航空法・飛行許可申請

【道路交通法】公道上をドローン飛行する時は警察の許可は必要なのか?

【道路交通法】公道上をドローンで飛行する時は警察の許可は必要!?【空撮事例】

空撮事案のご紹介

吉武編集長
吉武編集長

どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。

今回は、ご依頼いただいた空撮事例の中で非常に面白い案件があったので、ご紹介をいたします。

会社の屋上にある太陽光パネルを含めた空撮写真を撮影して欲しい。

【道路交通法】公道上をドローンで飛行する時は警察の許可は必要!?【空撮事例】

ホームページのトップ画面に使用するため、会社の建物屋上にある太陽光パネルを含めた写真が欲しいということで、お仕事の依頼を受けました。

簡単に概要をまとめると

  • 愛知県東海市某建築会社
  • 「人口密集地域:DID地域」ではない。
  • 空撮パイロットの国交省からの許認可
  • 東海3県(愛知三重岐阜)で人または物件から30m以上の距離が確保できない場合も飛行可能。
吉武編集長
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ドローンを飛ばす場所や運用については以下の記事を参考にしてくださいね。

初心者ドローンオーナーの悩み|どこで飛ばしていいかわからない! ・法規制外200g以下のドローンなら近場の公園で人気のない時間帯でもなんとかなった。 ・phantom4を買ったんだけど、どこで飛ばしていいかわからない。 ・いろいろサイトや本を見たけど、結局どこでドローンを飛ばしていいかわからない。 特に初心者ドローンオーナーの方でこんなお悩みの方はいませんか? まさに私がそうでした。 で調べてみるとでてくるよく出てくるこの条件! 飛行禁止区域 1 空港周辺の上空(空港から10km以上離れる必要があります。) ➡︎空港周辺なんか飛ばさん! 2 人口集中地(DIDで調べればわかる) ➡︎これは調べたらわかる。駅周辺とかちょっと都会に入ればDIDだけど、ここの外を見つけるのは簡単! 3 150m以上の高さ ➡︎そんな高さ飛ばすわけないだろ! でさらに次の条件 飛行禁止区域外でも申請が必要な条件 1 夜間飛行は禁止:原則ドローンの飛行は日の出から日没までです。 ➡︎夜なんぞ飛ばさん! 2 人や物から30mの距離をとること:撮影対象でないものからは一定の距離を保つ必要があります。 ➡︎そんな人の近くでもやらん! 3 イベント上空の飛行:祭りやイベントの際は原則禁止されており、主催者の許可などが必要になる。 ➡︎飛ばすか! 4 目視外の飛行:自分で直接確認できない位置での飛行は許可が必要になる。 ➡︎まだそのレベルではない!私はただ落ち着いて飛ばせる場所が知りたいのです。 5 危険物の輸送:禁止されています。 ➡︎論外1 6 物の落下:ドローンからものを落下させたい場合は許可が必要 ➡︎論外2 で、結局どこで飛ばせるの??(ボーゼン) それならばと広めの公園で都心部から離れればよいかと思って調べてみると、 ほとんどの県営・国立の公園は「ドローン飛行禁止」の条例が・・・ ならば「市営の公園」はどうだと私は愛知県の市営の大きめな公園にかたっぱしから電話をして聞いても 「いや〜原則禁止です。」 の一言で返されてしまいます。 それはいきなり電話かけてきて 「ドローン飛ばしてもいいですか?」 なんて聞かれて、電話越しだけでどんな相手かもよくわからない相手でどんな条件で飛ばすのかも抽象的にしか伝わってこない感じでは市役所の人も 「いや〜、ドローン飛ばしていいですよ〜!」 なんて気持ちこよく返してくれるわけもないです。 ならば、国土交通省にドローンの「飛行許可申請」を出して認可をもらってから飛ばそう! と思っても、申請許可を出すのに必要な条件があって、 『ドローンの操縦時間10時間以上』 ・・・ 「いやいや、そもそも練習する場所ないんじゃ!ボケ!」 と思って血管が切れそうになった方はいませんか? 私がそうでした。 まあ落ち着いて考えてみます。 いろいろ突き詰めるとドローンを飛ばせる場所と条件はこんな感じ ・空港など重要施設から10km以上離れる ・地上から150m以下の空域 ・人の私有地:所有者の許可が必要になります。 ・ドローンで物を輸送したり、落としたりしないこと ・屋内:屋内であれば人口集中地でも航空法の規制対象外になります。 ・ドローン飛行場:有料ですが存分に飛ばせます。 ・プライバシーの侵害しない場所:人の顔や車のナンバーが映るような場所は避けた方が懸命です。 