製品名 | Sony α7Ⅲ |
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発売 | 2020年 |
価格 | 209,000 円(税別) |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 2420万画素 |
ISO | 静止画 ISO100-51200 (拡張: 下限ISO50、上限ISO204800) 動画 ISO100-51200(拡張: 上限ISO102400) |
動画 | 4K30p 4:2:0 8bit フルHD120p 4:2:0 8bit |
マウント | ソニーEマウント |
サイズ | 124.0 x 71.1 x59.7mm |
重量 | 424g(バッテリーなし) 509g(バッテリーあり) |
特徴 | 瞳AF |
特徴② | 5軸手振れ補正 |
公式サイト | https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7C/ |
どうもDRONE WALKER編集長の吉武穂高です。
今回はSONYから新しく登場したフルサイズミラーレス『α7C』について紹介していきます。
- α7Cはフルサイズミラーレス
- ボディサイズはα6000シリーズ並みにコンパクト
- バリアングルモニターで自撮り向き
- 最大4K30fpsだけど、1.2倍クロップ
- 動画の記録メディアは「8Bit」
この記事の目次
【動画作例】映像撮影をメインとして設計されている
- バリアングルモニターで自撮りしやすい
- センターにファインダーがないので、センターがとりにくい
近年のユーチューバー人気で、自撮りで動画撮影をするニーズが高くなりました。
ただしコンパクトさを重視するため、ファインダーがなくなっております。
これは写真を生業とする方にとっては、致命的な部分になるかと思います。(それでも十分に写真も撮影できますが、構図を完璧にとりたい方にとってはどうしても欲しい部分)
α7Cのコンセプトは、写真撮影ではなく、動画撮影をメインとした機材になります。
作例①|ソニー公式
- S-Log3|Gamut3.Cine
- HLG2|BT.2020
作例②|Cinematic 4K
- 風景
- 夜景
- 海
- 町並み
などの4K映像になっております。
作例③|Vlog、ポートレートムービー
人を主体にしたポートレートムービーになっております。
エモさ全開でとてもお洒落な映像です。
旅先にここまでコンパクトなフルサイズカメラを持ち歩けるなんてすごい便利になりましたよね。
【長所①】フルサイズミラーレスで最強にコンパクト
- α7C:509g
- α7Ⅲ:650g
- α6600:503g
SONYα7シリーズも、従来のフルサイズカメラの概念を打ち砕くほど、コンパクトなカメラでした。
しかし「α7C」は、それを凌駕するコンパクトさです。
あちこち持ち歩く方にとって、機材の大きさや重さが軽くなることはありがたいですね。
「α7C」はAPS-Cである『α6000』シリーズに近い重さとコンパクトさ。
「フルサイズ」ってなに?
カメラのセンサー部分の大きさを指します。
上記の写真の部分がカメラの『センサー』になります。
カメラはレンズを通じてセンサーに光を集めることで『写真』になります。
よく聞く『センサーサイズ』というのは、このセンサーの『大きさの違い』によって決まります。
では次にいろんな『センサーサイズ』の大きさを表した図で確認してみましょう。
センサーサイズの大きさ
α7Cは従来のフルサイズカメラとは一線を画すほど、コンパクトなのに『フルサイズ』カメラであるということが凄いのです。
【Sigma fp】最小のフルサイズミラーレス
発売元 | シグマ(Sigma) |
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製品名 | SIGMA フルサイズミラーレス一眼カメラ fp |
価格 | 198,000円 |
サイズ | 112.6 × 69.9× 45.3 mm |
重量 | 310g(ボディのみ) 422g (バッテリー込) |
センサーサイズ | 35㎜フルサイズ |
有効画素数 | 2460万画素 |
ボディ材質 | アルミニウム合金 |
レンズ | Lマウント |
公式サイト | https://www.sigma-global.com/jp/cameras/fp-series/ |
コンパクトさであれば、『SIGMA fp』というカメラもあります。
422gのシネマカメラで、様々な活用方法があります。
【長所②】バリアングルモニターで自撮りしやすい
バリアングルモニターとは、背面のモニターが写真のように向きを変えることができることです。
これにより、YouTubeなどで自撮りする場合、とても便利になります。
- ピントが合っているのか?
- 構図は大丈夫なのか?
