ドローンは2015年12月に制定された航空改正法により、規制を受けています。
この記事の目次
そもそもドローンで飛行許可承認が必要な場合とは?
以下の場合は国土交通法の飛行許可が必要になります。
- DID(人口集中)地域での飛行
- 空港から半径10km以内のエリア
- 150m以上の飛行エリア
- 重量200g以上のドローンを飛ばすとき
になります。
今回は
自宅の私有地でのドローン飛行とDID地域に関して説明します。
その他の項目に関しては以下の記事を参照にしてください。
参照:結局ドローンってどこで飛ばせるの?初心者が誤解しがちな航空法と飛行場所を徹底解説!【2016年版】
「人口密集地域:DID地域」とは
人口集中地域とは、日本の国税調査により設定されている統計上の地区になります。
英語で「Densely Inhabited District」と呼ばれ
通称「DID地域」と言われております。
市区町村の区域内で人口密度が4,000人/km²以上の基本単位区(平成2年(1990年)以前は調査区)が互いに隣接して人口が5,000人以上となる地区に設定される。ただし、空港、港湾、工業地帯、公園など都市的傾向の強い基本単位区は人口密度が低くても人口集中地区に含まれる。都市的地域と農村的地域の区分けや、狭義の都市としての市街地の規模を示す指標として使用される。(引用:Wikipediaより)
自宅の私有地が「人口密集地域:DID地域」の場合ドローンって自由に飛ばせるの?|飛行承認が必要になります。
もしあなたのお住まいの住居がこの人口集中地域であれば、たとえ、趣味や練習程度にドローンを飛ばす場合であっても、国土交通省に飛行許可申請をする必要があります。
先に説明した法律上の観点からも当てはまりますし、またドローンというものは風の影響を受けやすいため、意図せずとも自分の私有地外にでてしまう危険性があります。
規制外200g以下なら法律上は大丈夫!|しかし・・・
重量200g以下のドローンは現在の法律上特に規制はされておりません。
(ホビードローンとしておもちゃ扱いになってます。)
しかし、人口集中地の私有地で飛行させることはあまりおすすめはできません。
それは200g以下のドローンはとても軽く、とても風の影響を受けやすいためです。
そのため、簡単に私有地外にでてしまう恐れがありますし、また人口集中地区であれば、すぐに道路に面している場合や人の通行が通常の地区と比較して多いからです。
たとえ、航空法など規制の対象外であっても、万が一道路上に飛んで行ってしまったり、人にぶつける可能性がある場合は避けた方が懸命と言えるでしょう。
特に今このページを見ている方はドローンに関して初心者の場合がほとんどだと思いますので、技術が未熟なうちは避けるべきです。
ではどうDID(人口集中地域)を調べたらいいの??
では実際にあなたがお住まいの場所が人口集中地域に当たるか調べる方法をご紹介します。
一番無難なのが、「総務省統計局」のホームページに記載されているjstatで調べる方法です。
総務省統計局のホームページ:http://www.stat.go.jp/data/chiri/1-3.htm
この画面がでてきますので、ここをクリックしましょう。
小さいですが、『jSTAT MAP』をクリックすると次のページに飛びます。
とこのようなページに移りますのでお住まいの地域を入力してください。
もしかしたら、登録画面などに移るかもしれませんが、『お試し版』で大丈夫です。
お住まいの地区をしていてもらえれば地図が出てきます。
画面、右上の窓にある『人口集中地(H22)』をクリックしてもらえれば、場所によって赤い編みかけが表示されますので、そこがDID(人口集中)地域になります。
もしお住まいの場所がこの赤い人口集中地域であれば、ドローンを飛行させるのに、国土交通省の飛行許可が必要になります。
デメリット|重すぎるし、正直めんどう!
この総務省のサービスを使用して人口集中地区を調べるのが一番確実で安全ですが、正直このページ入ってもらえればわかるんですが、とても重いうえ、今回ご紹介したようにこのページにたどり着くまでいくつもクリックをしなければいけませんので、とても手間になります。
『SORAPASS』か『DJI』のドローン専用飛行場所共有サービスの方が便利
前回もご紹介させていただきましたが、DID地域を調べるには、『SORAPASS』か『DJI』のホームページから見てもらえる方がずっと軽くて気軽に調べることができますのでそちらをお勧めします。
DJI社より出ているドローン飛行情報サービス
SORAPASSについて詳しい使い方や登録方法は別記事で紹介してますので、よかったらそちらをご覧ください。
まとめ|自宅の室内なら人口集中地域でも飛行はオッケー!
いかがでしたでしょうか?
たとえ自分の自宅に庭でもドローンをフライトさせるためには、注意が必要になります。
また室内であれば、人口集中地域でも規制の対象外になりますので、ドローン初心者の方はまず小型のホビードローンを自宅で練習するという方法が一番ベストだと思います。
値段も1万円前後で十分なドローンが購入できますので、よかったらそちらから始めてみてください。
京商EGG トイドローン製のドローンが自宅での練習やちょっとした屋外の練習に向いています。
値段も4000〜10000円ととてもお値打ちです。
ドローンの飛行承認に掛る記事はこちらもおすすめ。
https://drone-aerial-corps.com/2016/07/04/hikoukyokashinnsei/