法人手続きの流れ
- 行政書士に書類作成を依頼
- 法人の印鑑を作成
- 個人の実印の印鑑証明書を発行
- 定款など書類を受け取る
- 書類をチェック&印鑑を押す
- 個人の銀行口座に資本金を振り込む
- 公証役場で定款などを受け取る
- 法務局に書類を提出して法人設立
必要な書類や費用
- 定款の冊子+委任状
- 発起人の印鑑証明書(3ヶ月以内)
- 株式会社設立登記申請書
- 公証役場で受け取った定款謄本1通
- 払い込み証明書
- 発起人決定書
- 就任承諾書
- 役員全員の印鑑証明書1通ずつ
- 印鑑届出書
- 別紙の会社情報が記載された用紙
- 会社の実印
- 法務局へ行く人の実印
- 身分証明書(運転免許など)
- 合計費用:22万5千円
- 7600円(税別):行政書士に支払う手数料
- 50000円:公証役場で定款認証の手数料
- 2000円:定款の謄本代
- 150000円:登録免許税(法務局で購入)
- 12000円:法人用の印鑑代
どうもDRONE WALKER(ドローンウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回は、個人事業主から法人化する時に必要な費用や手続きをわかりやすく紹介していきます。
個人事業主から株式会社にしようか迷っている人におすすめだぞ!
この記事の目次
【動機】なぜ「株式会社」にするのか
- 節税になる
- 個人事業より信用がある
ベタですが、この2つの理由で法人化することにしました。
売り上げと利益が上がると法人にした方が節税になる
個人事業の青色申告も結構な節税ですが、株式会社などにすることによって様々な部分で節税することができます。
1年ほど前から悩んでましたが、個人事業も5年続けたので新しいステップに進みたくなりました。
詳しい節税効果などは、税理士系のユーチューバーの方もたくさんいますので、そちらをご覧くださいませ。
株式会社の設立に必要な費用
- 7600円(税別):行政書士に支払う手数料
- 50000円:公証役場で定款認証の手数料
- 2000円:定款の謄本代
- 150000円:登録免許税(法務局で購入)
- 12000円:法人用の印鑑代
- 合計:22万5千円
合計『22万5千円』の費用になりました。
その内、代行業者に支払った金額
- 代行手数料:7600円
- 印鑑代:12000円
定款などの作成は、行政書士の方に『7600円(税別)』支払うことで解決しました
正直、格安すぎたのでびっくりしてます。
印鑑も行政書士の方が発注してくれましたが、価格は十分安いかなと思います。
ちなみに後で気づきましたが、会計ソフトの『Freee』にもこの機能がありました。
普段、そちらを使っている方は『Freee』の方がおすすめかもしれません。
【手順①】行政書士に定款の作成を依頼
- 個人情報の入力
- 法人名の入力
- 事業内容の入力
- 資本金の入力
- 印鑑証明書の発行と発送
私は行政書士の方に、書類の作成をお願いしました。
ざっくり上記のことを聞かれましたので、回答をした次第です。
「法人名」を決める
まずは自分の会社の名前を決めましょう!
というか法人化する時点で会社の名前は決まっている人が多いですよね。
事業内容の入力
- 映像の制作及び撮影
- 広告業
- ホームページのデザイン及び制作
- カメラ等の撮影機材及び防災用品の販売
- カメラ、
ドローン機材に関する技術の指導及び講習会の運営 - 前各号に附帯関連する一切の事業
こんな感じで決めました。
事業によっては、「役所の許認可」が必要な場合があります。
事業によっては役所の許認可が必要
- 旅行業・旅行代行業
- 建築業
- 電気工事業
- 不動産業
- リース・賃金業
- 介護事業
- ガソリンスタンド
- 飲食店
- ホテル
- 理容・美容業
- クリーニング業
- 貸し駐車場料
- 産業廃棄物処理
- 通訳案内業
などなど
ほかにもたくさんありますが、行う事業によっては確実に「事業目的」に記載する必要があります。
市役所やコンビニで「印鑑証明書」の発行
ここで一手間ですが、銀行などで使っている「実印の印鑑証明書の発行」が必要です。
市役所で発行した印鑑証明書を代行業者の方に発送しました。
3ヶ月以内の印鑑証明書が必要なので、多くの方は一度は市役所に行く必要があるかと思います。
業者が作成した書類を受け取る
メールのカルテと印鑑証明書を送ると、代行業者で書類を作成してくれます。
その後、3営業日で書類一式(及び印鑑)が届きます。
私の場合、その日のうちに書類と印鑑の発送をしてくれたので、次の日に書類一式を受け取ることができましたので、とても感謝しております。
届いた書類と印鑑をチェックする
先のやりとりを経て、行政書士の方から「書類一式」が届きます。
まずはそれらの書類をチェックしていきましょう!
