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そもそもドローンって何?|ホビーから商業まで注目を集める空のラジコン
ドローン(DORNE)とはもともと「雄バチ」を意味する単語です。
多くの方が「ドローン」といえば、4つの回転羽がついた空を飛ぶラジコンをイメージすると思います。
それもドローンの一種になりますが、広く「無人航空機」になります。
社会的な注目を集めるようになった技術は定義が曖昧になる傾向があり、ソーシャルメディアしかり人工知能しかり。
注目が集まることで技術開発のバラエティが広がったり、あるいは流行に乗り遅れまいと、似た技術を同じ名前で呼ぶ人が増えたりすることで、少しずつ領域が拡大し、曖昧になっていいきます。
「無人飛行機」のイメージが強いですが、他にも地上を走ったり、水上や水中を走ったりするドローンもあります。
現在の状況を見ると、「ドローン」という新しいジャンルが確立しつつあるように思えます。
ドローンの特徴
特徴①|操作が簡単
従来のラジコンヘリコプターと比較して格段に操縦しやすくなりました。
複数の回転羽を使うことにより、操作性がアップしています。
ちなみにこれまでのラジコンヘリもドローンに入ります。
特徴②|鳥の目線を体験できる。
ドローンの最大の特徴は何と言っても「バードビュー・ウォッチング」
カメラとタブレット端末などリンクさせることで、まるで「空を飛んでいるかのような視点」で映像を撮影することができます。
これはスマホなどの普及に伴い、コストとパーツが軽量・進化したためです。
関連記事:ドローン空撮の魅力|「まさに鳥になった気分!」バードビュー・ウォッチングとは?
特徴③|安全性・飛行サポート
様々なセンサーを搭載し、高い安定性のある飛行ができ、さらにGPSが搭載されている機体ではホバリングを自動で操縦してくれます。
特にDJI社から出ているphantom4は前方障害物探知機能やリターントゥーホーム機能により、「バッテリー切れ」「プロポとドローン本体の接続が切れたら」「ボタンひとつ」で自動的に元の場所まで戻ってきてくれる機能まであります。
障害物探知機能が優れたMavicAIR
関連記事:【Phantom4】安全性能は、空撮の新しい選び方|Phantom3と比べてパワーアップした9つのポイント
なぜ最近になってドローンが流行するようになったのか?
近年になって無人飛行機は活発に研究が進められています。
それはスマートフォンの普及が関係しています。
スマートフォンがこれだけ世間に流通することによって、その技術がそのままドローンに応用、転換されるようになりました。
ドローンがこれだけ「安価」に買えるようになったのもスマホの流通が関連しています。
そのため、ドローンは別名「空飛ぶスマートフォン」と呼ばれているのです。
ドローンの活躍できる場所や仕事は??
ドローンには、多くの分野で活躍が期待されております。
現在今は
- 農薬散布
- 空撮
- 整備
- 点検
- 災害調査
- 測量
- 警備
- 配送
などです。
さらにドローンが注目されているのは
・既存の仕組みと入れ替わる可能性がある
・今まで人では簡単に行えなかった領域が大幅に増える
からです。
https://drone-aerial-corps.com/2018/08/08/hope/
ドローンの二つの特性
今日、ドローンの使用用途は日々進化しています。
特性1:自律的な飛行
当たり前ですが、ドローンの持つ大きな特性は、「空を飛ぶ」という能力です。
空を飛んでいるため、地上の障害物に関係なく移動することができます。
そして空中に望んだ位置に、正確に浮かすこと(ホバリング)ができます。
人間が生きているのは3次元の世界ですが、実際に自由に移動できるのは2次元方向しかありません。
空中を移動することはエレベーターや足場などを組んだり、飛行機を使ったりすることで3次元にアプローチすることができます。
つまり人間は3次元の存在でありながら「2・5次元」程度しか動きができないのです。
今まで人間は「2・5次元」の動きしかできなかったため、そこにドローンには新しい価値が出てきます。
ドローンであればそうした制約を超えて、空間を自由自在に移動したり、空間そのものを利用することが可能になります。
物資を運んだりする上で、新たな道路を作ることなく、空中そのものを道路にできるわけです。
「空を飛ぶ」はドローン活用の土台となります。
またドローンは自律的に行動ができます。それはかつてのラジコンヘリコプターと同じように複雑な動作を覚えなくても、操縦が可能ということです。
ドローンは程度の差はありますが、自律的な飛行が可能なため、誰もがその価値を享受できます。
さらに人間では飽きたり、集中力が切れてしまうような動作もドローンであれば繰り返し行うことができたり、人ではいけない場所でも行動させることができるという価値がうまれます。
特性2:情報収集
現在の技術では、せいぜい数キロ程度の荷物しか運ぶことができません。
そのため、運ベルものは限られていますが、カメラやセンサーなど、情報収集できる機会は問題なく搭載できます。
先のも述べたようにドローンは「空飛ぶスマートフォン」と呼ばれ、自由自在に空間を移動することができるため、情報収集という分野では大変な価値が生まれてくるのです。
カメラを積載し、そのまま中継することで、「バードビュー」鳥の目線で見ることができます。
さらに赤外線など特殊なカメラを使うことで、今までにないまったく新しい世界と接することが可能になります。
この特性は操縦者は遠隔地にいながら、ロボットがいる場所の周囲の人たちとコミュニケーションが取れたり、離れた場所にある店舗などで接客ができたりします。
また健康上に問題があり、外出ができない人たちにとっては家や病院にいながら学校に通ったりするといったりする例が生まれてきます。
いわゆる「テレプレゼンス・ロボット」といわれるものなんですが、ドローンはその先駆けとなってくることでしょう。
さらに人工知能やバーチャルリアリティなどその他新しい技術と組み合わさることでまだ見ぬ可能性を秘めております。
ドローンって一般人でも購入できるの?どこで購入できるの?
現在、ドローンにはライセンスはなく、誰でも簡単に購入して、飛ばすことが可能です。
今後、ドローンの免許などが必要になる可能性は大いにありますが。
おもちゃ用のドローン(トイドローン)であれば一般的なおもちゃ店やインターネット、Amazonや楽天などでも購入することができます。
法規制外200g以下のトイドローンであれば、特に許可なく飛ばすことができる。
当然ですが、飛ばす上で最低限のモラルは必要です。
Phantomなど業務用にも使えるドローンは株式会社セキドなど正規代理店など店舗もありますが、まだまだ店舗数が少ないのが現状ですので、現状インターネットなどネット販売で購入するのが一般的かと思います。
まとめ
少しでも個人の趣味的にも、新しいビジネスチャンスとしてもドローンはとても魅力的です。
少しでも興味が湧いた方は、実際の向き不向きややってみないとわからない部分もあると思いますので、まずは5000円程度のホビードローンを購入してみることをお勧めします。
始めてドローンに触るとかなり感動しますよ!!
一緒に新時代を感じましょう!
余談|くまばち
くまばち:見た目と羽音は怖いがほとんど無害。よく見るとけっこう可愛いです。
ちなみにドローンの操縦中にスズメバチに追いかけられた経験があります。