- 撮影しながら自分の表情を確認したい
など自撮り撮影では、とても便利になります。
α7Ⅲで自撮りするなら、外部モニターが必要だった
従来のα7Ⅲで自撮り撮影したければ、外部モニターを装着する必要がありました。
これ私自身がしばらくこのスタイルで撮影してたので、よくわかるんですがめっちゃ面倒くさいんですよね。
モニターも事前に充電したり、持ち運びに分解しておいたりと、撮影するまでにすることの行程がかなり増えます。
YouTubeなどは気軽に撮影出来るようにした方が、撮影する負担は大きく軽減されますので、バリアングルモニターがあるとないとではかなり利便性が変わってきます。
YouTubeメインならα7Cが断然使いやすい!
α7Ⅲは、写真撮影などをメインに作られたカメラ。
近年のユーチューバー人気により動画撮影、自撮りニーズが高くなりました。
当時、フルサイズカメラでコンパクトかつ4K映像も撮影できるのが『α7Ⅲ』
というわけで、SONYもここ2年ほどでバリアングルモニターを意識するようになったのです。
【長所③】スロー&クイックモーション
スロー&クイックモーションと呼ばれる機能を使うことで、5倍のスローから60倍のクイックモーションを撮影し、編集することができます。
レンズは『Eマウント』で純正は58本
SONYのフルサイズミラーレスカメラは『Eマウント』のレンズです。
SONYのミラーレスカメラはここ数年で一気に台頭してきました。
元々純正レンズが少ない印象でしたが、現在は58本ものラインナップになりました。
SONYのレンズと言えば『カールツァイス』が有名ですね。
これが好きでSONYを使う方も少なくないはず。
またタムロンやシグマなどサードパーティー製のレンズも豊富です。
個人的には『タムロン 28-75mm』でのコスパと凡庸製が素晴らしく気に入っております。
【弱点①】4K30fpsだと映像が1.2倍クロップされてしまう
まずはこちらが気になる弱点です。
4K30fpsで撮影する場合、画角が1.2倍クロップされてしまいます。
クロップなしで撮影したい場合は、『4K24fps』からになりますので、これは事前に認識しておきたいポイントになります。
4K30fpsは1.2倍のクロップ
4K24fpsではノンクロップ
【弱点②】α7SⅢは10Bit,α7Cは「8Bit」
SONYのミラーレスカメラといえば『Log撮影』を活用している方も多いと思います。
『α7C』では、『8Bit』で記録されますので、カラーグレーディングにこだわりたい方にとっては少し気になるポイントかと思います。
もし本格的に映像撮影を仕事などにしたい場合は、『α7SⅢ』がおすすめになってきます。
SONYのピクチャープロファイルまとめ
- PP1:[Movie]ガンマを用いた設定例
- PP2:[Still]ガンマを用いた設定例
- PP3:[ITU709]ガンマを用いた自然な色合いの設定例
- PP4:ITU709規格に忠実な色合いの設定例
- PP5:[Cine1]ガンマを用いた設定例
- PP6:[Cine2]ガンマを用いた設定例
- PP7:[S-Log2]ガンマで撮影するときの推奨設定
- PP8:[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3.Cine]で撮影するときの推奨設定
- PP9:[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3]で撮影するときの推奨設定
引用:SONY公式サイト
【弱点③】ファインダーの位置
通常、カメラのファインダーは、センサーの中央(光軸)にあります。
しかし、α7Cは写真の通り、左側にありますのでプロのカメラマンにとってはその時点で撮影現場に使えないという方もいるくらいです。
とはいえ、YouTubeや動画撮影などをメインにする場合はそこまで気にすることはないと思います。
ファインダーの位置までこだわりがある方はチェックしておくべきポイントになるでしょう。
【まとめ】
製品名 | Sony α7Ⅲ |
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発売 | 2020年 |
価格 | 209,000 円(税別) |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 2420万画素 |
ISO | 静止画 ISO100-51200 (拡張: 下限ISO50、上限ISO204800) 動画 ISO100-51200(拡張: 上限ISO102400) |
動画 | 4K30p 4:2:0 8bit フルHD120p 4:2:0 8bit |
マウント | ソニーEマウント |
サイズ | 124.0 x 71.1 x59.7mm |
重量 | 424g(バッテリーなし) 509g(バッテリーあり) |
特徴 | 瞳AF |
特徴② | 5軸手振れ補正 |
公式サイト | https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7C/ |