【払い込み証明書】「資本金」を振り込む
書類が届いた後、会社の資本金を振り込む必要があります。
銀行口座は会社じゃなくて『個人名義』の口座でオッケー
資本金を、出資者どなたかお一人の個人口座に振り込む(預け入れる)。
資本金の振込み日は、当センターから書類一式が届いた日以降です。
すでに資本金以上の金額が個人口座にあっても手続きが必要
私の場合は、『資本金100万円』でした。
自分の個人口座から一度100万円を引き出して、再び入金するという奇妙な手続きをしました。
正直、なぜわざわざこんな手続きを踏む必要があるのかよくわかりませんが、
「資本金を振り込んだ!」
という証拠がほしいみたいです。
届いた書類に印鑑などを押す
届いた書類に発起人(株主)と役員全員で押印し、日付を記入します。
ここも行政書士の方から指定した場所に押印するだけだったので、楽ちんでした。
【公証役場】定款を受け取る
- 定款の冊子+委任状
- 発起人(出資者全員)の印鑑証明書(3ヶ月以内)
- 52,000円
- 公証役場へ行く人の実印
- 印鑑届出書
公証役場に行く前に、事前にアポなどを取るようにしましょう。
担当者(公証人)は日によっていない日もあります。
事前にいく日を伝えておくことが大切になります。
公証役場に上記に記載した書類とお金などを持って行き、定款を受け取ります。
公証役場で受け取るもの
- CD-R
- 申告受理
- 認証証明書
- 定款謄本2通
このCD-Rに「公証人から入力された定款のデータ」が入ってます。
今時CD-Rかよ!って突っ込みを入れたくなりますが、どうもそれがお決まりみたいです。
【法務局】に書類を提出する|約20分
必要なもの
- 株式会社設立登記申請書
- 公証役場で受け取った定款謄本1通
- 払い込み証明書
- 発起人決定書
- 就任承諾書
- 役員全員の印鑑証明書1通ずつ
- 別紙の会社情報が記載された用紙
- 現金:15万円
- 会社の実印
- 法務局へ行く人の実印
- 身分証明書(運転免許・マイナンバー・パスポート)
法務局での手続き
- 各書類への押印
- 会社を設立したい日に法務局へ行く(公証役場で定款もらった後に行ける)
- 会社設立窓口へ行く(予約の必要なし)
- 法務局で「収入印紙」を購入する
- 収入印紙を設立登記申請書に貼る
- 法務局の窓口で書類を提出する
公証役場で「定款」を受け取った後、そのまま法務局へ行けるぞ!
提出書類に押印をすべし!
- 株式会社設立登記申請書
- 払い込み証明書
- 発起人決定書
- 就任承諾書
- 役員全員の印鑑証明書1通ずつ
- 印鑑届出書
- 別紙の会社情報が記載された用紙
提出する書類は結構たくさんあります♪
書類によっては、会社の実印や個人の実印などを押す箇所があります。
【費用】15万円の印紙を購入すべし!
法務局で『15万円の印紙』を購入することになります。
かなりの金額なので、結構ドキドキしますね。
法務局が書類を受け取った日が、「会社設立日」
法務局が書類を受け取った日が、「会社設立日」になります。
ちなみに法務局に書類を郵送でも届けることができるみたいです。
大体公証役場の近くに「法務局」もあったりするので、そのままの流れでいくのがおすすめですよ。
登記完了は、4営業日後くらいとなり、新会社の登記簿謄本・印鑑証明を
取得できるようになります。
【約1週間後】法務局で登記謄本など受け取る
先の書類を提出後、約1週間後に法務局で登記簿謄本や印鑑カードを受け取ります。
新会社の銀行口座開設・役所への各種届け出
会社設立後は、銀行口座の開設やら役所への届けが必要になります。
ここら辺はまだノータッチなので、後ほど追記しますね。