どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回は、SONYから2019年4月に発売した新型の高性能・小型カメラ『SONY RX0 II』を購入しましたので、
- 使用レビュー
- 初期設定
などを紹介していきます。
前回の記事で、メリットを紹介しまくりましたので、ここでは実際に使ってみて気になった点を中心を紹介していきます。
『SONY RX0Ⅱ』の特徴や魅力に関しては、別記事にて紹介しております。
この記事の目次
SONY サイバーショットRX0 IIとは?
発売日 | 2019年4月12日 |
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製品名 | サイバーショットRX0 II |
価格 | 84,880円(税別) |
重量 | 132g |
センサー | 1インチセンサー |
動画 | 4K30fps |
有効画素数 | 1530万画素 |
画角 | 広角24mm |
連続撮影時間 | 45分 |
連射 | 最高約16コマ/秒 |
手ブレ補正 | 電子手ブレ補正:GoPro7並み 専用アプリMovie Edit add-onで更に補正可能 |
セルフタイマー | 2・4・10秒と設定可能 |
特徴 | 10mの防水性能:洗えるコンデジ |
撮影距離 | 最短焦点距離20㎝~ |
モニター | バリアングルモニターで自撮り可能 1.5型(4:3) |
どんな人におすすめ? |
|
公式サイト | https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX0M2 |
購入の動機と特徴
最近になってちょうど「YouTube」の動画投稿を始めたのですが、(今まではドローンの空撮動画をアップしてたくらい)自撮りやいろんなロケーション用にコンパクトでそこそこ高性能なカメラがないか探しておりました。
そこでちょうど発売したのが、『SONY RX0Ⅱ』です。
- 24mmのクセのない画角(GoProは魚眼レンズで癖あり)
- 1インチセンサーで夜にも強い
- 電子手ぶれ補正も優秀で単体で活躍
- 4K30fpsで撮影
- Log撮影可能
- バリアングル液晶で自撮りもできる
個人的には電子手ぶれ補正とバリアングルモニターが特にグッと刺さりまして、購入しました。
これ、ガジェットやカメラ好きほどピンとくるユーザー目線の小型カメラに仕上がってると思いますよ。
GoPro7やOSMOポケットも自撮り用やYouTubeにいいと思ったのですが、なかなか手が出ず、この「RX0Ⅱ」に関しては、発表があった瞬間に絶対これは買い!とビビっときてしまったのです。
【作例】撮影した写真たち
上記の写真は実際に『SONY RX0 II』で撮影した写真です。
【作例】撮影した動画たち
実際に『SONY RX0 II』を使って撮影した動画になります。
手持ちで歩きながら撮影し、固定はキャノンのEOS M100を使っております。
では、次に実際に使ってみたメリット・デメリットをずらっと紹介します。
子猫を撮影
室内で撮影するには非常におすすめです。
コンパクトで場所もとらないし、カメラとしての威圧感もないので使いやすいです。
【メリット①】ポケットに収まるサイズ感が気楽
やはりまずはこれですね。
サイズ感は「GoPro」と同じサイズ感は一番の魅力といえるでしょう。
胸ポケットやズボンポケットの中に忍ばせておいて、撮影したいときに撮影できる。
しかも4K映像で撮影できるのは、たまらない魅力です。
【メリット②】バリアングルモニターで画角をいつでも確認できる
これまた多くのガジェット好きを虜にした魅力のひとつです。
近年高まる「ユーチューバー向けの撮影機材」ですが、2019年になりSonyさんもいよいよユーザーニーズに応えた機材に進化してくれていることを実感させてくれます。
【デメリット①】写真と動画の切り替えがめんどい
実際に使ってみて感じたデメリットのひとつがこれです。
写真撮影と動画撮影の切り替えが少し面倒です。
- メニュー画面
- 撮影モードの切り替え
このモニター操作が本当にめんどくさいです。
『SONY RX0 II』の最大の魅力はいつでもどこでも気軽に使えることなのにも関わらず、動画モードと静止画モードの切り替えは、ボタン一つで行えるようにしてほしい!
