- 【前進・後進】PUSH IN & PUSH OUT
- 【平行移動】DOLLY LEFT OR RIGHT
- 【円移動①】ORBIT
- 【円移動②】PARALLAX ORBIT
- 【追跡】ACTIVE TRACK
- 【ローアングル】LOW ANGLES
- 【ハイアングル】HIGH ANGLES
- 【リヴィールショット】REVEAL
- 【上下移動】ELEVATOR
- 【タイムラプス】Timerapse
- 【俯瞰撮影】Bird’s eye view
どうもDRONE WALKER(ドローンウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今、YouTubeなどで動画を撮影したり編集することが主流になりました。
しかし、憧れの動画クリエイターのようなお洒落な映像ってどう撮影したらいいかわからないですよね。
今回は、『カメラジンバル』を使った様々な動画の撮影方法を紹介していきます。
様々なアングルや方法で撮影した動画を組み合わせることで、ひとつの映像作品のクオリティがグッとアップしますよ。
この記事の目次
『カメラジンバル』とは?
通常、一眼レフカメラのみで動きのある撮影をすると『手ブレ』が起きてしまいます。
そこで、カメラのブレを極限まで抑えてくれるアイテムが『カメラジンバル(スタビライザー)』になります。
近年、YouTubeなどを通じて、様々な動画クリエイターが増えました。
同時に、各メーカーから様々なカメラジンバルが発売しております。
2019年おすすめは、ミラーレス+Ronin-SC
【おすすめ】私の動画撮影機材
- タムロン 28-75mm:標準ズームレンズ
- SONY Vario-Tessar16-35mm:広角ズームレンズ
- NDフィルター 67mm 可変式
- K&F Concept カメラ三脚
- グライドカムPRO:カメラジンバル
- Ronin S:カメラジンバル
- meriT Ocean:ガンマイク
- タスカムDR-10L:ピンマイク
- Micro-HDMI to HDMI 変換 ケーブル
結構無駄もありますが、いろいろ試して自分のライフスタイルに合う撮影機材を研究しております。
動画で見るジンバルを使った撮影テクニック
カメラジンバルを使った撮影方法を紹介しております。
ひとつの撮影方法でも
- 被写体との距離感
- レンズの焦点距離
- モデルの表情
などいろいろ撮影しておくと編集の時、便利だと思いました。
【前進・後進】PUSH IN & PUSH OUT
まずは最も基本となる『前進』と『後進』です。
レンズは『広角』レンズを使って風景全体をダイナミックに撮影することがおすすめです。
カメラワーク
被写体となる人物や風景に向かって、まっすぐ移動をします。
【平行移動】DOLLY LEFT OR RIGHT
例えば、人が歩いている動きを横から追いながら撮影していきます。
カメラワーク
被写体が動く場合は、追随してカメラを動かしていきます。
- 全身を撮影
- 胸から上を撮影
- 足元を撮影
など、被写体との距離感を変えて複数のパターンで撮影しておくといいですね。
【撮影のコツ】間に柱などで遮って別のカットへ
被写体が隠れた瞬間が動画切り替えのチャンスだ!
平行移動の撮影で、被写体とカメラの間に木や柱などの障害物を挟むことで映像に変化が生まれます。
またそのタイミングで、別の動画カットに切り替えるのもおすすめです。
【おすすめレンズ】標準ズーム
対象なる被写体とロケーションを合わせて撮影したり、足元や表情などピンポイントで撮影するとおすすめです。
そのため、撮影には『24~75㎜』程度の標準ズーム撮影のレンズがおすすめです。
【円移動】ORBIT
被写体を中心にぐるっと円の軌道を描きながら撮影をしていきます。
被写体はもちろんですが、周囲の景色も撮影することができます。
おすすめは広角レンズやGoPro
レンズは16~28㎜の広角レンズやGoProなどのアクションカメラで撮影するとおすすめです。
被写体はもちろんですが、その周囲のロケーションをよりダイナミックに撮影することができます。
カメラワーク
被写体を中心に円の軌道を描きながら、撮影をしていきます。
ドローンの場合
ドローンを使うと、風景をよりダイナミックに撮影できます。
【ボケみを使った円移動】PARALLAX ORBIT
先ほどと、同じ円の軌道を描きながら撮影をしていきますが、今度はより被写体と周囲のロケーションを際立立てせて撮影をします。
パララックスとは、直訳で「視差」になります。
被写体にピントを合わせて、周囲のロケーションにボケみを加えることで、立体感・奥行きを演出することができます。
おすすめは35、50㎜のレンズ
先ほどは広角レンズをおすすめしましたが、今度は35mm、50mmあたりがおすすめです。
被写体と周囲のロケーションに境界、視差を作ることで、見る人により奥行き感を伝えることができます。
カメラワーク
カメラワークそのものは円の軌道ですが、ピントが人に合っているか確認しながら撮影しましょう!
