この記事の目次
空撮用ドローンの普及でyoutubeで動画をアップする人がとても増えた。
どうもDRONE WALKER(ドローンウォーカー)の吉武穂高です。
近年、空撮用ドローンの価格も安くなり、誰でも手に入れることができるようになりました。
そんなわけで、youtubeなんかに動画をアップする人が本当に増えました。
そしてドローンの動画をチェックしていると、あることに気がつきます。
えっ!?これ法律違反してるんじゃないの!?
いやはや、ここでyoutubeの動画を貼り付けて紹介すると、このサイトを見ている人などから通報される可能性も0ではないので、やめておきますが。
(ご自分で気づいて削除されることを願っています。)
【ケース①】「人口密集地域:DID地域」ではないけど、平気で第三者の上空を飛行させている動画
例えば、壮大な山間をMavic PRO(マーヴィック プロ)を持って空撮している動画なんかがあるのですが、周りに大勢の登山客がいる中で平気でドローンを飛ばしているのです。
そして登山客の真上から平気で撮影なんかもしちゃってます。
おいおい(⌒-⌒; )
そこは山なので「人口密集地域:DID地域」には当たらないと思いますが、そもそも
第三者の真上は原則飛行禁止になっております。
私自身、飛行許可申請を取得しておりますが、そこでもわざわざ「第三者の上空は飛行させない」として申請を出しております。
また人や建物などからも30m以上の距離を空ける必要がですが、それも守れてない模様。
https://drone-aerial-corps.com/2016/07/04/hikoukyokashinnsei/
【ケース②】これ完全に目視外で飛ばしてるよね。。。。
これもまた多いのですが、どう考えてもドローンを目視外の場所で飛ばしている動画も見受けられます。
当然、「目視外飛行」は然りべき、練習と条件をクリアすれば、飛ばしても大丈夫なのですが、おいおいこの動画ドローンを買ったばかりって書いてあるけど、絶対「目視外」の飛行許可もらってないよな。
というものがあります。
確かにDJI社の製品なんかは4kmほどの距離まで飛ばすことはできますが、人が目視内できる範囲の飛行となると、せいぜい数百m程度になります。
それがグングン、操縦者からの位置を離れて、遠くの景色を撮影している。
これまたご丁寧に、プロポの操作画面なんかも写しちゃってくれてますから、どれだけ離れているかなんて一発でわかります。
【登山】ドローンも注意が必要
また登山のついでにドローンを飛ばす場合も注意が必要です。
- 航空法の順守
- 山の管理者や市へのドローンの許可
など事前にクリアしなければならないケースもあります。
https://drone-aerial-corps.com/2017/08/17/yama/
安易な認識でドローンを飛ばさない方がいい。
確かにMavic PROあたりはとても小型のドローンですが、約800gあり、しっかり国土交通省の航空法の規制対象の範囲にあたります。
https://drone-aerial-corps.com/2016/07/03/hikoubasho/
なんとなく、
ドローンはどこでも飛ばしてはいけない!
というくらいの認識はありそうなのですが、これまで山での空撮動画が多かったため、安易に
「youtubeでここの山飛ばしてたし、俺も飛ばしても大丈夫だろう!」
くらいの認識で飛ばしているような印象が見受けられます。
実際にはかなり細かいというか解釈に苦しむ部分が、航空法にはありますので、本来なら悩みに悩みぬいて飛行場所を探すのが普通なのかと思います。
事実、私もPhantom4が届いた時は、本当にここで飛ばしていいのか?ということでかなり頭を抱えてすぐにドローンを飛行させることができませんでした。
本を数冊読んで、どこなら安全に飛ばせるか試行錯誤して、訓練場所を探しだしました。
しっかりしている人は、ちゃんと飛行許可取得の有無を明記している。
空撮業者さんなんかがアップしている動画には、ちゃんとしている場合がほとんどなのですが、第三者から見てここでドローンを飛ばして大丈夫なの!?
という場所や条件の場合は、ちゃんと
飛行許可取得の有無や、その場所の持ち主に許可をとって有無が説明欄に記してあります。
たとえ、法律関係の部分を遵守していても、youtubeなどでは不特定多数の人が見るため、どこでどう解釈されてしまうかわかりません。
そのため、説明欄などにしっかり許可取得の有無などを記しておくことは、マナーなのかもしれません。
まとめ
youtubeを見た第三者の通報から逮捕される可能性もあるかもしれません。
これからドローンを始める人は、しっかりと必要な知識とモラルを身につけてドローンを飛ばすようにしましょう。