事例で見るドローンの空撮写真
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回は『対角線構図』を意識した空撮写真のご紹介です。
撮影機材&編集環境
DRONE WALKER(ドローン ウォーカー)では以下の機材や編集ソフトを使用しております。
- 写真はJPEG&RAW撮影で撮影しておく
- 現像はLightroomやPhotoshop
人によっては好みが分かれる画像の編集を前提としておりますので、ご了承ください。
対角線構図とは?
対角線という言葉や雰囲気から伝わると思いますが、写真の中で『対角線』を意識した構図になります。
地上からの写真ですが、以下のとおり。
対角線上に様々な被写体を配置することで1枚の写真の中に一定の規則性を持つことでバランスの取れた構図にすることができます。
では今度は空撮写真で見ていきましょう。
対角線構図を意識した空撮写真
風景と道路の組み合わせ
ドローンはその特性上、豊かな自然あふれる環境での撮影に向いております。
基本ドローンで自然を撮影する場合、人の作った人工物(民家・電柱)などは避けて撮影したいものです。
しかしその中でも美しいラインを描く道路や橋などになると話は別です。
海や草原など鮮やかに広がるロケーションの中で、どこまでも続く美しいラインの道路や橋を加えることで美しい空撮写真になります。
そのときに冒頭で紹介した『対角線』を意識した構図づくりをすると一層バランスを持った違和感のない1枚にすることができます。
また『対角線』と言っても何がなんでも右上から左下に繋げればいいというわけではなく、あえて崩した構図を作ってみても面白いと思います。
大切なことは、ドローンパイロットであるあなた自身が
『どういう意図でこのロケーションでこの構図を決めたのか』
ということを1枚の写真に込めることです。
応用|雲の動きも構図づくりに活かす
もし撮影している環境下でいい感じの雲の流れがあった場合は、とてもラッキーです。
雲の流れは壮大な風景や世界観を多くの人と共有する上でとても有効な手段になります。
地上の自然環境と雲・空の中の動きがバランスよくなるように構図取りをしてみると面白い1枚になります。
雲の立体感を表すために、Lightroomで編集を加える
上の写真は、加工前の写真になりますが、全体的に暗い感じの写真です。
ちなみに早朝での撮影であったため日が出るか出ないかのときに撮影しました。
暗い印象をLightroomの現像で明るい雰囲気にし、構図を明確にするために雲なども立体感が出るように編集しました。
まとめ|場所だけでなく気象条件、すべてを活用した構図づくりを意識する
ドローンを活用することで魅力的な写真や映像を撮影することができます。
撮影環境の魅力を1枚に込めるためには、言った出先の魅力的なロケーションだけでなく、気象や雲の動きなども意識して構図づくりができるとより魅力的な写真が撮影できるようになります。
DRONE WALKERでは今後もいろんな空撮写真の構図や現像についてご紹介していく予定です。
またよかったらチェックしてみてください。
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