航空法・飛行許可申請 PR

国土交通省の許可申請にも役立つ!飛行マニュアル作成とドローンの安全管理について

国土交通省の許可申請にも役立つ!飛行マニュアル作成とドローンの安全管理について
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今回はドローンの飛行許可申請を取得する上で、必要な「飛行マニュアル」を国土交通省が提示しているマニュアル作成例を元に解説していきます。

「安全管理」はドローンを飛行させる上でとても大切になりますので、しっかり確認していきましょう。

ここに記載されいているマニュアルは夜間飛行や目視外に対して「ドローンを飛ばさない前提」で記載しております。

もし、夜間飛行など特別な条件で飛行させたい場合は別途マニュアルを作る必要がありますのでご注意ください。

私もドローンを飛行させ、必要だと感じた事項があればそれに応じてここにどんどん追記していく予定です。

ここに掲載されているマニュアルが欲しい場合は、国土交通省のホームページでダウンロードしましょう。

安全を確認するために必要な体制

1:無人航空機を飛行させる際の基本的な体制

・場所の確保・周辺状況を十分に確認し、第三者の上空では行わない。

➡︎第三者や公共物・建築物からは30m以上離すことが基本になります。

・風速5m/s以上の状態では飛行させない。

➡︎どれだけ安定性の高いドローンであっても思った以上に風の影響を受けます。
また地上と上空では風の流れが異なりますので、決めた風速以上ではドローンの飛行は避けましょう。

・雨の場合や雨になりそうな場合は飛行させない。

➡︎ドローンはGPSや電子コンパスを持つ精密機械です。

想像以上に高性能な機械で構成されておりますので水などにはとても弱いです。

雨天の場合はドローンの飛行は避けましょう。

もしかしたら雨に強いドローンが販売されるかもしれません。

・ヘリコプターなどの離発着が行われ、航空中の航空機に衝突する可能性があるような場所では飛行させない。

➡︎有人航空機と無人航空機では違う領空域があります。

有人飛行は250m以上、無人航空機では150m未満

また空港施設からは半径10km圏内はドローンのフライトは禁止になっています。

・第三者の往来が多い場所や学校、病院等の不特定多数の人が集まる場所の上空やその付近は飛行させない。

➡︎当然ですね。

・高速道路、交通量が多い一般道、鉄道の上空やその付近では飛行させない。

➡︎特に公共設備などでは特別な撮影を実施する場合や許可を取らない限り飛行は禁止になります。
万が一鉄道の沿線上にドローンを落下させてしまい、運転がストップになってしまえば、自賠責保険ではかばいきれない膨大な損害を出してしまいます。

・高圧線、変電所、電波塔及び無線施設等の施設付近では飛行させない。

➡︎こちらも上記と同様。もし、高圧電線などにドローンが接触してしまえば、設備の損害、また停電を招いてしまえば、膨大な損害が出てしまいます。

ドローンを飛ばすようになって気づきましたが、電線は思っている以上にあちこちに張り巡らされております。

また目視しづらいものもありますので、飛行させるルートに電線がないか事前にロケハンを行っておきましょう。

・飛行させる際には、2名以上の監視員を配置し、相互に安全確認を行う体制をとる。
・監視員は、飛行範囲に第三者が立ち入らないよう注意喚起を行う。
・監視員は、飛行経路全体を見渡せる位置において、無人航空機の飛行状況及び周囲の気象状況の変化などを常に監視し、操縦者が安全に飛行させることができるよう必要な助言を行う。

➡︎飛行許可申請を行い、ドローンをフライトさせる場合でも、操縦者だけではどうしても安全管理の観点上厳しい部分もあります。ドローンを飛行させる上では、安全監視員の存在を立てた方がいいです。
よく、道路工事の現場でクレーンなどを操作している人の近くに、交通整理している人がいますよね。
あんなイメージです。

・飛行場所付近の人又は物件への影響をあらかじめ現地で確認・評価し、補助員の増員、事前周知、物件管理者等との調整を行う。
・人又は物件との距離が30m以上確保できる離発着場所及び周辺の第三者の立ち入りを制限できる範囲で飛行経路を選定する。

➡︎ドローンを飛行させる前に事前に飛行の妨げになるものがないかロケハンを行い、担当者ともしっかり事前の打ち合わせを行い、必要に応じて安全管理員などを調整しましょう。

・飛行場所に第三者の立ち入りなどが生じた場合には速やかに飛行を中止する。

➡︎このような事態にならないために安全監視員が必要なのかもしれませんね。

・人又は家屋が密集している地域の上空では夜間飛行は行わない。
・人又は家屋が密集している地域の上空では目視外飛行は行わない。
・夜間の目視外飛行は行わない。

➡︎こちらも明記しておきましょう。

2:人又は家屋の密集している地域の上空で飛行させる際の体制

・ケーブルを装着し、係留して飛行させるとともに、飛行範囲内に第三者が入らないように、監視員を配置する。
・無人航空機の飛行について、監視員が周囲に周知を行う。

3: 夜間飛行の際の体制

・夜間飛行においては、目視外飛行は実施せず、機体のランプが容易に認識できる範囲内での飛行に限定する。
・飛行高度と同じ距離の半径の範囲内に第三者が存在しない状況でのみ飛行を実施する。
・操縦者は夜間飛行の訓練を修了した者に限る。
・監視者についても、操縦に関する訓練を修了した者に限る。
・夜間の離発着場所において車のヘッドライトや撮影用照明機材等で機体離発着場所に十分な照明を確保する。

➡︎夜間飛行で許可申請を行う場合は、特別な訓練計画を立て、必要な機材も備えておくべきです

4 目視外飛行の際の体制

・飛行の前には、飛行ルート下に第三者がいないことを確認し、双眼鏡等を有する監視者のもと、FPVにより空撮業務を実施する。
・操縦者は、目視外飛行の訓練を修了した者に限る。
・監視者についても、操縦に関する訓練を修了した者に限る。

➡︎目視外の飛行に関しても同様に訓練をした上で、実際に飛行させる場合は必要な人員の配置や事前のロケハンなどが大切になります。

ABOUT ME
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吉武 穂高
GADGET WALKER 編集長 1984年生まれ。愛知県出身。静岡大学工学部卒業。 地元愛知県で消防職員として勤務し、30歳で起業。 ドローン操縦士・カメラマン・ブロガー・YouTuberなど 幅広い分野で活躍中。
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