◇許可・承認の申請は難しくない~自らハードルを上げるなかれ
申請<入学試験 申請<自動車免許 申請<資格試験 申請<補助金等の申請 申請<色々な試験
結論から言えば、こんな感じだろうと思います。
高校入試や大学入試、色々な学校の入試よりかはるかに楽であるのは勿論、私が取得した「サービス介助士」や「温泉入浴指導員」何かに比べても、全然優しいものだと思います。
2つとも民間の資格ですが、2日間の講習に最後のは60~70点のペーパー試験もあります。費用も確か4万円くらいかかっています。 (自慢するほどのものではないんで…<(_ _)>)
補助金・助成金の申請と比べると飛行承認は簡単簡単!
そして、試験ではないですが色々ある申請でも、補助金なんかに比べると遥かにハードルは低いと思います。
補助金に関しては私は中小企業庁の「創業補助金」を申請して認められてことがあるんですが。
もう比べ物にならないくらいの
- ①構想
- ②具体的な事業計画
- ③数値の落とし込み
- ④分かり易い説明
……
もう、ただでさえヘロヘロな頭がグシャグシャになるくらい、頑張った思い出があります。
(だから行政書士なんかが代行したりとかあるみたいですよ)
だから、私以上の飛行時間と技量を持っている人は躊躇なく、チャレンジしてくださいっ!……と申し上げたかですね。
ではどのように手を付けて行ったら良いか、具体的に見てみましょう。
まずは孫氏の兵法「敵を知り己を知れば百戦危しからず」です。
国土交通省航空局のWebサイトを覗いてみましょう。
リンク:平成28年9月1日付~申請書類の作成について~
ビックリしないで下さいね。
役所の何時ものことです。(笑)
もう、このページを見て「大変|ω・`)ノ ヤァ」「めんどくさそう」「専門知識がいるばいっ」
やめとこう!
というのも狙っているかもしれませんから…
復習ですが申請書類は⑴~⑼になります。
⑴無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書
⑵無人航空機の機能・性能に関する適合基準書
⑶無人航空機を飛行させる者に関する飛行経歴・知識・能力確認書
⑷飛行の経路の地図
⑸無人航空機及び操縦装置の仕様が分かる設計図又は写真(多方面)
⑹無人航空機の運用限界及び無人航空機を飛行させる方法(点検整備の方法も含む。)が記載された取扱説明書等の該当部分の写し
⑺操縦者の過去の飛行実績又は訓練実績等を記載した資料
⑻許可等が必要な内容に応じた追加基準への適合性を示した資料
⑼飛行マニュアル
めんどくさそう?いやいや!
でも私も、これを最初に見た時は
「うわぁ~滅茶、大変そうやん…」「こげんと素人には無理ばいっ(´・ω・`)」と思いましたね。
それでも気を取り直して、一つ一つと個別に検証してみたり、模範解答(ちゃんと公開されている~笑)を見てみると、そんなに難しいものではないと分かります。
敵は①~⑨と最強なメンバーなんぞを繰り出して来ているみたいですが、いやぁ~なに、個別撃破を時間をかけてしていけばいいだけです。省略できたり、丸で囲むだけのところもあり、私のように
⑴福岡県全域
⑵30m以内
⑶イベント
⑷夜間飛行
⑸目視外飛行
+複数機での申請
であってもすべての申請書に別添付資料を合わせても8枚にしかなりませんから。
模範解答は此方「許可・申請書 記載例」
今回は申請書本体について説明してみましょう。
1申請手続きな書類の①にくるもので、最も重要なものですね。
まず、ビビらないでくださいね。
一見難しそうに見えますが、一番サクサクといくところです。
自分の住所や名前、アドレスなんかを書いていきます。
国交省が提供する電子申請も一興でしょうが、電子なんかそもそも信用しとらん私は、メールでのやりとりをするので、アドレスを間違えてはいけません!
