どうもDRONE WALKER(ドローンウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回は、『DJI』から市販のドローンを探知できる『AeroScope(エアロスコープ)』の発表がありましたので、紹介していきます。
AeroScope(エアロスコープ)でほとんどドローンの探知が可能に
『AeroScope』はドローン検知プラットフォームで、UAV(無人航空機)の通信リンクを素早く特定して以下の情報を取得できます。
- 飛行状況
- 経路
- 機体モデル名
など情報をリアルタイムで収集することができます。
しかも市販のドローンのほとんどを探知可能とのこと
UAV(無人航空機)を遠隔から検知・識別することで、ドローンが重要施設などにもたらす様々なリスクを回避することができます。
従来の警備、下で人が立っているだけでは、ドローンが引き起こすリスクにほとんど対応することは不可能です。
【問題】ドローンの普及と共に安全対策が必要になる
2019年現在、ドローンが多く普及するようになりました。
- ホビー向け
- 空撮用
- 農薬散布
- 測量用
- 産業活用
などなど価格帯や用途に応じて、数多くのドローンがあります。
ドローンの活用方法は以下の記事をチェック!
https://drone-aerial-corps.com/2018/08/08/hope/
当たり前ですが、ドローンは空を飛び自由に様々な場所にアプローチをすることができます。
それに伴い、施設などで安全対策やセキュリティ面での課題も大きくなります。
最近では、東京の都心部で外国人観光客がドローンを飛ばすなどこれからさらに多くの問題を引き起こしそうな要素もふくまれております。
このようなニュースがアップされるたび、現状では全くドローンへの対策ができてないことを痛感します。
以下の施設でドローン対策は必須
- 空港
- 重要文化施設
- 駅周辺
- 自衛隊基地
- 刑務所
- 原子力発電所
- 政府関係施設
- 大企業
など重要施設とその周辺においてドローンに対する安全面やセキュリティ面で課題が生じています。
従来の警備では重大な事件や事故を防ぐための適切なUAV(無人航空機)検知を行えません。
今回、発表された『DJI AeroScope』は、ドローンの電気信号を分析することにより、現在市販されているほとんどのドローンを特定することが可能になります。
【据え置きユニット】
ドローンへのセキュリティ対策に大規模な敷地を継続的に管理するために『AeroScope』は据え置き型のユニットになってます。
場所やユーザーのニーズにあわせてカスタムすることで、必要な周辺空域のドローンの探知を可能にします。
理想の条件では
- 最大50kmの範囲を検知
- ドローンの飛行情報などを2秒で取得
検知したデータは集めることで、効率的なセキュリティシステムを構築できます。
さらに
- パブリッククラウド
- プライベートクラウド
- ローカル配置
にも対応しています。
【AeroScope】各部の名称と役割
- アンテナポート
- 電源ポート:220V AC
- USBポート:無線やモニターに接続
- イーサネットポート:コンピューターに接続
- CAN拡張ポート:システムのデバックに使用
- UART拡張ポート:システムのデバックに使用
- インジゲーター:各モジュールのステータスを表示
詳しい説明や概要は『AeroScope(エアロスコープ)』のページから説明書のPDFファイルをインストールできます。
価格や発売方式に関しても、公表されておらず、『DJI公式サイト』から問い合わせして導入する形になります。
気になる方はチェックしてみてください。