この記事の目次
EOS R5と一緒に購入したレンズや機材たち
- カメラ:EOS R5
- レンズ①:RF24-70mm
- レンズ②:RF70-200mm
- 記録メディア:PROGRADE CFカード コバルト
- NDフィルター:PolarPro SUMMIT
- 予備バッテリー
どうもDRONE WALKER編集長の吉武穂高です。
今回は『EOS R5』を実際に使ってみた作例と使用レビューを行います。
周辺機材は上記レンズと記録メディアに加えて、『NDフィルター』のセットも購入しました。
『EOS R5』の購入動機は『8K映像』の撮影です。
ミラーレス初の『8K30fps』可能ですが、熱問題なども話題になっております。
今回は実際に『EOS R5』を持って、離島で数時間撮影し、動画編集もしてみましたので、その感想を紹介していきます。
『8K撮影』の熱問題、使い方次第で問題なし!
動画作例①|佐久島で丸1日歩いて撮影
愛知県にある離島まで『EOS R5』を持って行きました。
炎天下の中、4時間ほど歩き回りながら撮影してきました。
本当は「三脚」を使うつもりでしたが、めんどくさいので手持ち撮影にしました。
世界初の8段階手ぶれ補正ということで、手持ちでモニターを確認しながら見てましたがすごいと感じました。
動画作例②|メタセコイア並木道
緑溢れる真夏のメタセコイア並木道を撮影してみました。
8K撮影の熱問題について『カット割り』なら問題ないかと
- 5〜10秒の8K撮影
- 数分歩く
- 撮影の繰り返し
です。
いわゆる『カット割り』撮影です。
熱警告はよく表示されました。
時折、熱警告が出て10分ほど撮影できなくもなりましたが、私の目的とする使用用途なら問題なく使える印象です。
【動画作例③】人物撮影
こちらは人物撮影になります(^_^;)
屋外で10分以上の連続撮影に使うのはかなり厳しい
そのため5~10分以上を連続撮影は少し厳しい印象です。
仕事としての撮影現場で半日~丸1日、8K映像を続ける場合は撮影の合間にしっかり『EOS R5』を冷却する時間も必要になります。
そのためプロの撮影現場で使う場合は、『EOS R5』を2台体制で運用するなどの準備は必要かと思います。
クライアントのいる現場で8K映像の映像作品を作るのは、1台体勢で望むのはかなり厳しい。
屋外でもどれだけ使えるのか、何度も実験を繰り返して自分なりの基準を作っておくことが大切。
写真撮影なら熱問題は気にしなくてよし!
熱問題が問題となるのは、8K,4Kなど高画質での動画撮影時です。
写真撮影であれば、炎天下の中でも全く問題ないかと思います。
プロカメラマンのイルコさんも実際に使ってレビューしておりますが、私も全く同じだと思います。
記録メディアについて
発売元 | ProGrade Digital |
---|---|
価格 | 39999円 |
最大読込速読 | 1600MB/秒 |
最大書込速度 | 1400MB/秒 |
最大継続書込速度 | 1300MB/秒 |
8K映像を記録するためのメディアは、通常のSDカードでは厳しいです。
現状は、『ProGrade Digital CFexpress Type B COBALT カード』一択かと。
動画撮影時のメモリーカードの書き込み/読み出し速度は、
- 8K:CFexpressカード1.0
- 4K(ALL-I):CFexpressカード1.0またはSDメモリーカード、ビデオスピードクラス60以上
- フルHD・HD(ALL-I):SDメモリーカードUHS-I、UHSスピードクラス3以上
の大容量カードをご使用ください。カードの書き込み速度が遅いと、カメラの内蔵メモリーを消費してしまうため、自動的に動画撮影が終了することがあります。
引用:キャノン公式サイト
【動画作例】EOS R5+ジンバル運用の場合
『Ronin-S』に搭載してあちこちで撮影してみました。
通常のミラーレスに比べると、カメラが少し大きめですのでバランス調整をしっかり行わないと、変なブレが発生することがありますね。
8K動く実物大ガンダム
横浜にある動く実物大のガンダムになります。
【世界遺産】白川郷合掌造り集落の散策
世界遺産で有名な白川郷合掌造り集落をRonin-Sとの組み合わせで撮影したものになります。
【日本の原風景8K】『大王わさび農場』の散策
8K映像の動画編集についての感想
- 価格:¥378,100円 (税込)
- プロセッサ:第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ
- メモリ:32GB グラフィックス:AMD Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6メモリ搭載)
- ストレージ:1TB SSD(標準)
- 動画編集ソフト:Final Cut Pro X
私は、先ほど紹介した2本の動画は『MacBook Pro16インチ』で行いました。
パソコンのスペックは上記の通りです。
2分程度のショートムービーですが、編集そのものはサクサク行うことができました。
これはうれしい誤算でした!
正直、かなりパソコン処理が重くなると覚悟してました。
2分弱の動画で11Gバイトのデータ容量
書き出した映像データは2分弱のデータですが、11Gになりました。
こちらは『Apple Proresプロキシ』で書き出しました。
通常の『Apple Prores』では。30Gほどのデータになります。
『8K RAW動画』で編集する場合はどうなるかわかりませんが、いつか撮影する機会があれば試してみますね。
【ジンバル運用】EOS R5+Ronin-S
Eos R5を『Ronin-S』に搭載して撮影してみました。
ミラーレスカメラの中でも、大きめなカメラになりますので、パワーのある『Ronin-S』がおすすめですね。
ジンバルありの動画作例
- カメラ:Eos R5
- レンズ:RF24-70
- ジンバル:Ronin-S
- 撮影時間:1時間
【写真作例①】EOS R5+RF24-70
標準ズームレンズ『RF24-70mm』の写真作例になります。
最も汎用性が高いレンズであり、現在のキヤノン最高峰のレンズです。
画質はブログにアップする段階で大幅に削ってますので、ご了承ください。
【写真作例②】EOS R5+RF70-200
コンパクトなズームレンズであるRF70-200mmで撮影してみました。
(お値段は全くコンパクトではありませんが・・・)
メタセコイア並木道|200mm
どこまでも続くメタセコイア並木道を望遠圧縮効果を使って撮影してみました。
猫を撮影
【写真作例③】NDと組み合わせてスローシャッター
『PolarPro』のNDフィルターを装着して撮影してみました。
実際の作例はこちらになります。
①NDなし
②ND8
③ND64
④ND1000
『EOS R5』+『PolarPro SUMMIT』のNDフィルターで撮影してみました。
いろいろと撮影を試してみると面白いですね。