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【動画作例あり】「Zhiyun-Weebill-S」の使い方と使用レビュー

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
製品名WEEBILL S
本体サイズ約190×140×298mm
パッケージサイズ約355×275×104mm
重量約926g(三脚、バッテリー除く)
搭載荷重(ペイロード)最大:-(非公開)
最小:300g
稼働時間最大14時間
バッテリーリチウムイオン 18650×2
バッテリーの充電時間標準:2.5h
動作温度最大:45℃、標準:25℃、最小:-10℃
BluetoothBluetooth 5.0

大好評だった『WEEBILL LAB』の発売から間もなく、実質的な後継機となるZhiyun-Weebill-Sが発売されました。

そんなの気になるに決まっている!

と言うわけで実際自腹で購入してみました。

吉武編集長
吉武編集長

この記事では、WEEBILL-S開封~使い方、設定、動画の作例レビューまでズラッと紹介していきます。

『ZHIYUN(ジーウン)』ってどんな会社?

『ZIHIYUN(ジーウン)』と聞いてピンと来る方はまだまだ少ないかと思います。

スタビライザーやジンバルを専門に製造している、中国桂林市に拠点を置く会社です。

日本では『ZIHIYUN TECH JAPAN』とし『VANLINKS株式会社』が正規代理店として輸入、販売されています。

もちろん日本語対応のサポートの窓口も用意されており、アフターサービスも日本で受けられます。

また、近年では大手家電量販店である『ビックカメラ』『ヨドバシカメラ』『ケーズデンキ』『JOSHIN』などでも取り扱う様になり信頼性も高くなってきました。

そんな『ZHIYUN』のカメラ用新型ジンバルWEEBILL-Sとはどんなジンバルなのでしょうか?

商品開封レビュー

さて商品が到着しました。

今回はアマゾンで日本の正規代理店から購入しました

後々アフターサービスもしっかりとしてくれるので、やはり正規品に限りますね。

今回はWEEBILL-S単体の商品を選びました。

フォローフォーカスとセットのモデルも販売されているので、必要な方はそちらを選んでください。

いざ開封!

商品は丁寧に梱包されていました。

特にパッケージダメージもなく綺麗な状態です。

上側の封を開け中身を引き出すと、ZHIYUNのロゴが入った全面を覆う語りになっているウレタンのケースが現れました。

これがストレージケースです。

輸送中にパッケージダメージが出ない様な強い横揺れにも、しっかり衝撃を吸収してくれそうですね。

機材を飛行機などに積む際にも、キャリーバックなどのハードケースにこのまま入れておけば安心ですね。

上の蓋を開けるととうとうご対面。

特にダメージ等もなく綺麗な状態です。

ワクワクしますね。

小さな箱にはカメラとジンバルを取り付けるケーブルと、充電用のケーブルが入っていました。

内容物はこちら

  • WEEBILL-S
  • スタビライザー本体
  • クイックスタートガイド
  • 1/4-20 ネジ 3本
  • 各メーカーのカメラコントロールケーブル 4本
  • 三脚
  • バッテリー充電器
  • 18650リチウムイオンバッテリー(2600mAh)
  • カメラバッキングベース
  • クイックリリースプレート
  • タイプC USBケーブル

最初から別途購入しなくても、各カメラメーカー対応の接続ケーブルが入っているのはありがたいですね。

メーカーや機種によって使用するコードが違うため、確認の上使用して下さい。

『WEEBILL S』の初期設定とセットアップ方法

WEEBILL-Sのレスポンスを最大限に発揮するために、正しいセットアップをしましょう。

間違ったバランスで使用するとモーター各部に負荷がかかり、故障の原因になります。

今回は手持ちの「α7Ⅱ」を取り付けていきます。

どの機種も基本は同じなので、自分のカメラに置き換えて使用してみてください。

セットアップの方法

カメラバッキングベースを取り付けます。

この時あまりキツく絞めすぎない様に気をつけてください。

ねじ山が潰れや折れの原因となります。

次にクイックリリースプレートをカメラバッキングベースと同じ要領で取り付けます。

ネジが付いている方がレンズ側に来る様に取り付けてください。

私の場合はカメラが不安定になるのが嫌なので2本ネジを取り付けました。

多くのレンズ式交換式カメラの場合は、最初は一番後ろに取り付けバランス調整に入ると決まりやすいです。

次に各軸のロックをかけます。

チルト軸ロック。

ロール軸ロック。

パン軸ロック。

全てのロックがかかったのを確認したらカメラを取り付けてみましょう。

マウント部横にあるシルバーのロックを押さえながら、正面からカメラ液晶側にスライドさせ取り付けます。

この際、前後が反対にならない様に気をつけて取り付けてください

取り付けたらチルト軸のロックを解除しましょう。

スライドプレートマウント部の横にあるレバーを手前に引き、カメラが水平になる様に位置を調整してください。

カメラが正面を向いて安定する様になれば成功です。

次にロール軸も同じ様に調整しましょう。

ロール軸のロックを解除しこちらのレバーでチルト軸の調整ができます。

最後にパン軸の調整です。

パン軸のロックを解除しこちらのツマミを回すとパン軸が調整できます。

以上3点を調整すると各部がバランスを保ちモーターへのカメラを前に向けてもその位置を保つ様になれば成功です。

気になる『WEEBILL S』のスペックは

さてここで実際の操作に入る前に肝心のスペックを確認してみましょう。

『WEEBILL S』のスペック一覧

製品名WEEBILL S
本体サイズ約190×140×298mm
パッケージサイズ約355×275×104mm
重量約926g(三脚、バッテリー除く)
搭載荷重(ペイロード)最大:-(非公開)
最小:300g
稼働時間最大14時間
バッテリーリチウムイオン 18650×2
バッテリーの充電時間標準:2.5h
動作温度最大:45℃、標準:25℃、最小:-10℃
BluetoothBluetooth 5.0

『WEEBILL S』対応機種は?

