DJIドローンのバッテリーを点検する方法
ドローンのバッテリーはリポバッテリーを使用しております。
DJI製のバッテリーは非常に優れておりますが、それでもドローンの運用前に注意すべき点がいくつもあります。
今回はドローンのバッテリー点検方法を紹介するぞ!
この記事の目次
①|バッテリー残量のチェック
バッテリー残量はモニターのトップ画面上からでも確認できます。
緑色の丸がついた部分ですね。
そして写真のようにタップすると以下の画面に移ります。
②|DJIドローンのバッテリー点検項目を確認
タップすると上の画面に移動します。
簡単に項目を説明しますと
- バッテリー残量:バッテリーの残量が『mAH』で表示されます
- バッテリー容量:元々の容量が示されています。
- 電圧
- 温度:バッテリーの温度が表示されます。
- 充電回数:これまで充電した回数が表示されます。
- 低電圧警告:基本30パーセントに設定されており、それ以下になるとアラームがなるようになります。(すでにドローンを飛ばしている方は何度もアラームを聞いているはずです)
- 重度のバッテリーアラーム:こちらは基本10パーセントで設定されております。バッテリー残量が10%以下になるとモニターにリターンホーム機能が作動しようとします。
『低電圧警告』と『重度のバッテリーアラーム』は基本30%と10%で表示されておりますが、この画面から設定を変えることができます。
③|バッテリーの温度の確認15度以下になると警告
リポバッテリーの特性上、温度が低い状態ではそのパワーをフルに発揮することができません。
冬季などバッテリー温度が『15度以下』になると、モニターに警告が表れます。
そのため、寒冷地などでドローンを飛ばす予定がある場合は、『リポバッテリー用のバッグ』などや『携帯用カイロ』などを用いてバッテリーの温度を冷やしすぎないようにしておく方法もあります。
冬場のドローン対策はこちら
バッテリー温度が低い状態で急上昇や目視外飛行は避けましょう!
ドローンは起動直後が一番マシントラブルが起きやすいです。
そのため、十分にバッテリー温度が上がるまでエルロン、エレベーターなど基本の動きを確認して動作のチェックを行いましょう!
④|セルバランス(電圧のバランス)を確認する
この数字はほとんど差がなくバランスが取れていることが正しい状態です。
異常なセルバランスの状態
上の写真では4つのうち一つだけ極端に電圧の数字が下がっていることがわかると思います。
これはバッテリーのセルバランスが異常な状態になります。
このバッテリーは使用せずに一度『DJIのサポートセンター』などに問い合わせてみるとよいでしょう。
豆知識
バッテリーをフルに使い切るディープ放電をすればズレたセルバランスがぴったり一致する場合があります。
しかし理屈がわかっていない方にはあまりおすすめではありません。
⑤|充電回数を見る
モニター画面からこれまで何回充電してきたかも確認することができます。
何十回と充電を繰り返してくると自然とバッテリーそのもののパワーも弱くなってきます。
バッテリーの充電回数とそこからセルバランスの状態などもさっと確認できるようになるとよいでしょう。
【まとめ】フライト前の事前点検と準備で墜落の可能性は少しでも減らせる
先日岐阜県大垣市でドローンの墜落事故があり、話題になりました。
ドローンは空を飛ぶものである以上、必ず墜落するリスクはあります。
事前の点検やメンテナンスでリスクを少しでも回避できるのであれば、それは確実に実行すべきでしょう。
https://drone-aerial-corps.com/2017/04/24/nyuumonn/