ドローンパイロットの悩み|どこでドローンを飛ばしたらいいかわからない。
2018年はMavicAIRをはじめとした新製品の登場で、価格が安く、安全性能も高く、カメラ性能がいいドローンが登場しています。
そのおかげでこれまでドローンになんとなく興味があったけど、今一歩踏み出せなかった人も今年から始めてみようと思う方も多いのではないでしょうか?
しかし、ドローンを始めたばかりの方はどんなドローンを購入していいのかわからず、さらにどこでドローンを飛ばしていいかわからないと思います。
そこで今回はドローンパイロットをもっとも悩ませるといっても過言ではない飛行場所の検索方法について『スマホから調べられる便利なアプリ』が登場しましたので、ご紹介します。
[box class=”blue_box” title=”この記事はこんな方におすすめです。”]
- ドローンを購入したんだけど、どこでドローンを飛ばしていいかわからない。
- 人口集中地域を一目でわかる地図サービスがあったらいいと思っている
- 今までソラパスを使って、調べていたけど、スマホからも気軽に見れたらいいと思っている
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ドローンパイロットが知っておくべき『航空法』とは?
スマホから見れる便利なアプリの紹介の前に、まずはドローンに関わる上で絶対に外せない『航空法』についてさらっと触れておきます。
『200g以上のドローン』は国土交通省が定める『改正航空法』の規定を受けます。
超ざっくり紹介すると
- 日中(日出から日没まで)に飛行させること
- 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
- 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
- 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
- 爆発物など危険物を輸送しないこと
- 無人航空機から物を投下しないこと
画像・文章引用:国土交通省ホームページより
承認が必要となる飛行
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 30m未満の距離での飛行
- イベント上空の飛行
- 危険物輸送
- 物件投下
などの条件下では基本ドローンの飛行は禁じられており、もし飛行させたい場合は、国土交通省(東京航空局&大阪航空局)から『飛行承認』を受ける必要があります。
詳しい内容や飛行承認を受ける方法は以下で紹介しておりますので、まだドローンを始めたばかりの方はぜひチェックしてみてください。
https://drone-aerial-corps.com/2016/07/04/hikoukyokashinnsei/
さてここでようやく本題に入ります。
今回は『スマホ』からでも『DID:人口集中地域』や『空港など重要施設』などが一目でわかるアプリのご紹介です。
スマホで飛行可能なエリアがわかる『飛行チェック』
『DO.inc』さんが出している『飛行チェック』というアプリで以下の4項目がわかります。
- DID:人口集中地域
- 空港などの重要施設の周辺
- DJI GO4アプリのアプリ使用不可能なエリア
- 航空法城飛行可能なエリア
特にDID:人口集中地域が一番ドローンを飛ばす上で制約になってきますので、それがわかるのはとても嬉しい限りです。
では早速アプリの画面を確認していきましょう。
さらに夜間飛行にあたる『日没までの残り時間』がわかります。
『飛行チェック』をインストールしてみた
すると画面上のアプリが登場しますのでインストールします!
さらにをすると以下の写真のような画面が登場しますので、サクサク進んでいきましょう!
『飛行チェック』インストール完了!
というわけで無事にインストールが完了すると、上記画面が出現します。
中央のドローンはスマホと連携すると現在地を教えてくれます。
赤いエリアは、DID:人口集中地域
赤いエリア:DID人口集中地域になります。
これが一目で確認できるのは、とても便利ですね。
注意点|正規エリアは国土地理院で確認すべし!
一応補足しておくと、人口集中地域の正確なエリアは『国土地理院』が出しているものが正確になります。
そのため、もし人口集中地域に際どいエリアでドローンを飛ばす際は、必ず『国土地理院のサイト』でエリアをチェックするようにしましょう!
青いエリア:空港などの周辺や重要施設
青いまるのエリアは『空港周辺』などのエリアになります。
『空港周辺』は基本ドローンの飛行が禁止されております。
そのため特別に飛行許可を得ているパイロット以外は絶対にドローンを飛ばさないようにしましょう!
ピンはヘリポート
あちこちにピンが打ち込まれておりますが、こちらは『ヘリポート』になります。
『ヘリポート』は消防や病院から緊急で『ドクターヘリ』などが出動する恐れがあります。
そのため、基本ヘリポート付近ではドローンの飛行は避けるべきでしょう。
まだ『飛行チェック』のアプリには全て正確な情報が記載されていない思いますが、各都道府県で細かいエリア設定もあるはずですので、十分に注意しましょう!
まとめ|スマホでざっくりチェックして、飛行許可を得よう!
というわけで、飛行エリアをスマホからでもざっくり確認できるアプリの紹介をさせていただきました。
そこから実際のロケ地に行く前に『グーグルマップ』で一度『仮想ロケハン』をしておくことをオススメします。
最後に注意点ですが、このアプリで
なんの印もついていない場所=自由にドローンを飛ばしていいエリア
ではありません。
航空法の制約にかからないからや飛行承認を受けているからといって、勝手に私有地の上空や観光地で飛ばしていいわけではなく、必要に応じて、土地所有者や管理者、行政に確認を取る必要があります。
https://drone-aerial-corps.com/2017/06/25/shoyuuken/
河川敷には『河川法』が
道路上には『道路交通法』がいろいろと法律もあります。
もしこれからいろんなロケーションでドローンを飛ばしたい場合はしっかりと勉強もしておくことをオススメします。
以下の書籍も勉強する上でとても参考になりますので、ぜひ一度目を通してみてください。