関連記事:結局ドローンってどこで飛ばせるの?初心者が誤解しがちな航空法と飛行場所を徹底解説!【2016年版】 に集約されます。 で、いろいろ考えた結果、具体的な場所として ・山の中 ・海岸沿い ・河川敷 の3つに行き着きました。 しかし、人によっては海や山などまで行くのにかなり時間がかかってしまう方がいると思います。 近場でやっぱりある程度の場所と条件を兼ね備えたところを見つけたいもの。 でもすでにphantomを購入した方で今後飛行申請を取って、本格的に空撮などを楽しみたいという方は早くドローンの実践操縦時間である10時間をクリアして国土交通省の飛行許可申請をもらいたいたいところ。 で残されたのは『河川敷』。 で私はとある方法を使って理想の練習場所を手に入れました。 今回はこの『河川敷』を見つけるのに効率のよい方法をご紹介します。 Googleマップ|ストリートビューを使う。 すでに使っている方もいると思いますが、Googleから出ている超便利なマップサービスです。(無料) こんな感じの画面です。 使ってない方はすぐに登録しましょう。 それで早速、自宅近くの地元のちょっと大きな川を探します。 私の場合は逢妻川と境川でした。 アップします。 そこでストリートビューを使っていきます。 まずはGoogleマップ右下にいる人形をクリックしてつまむと こんな感じで青色の線が出てきます。 そして人形をこの青線に落とすと、 なんと実際の地図が表示されてしまいます。 そしてこの地図なんと歩けてしまうのです。 phantom4の「タップフライ」のごとく、道の前をタップするとどんどん専心することができます。 そうして川沿いを歩いて行くと こんな感じで探して行くと じゃーん! あっという間にめぼしい河川敷が見つかってしまいました。 その後、「SORAPASS」でその地域が人口密集地域でないか調べ、大丈夫であれば実際に現場まで見に行ってください。 SORAPASSの使い方はこちらをご覧ください。 日本初のドローン専用地図サービス『SORAPASS』|実際に使ってみた! そうして見つけた私の聖域がこちら! とてもいいドローンの練習場所を発見してしまいました。 私はこの場所を見つけた感動で腹が痛くなってしまい、せっかくphantom4の初フライトにもかかわらず、途中でコンビニまで駆け込んでしまいました(実話です(⌒-⌒; )) 今回、この記事を書くにあたって他にもめぼしい場所を探してみましたが、10分ほどで「ドローンを飛ばせそうな河川敷」をいくつか発見しました。 まあGoogleマップ上では現在と多少姿が変わっていたりしますが、実際に行ってみると、Googleマップで発見した以外の場所でさらにいい場所が見つかったりします。 結論 ・Googleマップのストリートビュー使って近くの「河川敷」を探してみてください。 ・念のため『SORAPASS』で人口密集地域になってないか確認してください。 の2言で解決しました。 航空法など法律関係について細かく説明した記事もありますので、よかったらこちらも参考にしてください。 関連記事:結局ドローンってどこで飛ばせるの?初心者が誤解しがちな航空法と飛行場所を徹底解説!【2016年版】
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空撮する時、公道をドローンで通過する必要がある。

ただちょっと特殊なケースで、

こちらの都合で撮影日が土日しか行くことができず、土日では会社全体が「セコム」により中に入ることができないということ。

そのため、ドローンを一つ道路を挟んだ会社の駐車場から飛ばすことになりました。

公道は警察の管理下に置かれるので、事前に警察に許可を取ることにしました。

その前に国土交通省の許認可の是非について確認しておきます。

許認可の是非|国土交通省

空撮パイロットは、愛知三重岐阜の東海三県で

  • 『人または物件から30m以上の距離が確保できない飛行』
  • 『人または家屋の密集している地域の上空』

などの条件でも飛行可能な許可を国土交通省から得ております。

空撮場所は、特に「人口密集地域:DID地域」ではありませんし、周囲に第三者のいる環境でドローンを飛ばすつもりはありませんが、最低限これくらいの承認は得ておいたほうがいいかなという印象です。

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許認可の是非|公道上をドローンで飛行する時に警察からの許認可は必要か?

