Kライブストリーミングなどでも使うなら、ハイエンドモデルである『RICOH THETA Z1』がおすすめです。
ベスト8|Insta360 Nano S
スマホを360度カメラにできるスグレモノ!
製品名 | insta360 Nano S |
---|---|
価格 | 31299円 |
特徴 | 自分のスマホを360度カメラに変えることができる |
レンズ | F2.2 |
連続撮影時間 | 約60分 |
センサー | SONY |
対応機種 | iPhoneX、iPhone8/8PLUS、iPhone7/7PLUS、iPhone6s/6sPLUS、iPhone6/6PLUS |
編集のしやすさ | アプリで簡単編集・SNSシェアなど簡単! |
オススメ度 |
みなさんが共通して所有していて、かつ一番便利で手軽なカメラは何と言っても『スマートフォン』ですよね。
『Insta360 NANO S』は『スマホ』に直接接続して『360度カメラ』にしてしまうということです。
解説動画
カメラ系ユーチューバー ジェットダイスケさんのレビュー動画になります。
通常の360度VR動画の撮影だけでなく、オリジナルの『マルチビュー』視点を簡単編集してくれるところも非常に魅力的です。
箱がそのまま簡易的な『VR装置』として機能するところも嬉しいポイントですね。
購入前は自分の所有しているスマホ(iPhone)が対応しているのかという点に注意した方がいいです。
やはりスマホを360度カメラにしてしまうというのは、使い勝手という面で何にも変えがたい魅力がありますよね。
ベスト9|Insta360 PRO2
価格は高いが業務活用におすすめ!
発売元 | insta360 |
---|---|
製品名 | Insta360 Pro 2 |
価格 | 680,000円 |
重量 | 1550g |
材質 | アルミニウム合金 |
レンズ | F2.4魚眼レンズ 6基 |
特徴 | Farsight遠隔映像モニタリング |
どんな人におすすめ | 完全にプロ向けで一般向けではない |
公式サイト | https://store.insta360.com/product/Pro_2 |
ずば抜けて価格は高いですが、完全にその専門サービス向けの360度カメラになります。
- 8K 3D VR撮影可能:8K30fps、6K60fps、4K120fps
- 12K超高画質写真撮影可能
- FlowState:手ブレ補正
- CrystalView再生:ヘッドマウントディスプレーと連動
- 360度空間音声収録
- Farsight遠隔モニタリング
- 高ビットレート
- HDR映像撮影可能
特徴は何と言っても
8K360度動画
を撮影できることでしょう。
8K映像が撮影できる機材としてはかなり安いように感じます。
(REDシリーズのカメラだと余裕で500万円以上で1日レンタルしても40万円はかかります。)
実際に『Insta360 PRO2』で撮影した動画
実際に8Kで撮影した動画はこちらになります。
YouTubeの設定で『8K』に変更すると重すぎて見れなくなると思うスペックです。
持ってる人はほとんどいないので、ビジネスになる!?
ただ今後8K映像のニーズは拡大していく傾向にあると思いますので、ストックムービーなどで映像素材は高く売れる可能性がありますね。
ニッチな市場をターゲットにサービス展開していければ、この価格でも十分に買いだと言えるでしょう。
ただそれを編集し、納品するためにまた馬鹿高いスペックのパソコンも必要になりますので、ご注意ください。
購入は公式サイトから
さすがに価格がすごいので、購入は『Insta360 公式サイト』がおすすめです。
Amazonでも出品されているのをまだみてないですね。
公式サイト:https://store.insta360.com/product/Pro_2
ベスト10|RICOH R Development Kit
発売元 | RICOH(リコー) |
---|---|
製品名 | R Development Kit |
価格 | 59,800円 |
重量 | 125g |
材質 | アルミダイキャスト |
動画解像度 | 1920×960 フルHD |
写真 | 撮影できない |
特徴 | 24時間連続ライブストリーミング可能 |
録画 | 通常モード:30分、長時間モード:60分 |
電源方式 | 外部電源供給型 |
24時間ストリーミング配信できる唯一の360度カメラ
多くの360度カメラは一般ユーザー向けに360度写真や動画を楽しむようなモデルになります。
「R Development Kit」は少し特殊で24時間の長時間ライブ配信できるカメラに特化しております。
そのためパソコンと接続した外部給電型のもので、持ち歩くタイプのカメラではありません。
用途としては、
- 音楽などライブイベント
- 自宅の防犯
- 会議の配信
- ショッピングモールなど商業施設
- 工場など作業監督・管理
- 研究・開発
などに向いております。
店舗などに備え付けたり、工場の管理・監督に向いております。
ベスト11|LG-105R
1万円以下で購入できる360度カメラ
特徴はこの1点につきます。
とにかく安いので、購入しやすいですが、画質があまりよくないので本当に試しに買ってみるという感じだと思います。
1台目に購入してみて、どハマりすれば上位モデルを購入するという形でも使えると思います。
LG 360 Cam vs. Ricoh Theta S – Which Is Better?
YouTubeで『Ricoh Theta S』との比較動画がありますが、かなりいい感じですね。
1万円以下でこれだけできればかなりいいと思います!
ベスト11|GoPro Fusion
発売当時、購入しようか非常に迷いましたが見送った一品です。
結論からいうと買わなくて正解でした。
- まず私自身の問題としてこのスペックの映像編集できるパソコンを持っていなかったこと
- 一位で紹介したInsta360 X Oneが出たこと
- SDカード2枚使用で後合成が非常に大変そう
です。
しっかりスペックを見て、動画を取り込み、編集できる環境があればかなり使えると思いますが、知らずに面白そうだからという理由だけで購入すると苦労しそうです。
Insta360 One X 360 Camera Review
このガジェット、アクションカメラ業界のモデルチェンジの早さには驚きですが、今購入するなら価格、スペック的に率直にGoProFusionよりは『Insta360 X One』がおすすめです。
ベスト12|Insta360 TITAN
商品名 | Insta360 TITAN |
---|---|
販売価格 | 1,880,000円 |
発売日 |
|
材質 | アルミニウム合金 |
レンズ | 8 x 200° F3.2魚眼レンズ |
動画性能 |
|
10Bit動画 |
|
フォーマット |
|
ISO | 100〜6400 |
音声収録 | 4x Mono Mic |
公式サイト | https://www.insta360.com/product/insta360-titan/ |
驚異の11K 撮影できる2019年現在最も高性能な360度カメラになります。
価格も驚異的です。
【マイクロSDカード】360°カメラはデータ量が膨大
360°カメラはその特性から大量にデータ容量を必要とします。
マイクロSDカードなどもそれなりのスペックのものを選ぶ必要がありますので、注意しましょう。