そして何よりも敵側の好意(笑)は申請書も別添付資料も、雛形が用意されていて、それに地名なり日付なり、
個別に替えていけば原則的に良いわけです。
飛行の目的は「空撮」にでも■しておきましょう。他に測量をするなら■測量にすれば良いし、報道でも警備でも目的によって■すれば良いです。
- 飛行の日時:包括申請であれば3か月から出来ますから、3か月の日数を書けばよいでしょう。
- 飛行の経路:そんなの知るかぁ~先のことだしっ…(笑)ことでしょうが、模範解答の通り書けばいいでしょう。
- 飛行の高度:150m未満
実は、ここが私自身あやふやで「150mまで良かっちゃろぉ~」という認識だったんですね。微妙な言い表しですが、航空法では150m以上は別枠での許可申請が必要になるので、「150m未満」とします。
余談
余談ですが、私が一回目の申請で福岡市の六本松再開発区域でビル群を空撮した時は、このエリアは航空機の進入経路になり(福岡空港の管制下)となり、国交省とは別に福岡空港事務所に許可申請を行い、高度も指導を受け100mということで飛行させたんですよ。
飛行禁止空域を飛行させる理由
□2つは面倒なので割愛します。(管轄する空港事務所との話し合いにもなりますから)
人又は家屋の密集している地域の上空を■にします。
おそらく空撮では一番使うところでしょう。
理由は模範解答なり、私の文言を参考にすれば良いと思います。
バランスを崩さないように2行以内で納めるのが良いんじゃないかな。
第132条の2~//~飛行させる理由
自分が実際に訓練飛行してきたカテゴリーに照らしながら、■を付けて行きます。
当然私は危険物の輸送とか物件投下とかしたこと無いので、それを除いて■しています。
無人航空機の製造者~//~必要な事項
ここも模範解答を参考にメーカーなり機体名と製造番号を記入していきます。
私は2種の機体をまとめて申請しています。
機体番号も当然違いますし、4と4Proは違いますので、別に書かなれればなりませんよ。でも上手い具合に囲いも中に納まっとうやろぉ(笑)
無人航空機の機能~//~事項
別添資料になるので模範解答の通り書いて進みます。後編でチャンと説明しますね。(次回乞うご機体(笑)
無人航空機の飛行経歴~//~能力に関する事項
ここも同じように模範解答通りにかきます。
さっきの事項もそうですが、ここらは「3枚目以降に添付資料をつけるけん、そこば見やがれっ!」ということですね。
(´ー`) ですから記載は殆どコピーで良いと思います。
当たり前ですが、自己申告ということは性善説にたっているわけで、チャンとその内容を把握して、その内容を習熟はしましょうね。(実際要求される操縦レベルはソコソコ高いですよ……少なくとも私には(笑)
無人飛行機を飛行させる際の~//~関する事項
「航空局標準マニュアル」の通り……と書きます。自分で作るのが好きな人はオリジナルでも結構とは思いますが、お上の認証を受けんといけませんからね。
その他参考となる事項
保険のことを書きます。模範解答の通り書いていけばよいと思います。
下の方は一応私のオリジナルですが(笑)、安全を担保するために、こげん気を使っとうよぉ~ということをこれ見よがしに簡潔に書いとります。参考までに…
備考
何回かの航空局とのやり取りで、「前回、承認を受けた奴を書きやがれっ」といわれたので、取得番号を書いています。
まとめ
どうでしょうか?
今回は、狭義での申請書2枚だけなので、そんなに難しさはなかったと思います。
何となく役所の言い回しに違和感あったりはするのですが、そこは彼らの土俵に上手く乗って振舞えばいいだけです。
もう、皆さんは十分キャリアも知識も付いているので、堂々と撃破すれば良いだけなんですよ!
次回は別添資料について解説していこうと思います。
将来の参考までに見て、ドローンを飛ばしたこと無い無い方へ
初春者向けの「体験飛行セミナー」もやっていますので、近くて関心がある方はどうぞ…
「福岡初~ドローンを飛ばして空撮を持ち帰ろう、経験ゼロ向け体験講座!」