- GODOX TT600 :クリップオンストロボ
- GODOX V1:クリップオンストロボ
- GODOX AD200:小型モノブロックストロボ
- GODOX Xproシリーズ :ワイヤレスフラッシュトリガー
どうもガジェットウォーカー編集長の吉武穂高です。
今回は、コスパに優れたストロボとして有名な『GODOX(ゴドックス)』について2020年発売しているモデルをわかりやすく紹介していきます。
これから「ストロボ」デビューしたい人におすすめだぞ!
この記事の目次
【GODOX:ゴドックス】コスパ最高のストロボ
今カメラ業界を色々な意味で騒がしている『GODOX』製品です。
昨年リリースされたニューモデルから定番モデルまでいま買うべきGODOX製品について紹介していきます。
カメラ業界の新生『GODOX』とは?
最近AmazonなどのECサイトでよく見かける『GODOX』
中国製ライティング機材の大手メーカーとして日本でも知っている方は多いのでは無いでしょうか?
従来のライティング機材よりかなり買いやすい値段と確かな性能で現在日本ではケンコープロフェショナルイメージングが正規代理店として販売しています。
他社製ストロボのOEM(委託生産)も行なっているのでもしかすると使ったことがない方でも実は『GODOX』製の商品を持っているかもしれませんね
OEMとは?
他社の製品を自社工場で製造し受注元のロゴマークを付けて販売する事
自動車やアパレル業界でも最近はOEM生産が増えてきています。
中国製のストロボって信用できるの?
中国製ストロボは安いけど性能と耐久性が、、、
なんてのは過去の話
私も現在GODOX製のストロボ5台、レシーバー2台、ソフトボックス4台を所有していて雨の中での撮影などかなりヘビーな使い方をしておりますが大体2年は壊れません。
寿命の面での個体差はあるかも知れませんが若干あるのかも知れませんが未だに初期不良もなく使用できています。
- 「とりあえずストロボを使ってみたい」
- 「雨天での撮影でストロボを使いたいけど純正は壊れたら高いし、、、」
などプロアマ問わず様々な現場で活躍できるのが『GODOX』の強みです
今買うべき‼︎2022年ベストセラーのGODOX製品
【GODOX TT600】クリップオンストロボ
製品名 | TT600 |
最大出力 | 76Ws |
垂直回転角度 | -7〜120° |
水平回転角度 | 0〜330° |
電源 | 7.2V / 2600mAhバッテリー(専用リチウムイオンバッテリー) |
フル発光回数 | 約430回 |
リサイクルタイム | 1.5秒(フル発光時) |
閃光時間 | 1/300s – 1/20000s |
色温度 | 5600K±200K |
ワイヤレス機能 | オフ、マスター、スレーブ対応 |
サイズ | 7.6×9.3×19.7cm |
重量 | 420g(ボディのみ) |
価格 | 8000円(税込) |
GODOX TT600の良いポイント
- 丸型のフラッシュヘッドで高品質な光
- 大容量リチウムイオンバッテリー搭載
- LEDモデリングライト付きで暗所での撮影が楽に
- V1専用アクセサリーが便利
- GN(ガイドナンバー)60とハイパワー
TT600の気になるポイント
- TTL発光には非対応
- 500回に1回くらいの確率で不発の時がある
価格8000円!コスパ抜群のストロボ
『GODOX TT600』は何と言っても8000円という一昔前の相場では考えられない価格が魅力ですね。
また他社機種では上位モデルにのみ搭載されている1/8000秒まで同調可能な『ハイスピードシンクロ』やクリエイティブな撮影には欠かせない『マルチ発光』の機能も付いているのはかなり魅力的です。
ストロボ自体のパワーもGN60と申し分ないハイパワーで出力も1/1〜1/128までを1/3毎に調整できるのでシビアなセッティングが求められる現場でも安心して使用することができます。
『GODOX』の真骨頂とも言える『Xシステム』が内蔵されていますのでラジオスレーブをつけなくてもオフカメラライティングの環境が構築できるのは非常に便利です
『TT600』はTTL発光には対応していませんが上位機種の『TT685』やバッテリー内蔵型の最上位機種『V860s』にはTTL発光機能が付いていますのでどうしても必要な方はそちらも検討してみてください
TT600の作例
実際に『GODOX TT600』を使って、ポートレートに挑戦してみました。
使い方や作例を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【GODOX V1】クリップオンストロボ
