DJIドローン
障害物探知機能があるからといって
それを過信してはいけない。
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回はDJIドローンの障害物探知機能の注意点についてご紹介します。
また空撮用ドローンの障害物探知機能の進化も合わせて紹介します。
この記事の目次
ドローンの障害物探知機能
DJIのPhantom4以降のモデルには前方の障害物を探知し、自動で停止しブザーで警告してくれる機能があります。
そのおかげでドローンの運用でもっとも怖い墜落のリスクを避けることができるのです。
私自身も恥ずかしながら、この機能に救われて障害物との接触を避けれらたことがあります。
しかし、この障害物探知機能も決して万全ではなく、過信してはいけません。
【2019年代】Mavic 2 PROの全方向障害物探知
2018年は、新型『Mavic2 PRO』に関しては左右にも障害物センサーが搭載されております。
障害物探知に関して、大幅に進化したといえるでしょう。
アクティブトラック+APAS
さらに『アクティブトラック(追跡機能)』と障害物を回避しながらついてきます。
最新のドローンであれば、木の枝なども認識できるようになってきてますね。
ただし、操縦者はドローンの性能を鵜吞みにしないことをおすすめします。
https://drone-aerial-corps.com/2018/09/01/mavic2-kuusatu/
【安全飛行】細かい物体への衝突へ配慮せよ!
動画で紹介されているように、木の枝や電線など細かい物体を感知することは難しいのです。
そのため、決してドローンの機能に依存せずに周囲に障害物がないのか念入りにチェックした上でフライトに臨むべきなのです。
障害物探知機能が充実していても、それを頼りにドローンを操縦してはいけない!
あくまでドローンの位置をきちんと目視で把握し、細かい障害にも注意する必要がある!
ドローンの墜落原因のほとんどが、障害物との接触!
ドローン6つの墜落
- 急な突風
- ドローンの急降下時
- 障害物との接触
- バッテリー切れ
- 電波障害
- バードストライク
この中でも、墜落しているその原因のほとんどは「障害物との接触」がもっとも大きな割合を占めております。
YouTubeなどでドローンの墜落集やSNSでも墜落している話を聞いているとほとんど「障害物」との接触の話をよく聞きます。
油断しているつもりはなくても、ついぶつけてしまう。ヒヤリとする場面は多々ある。
明確な障害物でなくとも、草むらギリギリを攻めて撮影したり、それなりの広さのフィールドで練習していても、ついスピードを出しすぎたりすると、障害物に接触しそうになったことはドローンを扱う人なら一度は経験しているのではないでしょうか。
決して油断したわけではないけれど、ついヒヤリとしてしまう場面。
ドローンそのものは日々の進歩でその機能と安全性は高まっておりますが、その機能に過信することなく、常に心とスキルを高め続けていきたいものです。
Phantom4を水没させてしまった体験記
私自身、一番初めに購入したドローンが『Phantom4』ですが、情けないことに2週間ほどした後、水没させてしまいました。
原因は2週間ほど操縦訓練をして、慣れたころについ調子にのって木に衝突させてしまったためです。
https://drone-aerial-corps.com/2016/10/17/phantom4-suibotsu/
【まとめ】ドローンの訓練はきちんとやろう!
というわけで、ドローンの障害物探知機能について紹介させていただきました。
年々、障害物センサーは進化し、優秀になってきますが、操縦者はそれをあてにしてはいけません。
常に自分で安全や障害を確認した上で、きちんと技術の向上を目指しましょう!
https://drone-aerial-corps.com/2016/07/11/training-method/