ドローンのプロペラを回転させるモーターには2種類ある!
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
ドローンのプロペラを回転させるモーターには、以下の2種類あります。
- ブラシレスモーター
- ブラシモーター
の2種類です。
ドローンでいろんな商品を眺めていると、『ブラシレスモーター』って聞いたこともあると思います。
今回は、モーターの違いと、ブラシレスモーターを搭載したドローンをご紹介いたします。
この記事の目次
ブラシモーターの構造
そもそも『ブラシ』とは『電極のついたモーター』になります。
『ブラシ』と『コミューター』という銅のリングを接触させることで電流を送り、ステーターの『磁力』で回転をする仕組みになっております。
ブラシモーターの欠点はブラシとコミューターの接触により、少しずつ磨耗してしまうことです。
ブラシレスモーターの構造
ブラシレスモーターはその名の通り、『ブラシ』がないモーターになります。
上記写真のローター自身が磁石になっており、『ステーター』のコイルに通電、それを半導体スイッチで切り替えることが可能になっております。
ブラシレスでは、ブラシモーターの欠点であった磨耗を防ぐことができ、メンテナンスが少なく済む上、なめらかの動きが可能になります。
ブラシレスモーターは普通のモーターより強力で長持ち、スピードが速いことが特徴です。
ブラシレスモーターで摩擦を大幅に低減し、発熱を減らすことも可能になっております。
ブラシレスモーターはドローンのプロペラだけでなく、『Phantom4Proのカメラジンバル』などにも採用されております。
DBPOWER|BUGS3
ブラシレスモーターで最高時速80km
トイドローンを凌駕するスピードを可能にする1800KVのブラシレスモーターを採用。
モーターの耐久性を高めており、バッテリーの寿命を50%以上延ばす事ができています。
DBPOWER Bugs6
DROCON BUGS3
- 長距離&長時間飛行の制御
- アクションカメラ搭載可能
- 最高時速80km
- 操縦距離:300〜500m
- ブラシレスモータ&カメラマウント付き
- 双方向通信2.4 GHz
Hubsan H501A X4 AIR
- WIFIリアルタイム伝送
- 20分の長距離飛行
- ウエイポイント設定機能:向かせたい場所を選択したら、指示された場所へ移動可能
ブラシレスモーター搭載のドローンの注意点|200g以上が多い
上記で紹介したドローンのメーカーは『ホビードローン』として有名です。
しかし、ブラシレスモーターを採用しているドローンの多くは機体重量200g以上の場合が多いのです。
そのためドローン入門者が知らずに、ドローンを飛ばしていまうケースが多いように感じます。
その場合は『航空法』などの規制対象になりますので、運用には注意が必要です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
DJIの空撮用ドローンもブラシレスモーターを採用
空撮用ドローンで有名な『DJI』のドローンも『ブラシレスモーター』を採用しております。
主力ドローン3機だけ掲載しておきます。
Phantom4Pro
MavicAIR
MavicPRO
DJIのドローンの特徴は
- 4K撮影可能で空撮用に優れたカメラ性能
- 飛行の安定性が抜群
- 障害物探知機能など安全性
が特徴です。
DJIのドローンに関しては以下の記事をご覧ください。