どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)の吉武穂高です。
今回はカメラ入門者向けに、ホワイトバランスのご紹介をします。
ホワイトバランス(WB)ってなに??
人の目は非常に優秀なので、どのような環境下においても『白いものを白いもの』に見ることができます
しかし『カメラ』は『白いものを白いもの』と認識をすることができないのです。
そこで撮影者側が、周辺の背景に応じて『カメラの色温度』を調節する必要があります。
カメラが『白いものを白いもの』とちゃんと認識するために、必要なのが『ホワイトバランスの設定』になります。
では実際の写真で、ホワイトバランスを変更した写真を確認をしてみましょう。
カメラ設定でホワイトバランスを変更するとこうなる!
オートホワイトバランス
太陽光
日陰
曇天
電球
白熱灯
光源が持つ色温度の図解
上の図は、自然界や人口の明かりは持つ『色温度』になります。
一般的に色温度は『ケルビン』という単位で表示されます。
もっともベースとなるのは、『晴天時』ですよね。
『晴天の色温度』は概ね『5200〜5700Kケルビン』になります。
ケルビンの数値が低ければ、低いほど『赤味が増えます』
ケルビンの数値が大きくなるほど、『青味が増えます』
先にも写真例を紹介しましたが、私が使用しているカメラ『SONYα7Ⅱ』には以下の6項目でホワイトバランスを調整することができます。
SONYα7Ⅱのホワイトバランス6設定
- アートホワイトバランス
- 太陽光
- 日陰
- 曇天
- 電球
- 白熱灯
他にもいくつか設定はありますが、カメラやメーカーによって多少設定の差はあるようです。
ホワイトバランス調整2つの使い方
その①|白いものを白く見せるためにWBを調整する
これが本来の目的ですよね。
- ロケーション
- 天候
- 時間帯
- 室内
- 屋外
など環境に応じてホワイトバランスの設定を変更することで、正しい写真を撮影することができます。
その2|自分のイメージする写真を表現するためにWBを調整する
同じ夕焼けの光景でも、ホワイトバランスを変更させるだけで見る雰囲気は大きく変わります。
『太陽光の色温度5200〜5700K』を基準にケルビン数を調整することで、青みがかった雰囲気を表現したり、赤みの強い雰囲気を表現したりできます。
写真そのものは自由です。
あなた自身が、そのロケーションを見て、どのように写真で表現したいのかイメージをしながら自由にホワイトバランスをはじめとした設定を調整できるようになるともっと楽しくなりますよ。
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