【デメリット②】シューティングトリガーは必須
製品名 | シューティンググリップ VCT-SGR1 |
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発売元 | Sony |
価格 | 9464円 |
用途 | ミニ三脚・撮影補助 |
Amazon評価 |
先のデメリット①写真と動画の切り替えの煩わしさを解消してくれるのが、シューティンググリップです。
これ別売りで1万円弱で売ってますが、これはマストアイテムだと感じました。
実は、実際に商品が届く前にSonyストアで触ってきたのですが、
- 動画と写真の切り替え
- ズームイン・ズームアウト
の機能がハンドルひとつでできるため、とても便利です。
私自身、すでに注文しているのですが、『SONY RX0 II』とは同時に届かなかったため(楽天の野郎が!笑)、この時点では単体で使ってみたところ、これは絶対に必要だと感じました。
とはいえ、『SONY RX0 II』単体をポケットに突っ込んで、気軽に撮影したい場合もあります。
そんなときのためにも、動画・静止画の切り替えはもっと気軽にしたいとしみじみ感じました。
【デメリット③】Log撮影への切り替えとマニュアル設定が面倒
『SONY RX0 II』といえば「Log撮影」に食いついた方も多いと思います。
私もその一人です。
しかし、「Sonyα7Ⅱ」の時もそうでしたが、マジで「Log設定」にするのが面倒です。
というか初見だとまずたどり着けない!
しかも、カメラ設定はマニュアルにしなければならないのです。
そしてマニュアル設定の場合、いちいちシャッタースピードやらF値やらの設定が面倒!
カメラ自体がコンパクトに設計してあるため、ちまちま理想の設定にすることがほんと大変です。
これは慣れればサクサク操作できるようになるかもしれませんが、個人的にはもっと気軽に誰でも動画撮影を楽しめること、映像表現を楽しめるようにしてほしいと思った次第です。
【デメリット④】モニター小さすぎて、どんな写真撮影できたかわからん問題
あとカメラ-モニターが小さすぎるので、正直どんな感じの写真が撮影できたか正直わかりにくいです。
あとでパソコンで見て、ようやく自分の写真をちゃんと確認できる感じです。
これ何が言いたいかというと、写真撮影であまり使わない感じになっていくと思います。
というのも、ガジェット大好き人間でカメラスペックなどにこだわる人は、大体旅『SONY RX0 II』も持っていくと思いますが、同時にいいカメラも欠かさずに持っていくと思います。
そんな時、どんな写真が撮影できたかわからないなら、少し手間でもカバンからフルサイズ機やAPS機などのカメラを取り出して、確実に自分の理想の1枚を撮影すると思います。
逆にカメラの画質にそんなにこだわりがない人であれば、「1インチセンサー」がどうだのこうだのにはこだわりがありませんよね。
つまり「iPhone」などのスマホで撮影した方が、どんな写真が撮影できたか画面から一目でわかりますし、スマホの方がその場でSNSに投稿できるので、間違いなく気軽です。
よって、写真撮影機能はそんなに使われなくなるんじゃないかなというのが私の感想です。
といっても、今回いろいろ写真撮影してまわりましたが、やっぱり綺麗な写真を撮影できるんですよね。
【デメリット⑤】手ブレ補正が想像以上にひどい
一番がっかりしたのは、手ブレ補正です。
先にも紹介した動画を見ていただければわかりますが、ガクガクに手ブレしてます。
マジでこれはなんとかしてほしいです。
SONY サイバーショットRX0 IIとは?
というわけで、実際に使ってみて少し使いづらいと思ったことを中心に語ってみました。
実際には多くの方が「YouTube用の動画機材」として導入する方がほとんどだと思います。
動画撮影じたいは問題なく使うことができますので、実際にはそこまでデメリットを感じないと思います。
でもまあ「Log撮影」の設定はやはりめんどくさいと思いますね。
ただ現状、GoPro HERO7やオズモポケットなどとも比較して、価格は少し高いもののそれに見合う価値は十分にあるのかなと思います。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。