【追跡】ACTIVE TRACK
移動する被写体に追随して、撮影を行います。
前進する被写体などを後ろから追って撮影をします。
被写体との距離感を保ちながら、円の移動などを描いてみてもいいと思います。
カメラワーク
被写体との距離感を一定に保ちながら撮影をするとよいでしょう。
【アイデア】ドローンなら追い越してもオッケー
ドローンであれば、被写体の背中を追いかけつつ、途中で追い越すとなお映像に迫力が生まれます。
被写体を超えた先の景色が絶景であるなど、最後にインパクトを与えるとなおよくなります。
2019年おすすめはMavic 2 PRO
2019年、最もおすすめの空撮用ドローンは『Mavic2 PRO』になります。
ドローンの運用には、ルールやマナーがありますので、ちゃんと知識と技術を習得しましょう!
https://drone-aerial-corps.com/2018/09/01/mavic2-kuusatu/
【ローアングル】LOW ANGLES
カメラを地面すれすれの状態から撮影すると、映像に変化が生まれます。
ひとつのロケーション、被写体でもカメラの高さを変えて撮影し、組み合わせるといいです。
Ronin-Sなら地面すれすれも撮影可能
今では、カメラジンバルも進化しております。
『Ronin-S』など最新のモデルであれば、簡単に地面スレスレのアングルでも撮影することができます。
地面スレスレからの真上アングルもおすすめ
【ハイアングル】HIGH ANGLES
ジンバルに延長ロッドなどを装着して、人の目線より1mほど高いアングルからの撮影です。
重い一眼レフカメラなどではすこし厳しいかもしれませんが、アクションカメラなどにはおすすめの運用方法になりますよ。
街中でもドローンのようなプチ空撮をすることができます。
【リヴィールショット】REVEAL
リヴィールとは、『明らかになる』という意味です。はじめは隠れたアングルから、最終的に風景などが明らかになります。
カメラを下、地面を映してからの建物や被写体を撮影することでダイナミックに撮影できます。
【上下移動】ELEVATOR
エレベーターとは、上下移動のことです。
下から上へとカメラを移動させることで、映像に変化をつけます。
カメラワーク
カメラははじめ被写体の足を撮影してますが、そこから人物の顔などが明らかになります。
また人を超えて、後ろの背景なども撮影することで、より映像に変化が生まれます。
ドローンを使ったエレベーターショット
ドローンを使ったエレベーターショットは地方の旅番組でめっちゃ使われてますよ!
【タイムラプス】Timerapse
『タイムラプス』とは「低速度定点撮影」になります。
設定は個人で自由に決めますが、カメラを固定して雲などの風景や人やものが動く様子を定点撮影します。
数秒に1回撮影を行い、一定時間に渡って撮影します。
それを繋げてみることで、まるでコマ送りしたかのような映像になります。
雲の動きや人や車の流れなどを表現するのに使われます。
ジンバルの機能を使って、動きのあるハイパーラプスも撮影できるようになりました。
ひとつの映像作品に組み込むことで視聴者をより印象的に惹き付けることができます。
【俯瞰撮影】Bird’s eye view
ドローンなどの撮影機材が必要になりますが、真上から真下を撮影することもおすすめです。
今までになかったアングルからの撮影も機材の進化で容易になりました。
低空から俯瞰撮影できるのがドローンの魅力
ドローンの魅力は、低い高度からでもカメラを真下に向けられることです。
このアングルはほんの数年前まで全くなかった構図なので、積極的に使ってみましょう!
WindowsとMacにおすすめの動画編集ソフト
Mac編
- iMovie:初心者
- フィモーラ:初心者~中級者
- Final Cut ProX:初心者~上級者向け
- Premiere Pro:中上級者向け
- DaVinci Resolve:上級者向け
詳しくは以下の記事をご覧ください。
Windows編
- フィモーラ:初心者~中級者
- Premiere Pro:中上級者向け
- DaVinci Resolve:上級者向け
【まとめ】
- 【前進・後進】PUSH IN & PUSH OUT
- 【平行移動】DOLLY LEFT OR RIGHT
- 【円移動①】ORBIT
- 【円移動②】PARALLAX ORBIT
- 【追跡】ACTIVE TRACK
- 【ローアングル】LOW ANGLES
- 【リヴィールショット】REVEAL
- 【上下移動】ELEVATOR
- 【タイムラプス】Timerapse
- 【俯瞰撮影】Bird’s eye view
というわけで、カメラジンバルを使った撮影テクニックを紹介させていただきました。
ひとつのロケーションでも、被写体との距離感や撮影の仕方を工夫することで、様々な素材の動画を撮影できます。
ワンパターンにならず、様々な動画にストーリーを持たせてかっこいい映像を作りましょう!