今回発売のWEEBILL-Sは”あえて”ペイロードが公式では公開されていません。

なぜならペイロードが範囲内でも、カメラのバランスが取れない機種がある為です。

ですのでカメラのソフトウェアの適合はそれぞれSONY、Panasonic、Canon、Nikonの適合機種が公開されています。

機種によって対応していない機能がありますので購入前に必ず確認して下さい。

ただ前作の『WEEBILL LAB』はペイロード3.0kgとなっていて、300パーセントトルクアップと記載があることから3.0kgは確実にのせる事が出来そうですね。

【動画作例】『WEEBILL S』使用レビュー

スペックは一通り確認していただけたと思いますので実際に使ってみます。

小型軽量のこのジンバル、果たしてどこまで実用性があるのかが楽しみですね。

『WEEBILL S』で撮影に出掛けてみた

  • カメラ:ソニーα7Ⅱ
  • レンズ①:FE 85F1.8
  • レンズ②:FE 16-35mm F4 ZA OSS

ボディはα7Ⅱ、レンズはFE 85F1.8とFE 16-35mm F4 ZA OSSで撮影しました。

わかりやすい様にスローや早送り、通常再生を混ぜて編集してあります。

撮影を終えてみて

いかがでしたでしょうか?

空撮の部分は今回『Mavic mini』を使用しました。

小型軽量のため細かいブレやしっかりとホールドできないのでは?と言う不安要素がありましたが今回の撮影はその不安は払拭できました。

ピントが何点か甘い部分がったのは要改善ですね 泣

https://drone-aerial-corps.com/2019/10/31/mavic-mini-review/

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実際に使ってみて気づいた『WEEBILL S』の利点

実際に使ってみるとスペックでは表せない『WEEBILL S』のメリットがありました。

果たして、小型軽量のハイパフォーマンスモデル『WEEBILL S』の最大のメリットとは!?

とにかく軽い!

とてつも無く軽いんです!

そして小さい!!

RONIN-Sと比較すると

  • WEEBILL S  926g(バッテリー三脚は除く)
  • Ronin S  1460g(バッテリー、グリップを除く)

と約500gの差があります。

わかりやすく並べてみると一目瞭然ですね。

たった500gの差ですが実際に持ってみると本当に軽く感じます。

長時間持つことを考えるとこの500gの差は大きいですね。

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ローアングル撮影が楽すぎる!

吉武編集長
吉武編集長

ローアングル撮影がとても楽なんです!

バッテリー格納部にあるの上にある1/4ネジに付属のグリップ兼三脚を取り付けるとローアングル撮影に最適な形に。

そのまま前側にシフトするだけで使える様になります。

低い目線は非日常感を生み映像に広がりや面白みが出ます。

また、その際にグリップに力を入れすぎると縦ブレの原因となりますので気をつけましょう。

取り付けが非常に楽

通常多くのジンバルはカメラを取り外す際、スライドプレート自体を取り外さないといけませんでした。

それがWEEBILL-Sではマンフロット互換になっているスライドプレートが二重構造となっており、カメラマウント用のプレートを取り外す事が出来ます。

これによりスライドプレートを外すたびに、バランス調整する手間がなくなりすぐに撮影が可能となりました。

そしてこのカメラプレート、公式にはアナウンスされておりませんがアルカスイス互換に近い形をしています。

試しにアルカスイス互換のクイックシューに取り付けたところピッタリフィット!

ただ底ののネジが干渉し取り付けられないものもありますので、ここは次期モデルに期待ですね。

PL/Lモードの切り替えがワンタッチ

PF(パンフォローモード)L(ロックモード)の変更がワンタッチで切り替えられます!

小さな事ですが思いついたカメラワークが直感的に表現できるので、ワークフローの向上にも繋がりますね。

必ずしも重要な箇所ではありませんがユーザー目線の嬉しい配慮だと言えますね。

「WEEBILL S」専用アプリ『ZY Play』

WEEBILL Sのコントロールはもちろん本体からも可能ですが専用アプリからでも設定可能となっています。

このほかに『ZY Play』ではタイムラプス撮影、パノラマ撮影をサポートしています。

この二つの機能はカメラに標準装備されていない機種が多いので、パソコンに入れて編集する手間が省けかなり便利です。

各種アクセサリーも充実

今回は購入を見送りましたが「WEEBILL S」には、「フォローフォーカスパッケージ」が用意されています。

フォーカスリングに取り付けるモーターが付属したモデルで、コントロールホイールでフォーカスをコントロールしたい方はこちらをオススメします。

またそのほかにも映像転送用のトランスミッターやスマートフォンが固定できるマウントなどもあり、拡張性が高いのも特徴の一つです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

軽量でハイパワー、ハイコスパなWEEBILL-Sはどんな場面でも心強い機材になってくれそうです。

拡張性にも優れているので、オリジナルなカスタムを施した自分だけの『WEEBILL S』を作っていくのも楽しそうです!

とりあえずジンバル選びに迷ったらこれを買ったら間違えない!

と自信を持って言える商品です。

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