製品名 | V1 |
最大出力 | 76Ws |
垂直回転角度 | 7~120° |
水平回転角度 | 0~330° |
電源 | 7.2V / 2600mAh リチウムイオンバッテリー |
フル発光回数 | 約480回 |
リサイクルタイム | 1.5秒(フル発光時) |
閃光時間 | 1/300s – 1/20000s |
色温度 | 5600K±200K |
ワイヤレス機能 | オフ、マスター、スレーブ対応 |
サイズ | 7.6 × 9.3 × 19.7 cm |
重量 | 530グラム(バッテリー含む) |
価格 | 33000円(税込) |
『GODOX V1』のおすすめポイント
- 円型のフラッシュヘッドで高品質な光
- 大容量リチウムイオンバッテリー搭載
- LEDモデリングランプ付きで暗所での撮影が楽に
- V1専用アクセサリーが便利
『GODOX V1』の気になるポイント
- 稀にオーバーヒートする
- もう少しハイパワーなら、、、
まだ見ることが少ないクリップオンストロボの円形ヘッド
スタジオによく置いてあるジェネレータータイプやモノブロックストロボは大抵「円形」ですよね。
『GODOX V1』は均一に高品質な光を照射するためでクリップオンストロボにはまだ少ない形状を採用する辺りがさすが今ノリに乗っているメーカーらしくて好感が持てます。
ヘッド部分の可動域がが垂直方向に120°
つまり垂直を超えて自分の方向まで動くので室内でバウンスさせる際にはとても便利な機能です。
またLEDのモデリングランプがストロボ本体に付いているので、暗所の撮影で赤のAF補助光ではピントが合わせにくい時なんかにもかなり重宝しそうですね。
モデリングランプの出力も2Wありますので、野外での多灯ライティングの際には別でLED照明を持っていくことなくストロボのみで完結できます。
またこのモデリングランプはシャッターを切ると自動でオフになるので従来の撮影の様に「LED照明+ストロボの光」になってしまいブレの原因となってしまう心配もありません。
TTL対応のクリップオンストロボは使用しているカメラメーカーによってホットシュー部分の形状が違いますので下記の表を参考にしてみてください。
各メーカー適合型番
- Canon「V1-C」
- Nikon「V1-N」
- SONY「V1-S」
- PENTAX「V1-P」
- OLYMPUS
- Panasonic「V1-O」
- FUJIFILM「V1-F」
【GODOX AD200】小型モノブロックストロボ
製品名 | AD200 |
最大出力 | 200Ws |
電源 | リチウムバッテリーパック (14.4V/2900mAh) |
フル発光回数 | 約500回 |
リサイクルタイム | 約 0.01-1.8秒 |
閃光時間 | スピードライトヘッド:1/220-1/15380秒 フラッシュチューブヘッド:1/220-1/13510秒 |
色温度 | 5600K±200K |
ワイヤレス機能 | オフ、マスター、スレーブ対応 |
サイズ | 172×75×54 mm(フラッシュヘッド含まず) |
重量 | 590 g(フラッシュヘッド、バッテリー含まず) |
価格 | 38000円(税込) |
GODOX AD200のおすすめポイント
- いままでありそうでなかった小型の「モノブロックストロボ」
- クリップオンストロボよりハイパワー、ハイテンポな撮影が可能
- リチウムイオンバッテリー搭載で長時間の撮影が楽に
- 1/4ネジが2箇所あるので三脚等に直接取り付けが可能
- ヘッドがバルブヘッドとスピードライトヘッドの2種類付いてくる
気になるポイント
- モノブロックストロボの中でもコスパはいいがそれでもやっぱり高い
- 液晶部が少し小さい
ありそうでなかったバッテリー式の小型モノブロックストロボ『AD200』
モノブロックストロボと聞いてピンと来る方は少ないと思います。
簡単にいうと
「クリップオンストロボよりハイパワーなストロボ」
と覚えてもらえれば大丈夫です。
モバイル式のモノブロックストロボは今までもありましたがバッテリーも本体も大きく大掛かりなセッティングが必要でした。
ポケットサイズでハイパワー
ですがこの『AD200』は何とポケットサイズで200Wsのハイパワーな出力で撮影出来ます。
パワーはもちろん魅力的ですが、リサイクルタイムの短さが個人的には最大のメリットです。
クリップオンストロボではポートレート撮影の現場で日中シンクロ使う場面などはハイパワーな光が必要です。
どうしてもチャージに時間がかかりテンポが乱れモデルさんがやり難く感じてしまう事もしばしば、、、
しかし!