【道路交通法】公道上をドローンで飛行する時は警察の許可は必要!?【空撮事例】

今回空撮事例を紹介したいと思った最大のポイントなのですが、

ドローンの離発着ポイント「私有地」から空撮ポイントの「私有地」まで行くのに、非常に小さい道ですが、一瞬「公道」の上空をドローンで通過することになります。

そのため、その道路を管理するのは地域の「東海警察署」から道路上を通過するために許可が必要だと判断しました。

警察に公道上をドローンで飛行する時の許認可が必要か実際に聞いてみた。

電話した結論

「公道上をドローンが通過することに許可は必要ないですよ〜!」

とのご回答。ついでに

「国交省の許認可は得ているんですよね?でしたらドローンを飛ばす日時と場所教えてもらえれば、近くの交番などに通知しておきますので、もし通報があった場合はそのように対応しますよ〜!」

これは意外な回答でした。

どうも現在の東海市の地域交通課では、ドローンは飛行機やヘリコプターと同じ扱いで、飛行機などがいちいち飛んでいる真下の警察署の許可を得る必要があるのかということと同じ理屈らしいので、特に許可は必要ないという見解だそうです。

個人的な見解ですが、ドローンの離発着のポイントが「公道」であれば、警察から事前の許可が必要であるというのが現在の解釈です。

実際に弁護士先生が書いたドローンビジネスと法規制という書籍において、

道路の上空での、ドローンなどの飛行は原則として道路使用許可が不要である。

と記載されております。

ただし、「一般交通に著しい影響を及ぼすような使用」の場合はもちろんドローンの使用について確認すべきと思います。

道路を管理しているのは、そこを管理する警察になりますので、道路上をドローンで通過することに許可が必要な地域もあると思っています。

現状、ほとんどの地域ではそこまで細かい法整備はされてない部分がほとんどだと思われますので、現状『グレー』と言ったところでしょうが、もし道路上を飛ばす必要があれば、事前にその地域の警察に確認すべきです。

念のためにやっておくべきこと

私自身紙ベースで事前の非常計画を警察に提出しようと思っておりましたが、完全に口頭のみで完結してしまいましたので、

電話した日時・時間と電話対応した担当者のお名前だけ控えておきました。

後で言った言わないというトラブルもなきにしもあらずなので( ^ω^ )

他にも警察に連絡する意味|通報されたら負け!

まあ道路上をドローンで飛行しなくても、近隣住民がドローンを見たときに通報する可能性はあります。

どれだけドローンを飛ばす側が法律を遵守していてもルールを守っていても、ほとんどの方はドローンのことについて詳しいことを知らない人であり、なんなら危険なものという認識さえあります。

その時に事前に警察にこの日この時間、こういう目的でドローンを飛ばすということを知ってもらうことで、通報の段階で警察からも無用の誤解を避けることができます。

私自身元々消防職員でしたので、たとえば「田畑の野焼き」などをする場合は「煙火届け」なんか一定の書類を出してもらうことで、近隣住民から通報があった際は、その旨を伝えた上で現場に出動していました。

消防の場合は、万が一でも別の火災や現場という可能性も考えられるので、通報が入った以上は必ず現場に行くことになります。

ドローンの業務は空撮だけじゃない。関係機関との調整力も必要と実感

まあドローンの場合は現状そんな義務はないのですが、業務で行う場合や場所などを鑑みて必要であればこれぐらいしておくべきかなというのが個人的な見解です。

まあ今回のようなケースは稀なので、初めは考えうる限り事前に起こりそうなトラブルを避けようというアクションを事前に行っただけで、これから様々な事例を重ねていく中でどんどん私自身どこからどこまでが白か黒か肌感覚でわかってくると思いますので、それまでは慎重に関係機関に連絡をとっていこうと考えております。

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吉武 穂高
DRONE WALKER 編集長 1984年生まれ。愛知県出身。静岡大学工学部卒業。 地元愛知県で消防職員として勤務し、30歳で独立。 「楽しいまちづくり」をモットーに防災事業・ドローン操縦士・カメラマン・ホームページ製作・ブロガー・作家として幅広い分野で活躍中。