『AD200』ならパワーに余裕があるためモデルさんを待たす事なくシャッターチャンスを逃しません。
また交換式のリチウムバッテリー搭載で長時間の撮影でも頻繁にに電池交換をする必要がありません。
まさに痒い所に手が届くプロでも満足できる仕上がりのストロボと言える製品ですね。
【GODOX Xproシリーズ】ワイヤレスフラッシュトリガー
製品名 | Xpro |
伝送範囲 | (約)0-100m |
使用周波数 | 2.4GHz |
チャンネル | 32 |
グループ | 16 |
ワイヤレスID | 1~99 |
電源 | 単三電池×2本 |
サイズ | 90×58×50mm |
重量 | 80グラム |
価格 | 8500円(税込) |
「Xproシリーズ」のおすすめポイント
- 『Xシステム』最高峰のワイヤレスフラッシュトリガーなのにお手頃価格
- 画面が大きくて見やすい
- ボタンの配置が絶妙で直感的に操作しやすい
- チャンネルとワイヤレスIDの組み合わせが多く混線するリスクが少ない
- グループ分けも16種類作れるため細かな出力の調整が可能
Xproの気になるポイント
- バックライトをつけていないと液晶画面が若干暗い
- 乾電池ではなく充電式だとなお良かった
オフカメラライティングを楽にしてくれるアイテム「ワイヤレスフラッシュトリガー」
カメラのホットシューに取り付ければ設定を変える際、いちいちストロボを取りに行かなくてもホットシューに取り付けた『Xpro』の設定を変更するだけで良くなる優れものです。
マルチ発光やハイスピードシンクロも手元で全て変更できますので様々な場面で活躍すること間違いなしです。
またGODOXのもう一つのワイヤレストリガー『X2Tシリーズ』もありますが画面が小さくて操作があまり直感的ではないためスマートフォンでストロボを使う予定がない限り『Xproシリーズ』をオススメします。
カメラ各社ホットシューの電極部分が異なるため対応するものかどうかしっかり確認してから購入してください。
各メーカー適合型番
- Canon「Xpro-C」
- Nikon「Xpro-N」
- SONY「Xpro-S」
- PENTAX「Xpro-P」
- OLYMPUS
- Panasonic「Xpro-O」
- FUJIFILM「Xpro-F」
『XPro』ハイスピードシンクロの設定など使い方
実際にSONYのカメラと組み合わせて使ってみました。
使い方やレビューは以下の記事をご覧ください。
【まとめ】コスパで選ぶならGODOX
コスパ最強な『GODOX』製品です。
エントリーモデルにも上級者向けの機能が備わっているなどどの製品を購入しても満足いくこと間違いなしです。
各ユーザー向けに今回の内容を整理すると
とにかく手軽にオフカメラライティングを始めたい!
Xpro+TT600
オフカメラライティングに慣れたからそろそろ本格的な機材が欲しい!
Xpro+AD200
オンカメラライティングでの使用がほとんどでTTL機能が欲しい!
V1
の様なイメージで購入するのがいいと思います。
特にオフカメラライティングで使用する際は1つだけではなく複数個使って多灯ライティングする事も多いと思いますので1つあたりの価格が手頃なのは本当にありがたいですね。