Parrotから新型ドローン『ANAFI』が発表!カメラスペックがとにかく驚異的!
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
いやいやいきなりの発表で驚きましたが、久しぶりにフランスのドローンメーカー『Parrot』から新型のドローンの発表がありました。
こちらです。
この記事の目次
Parrot|ANAFI(アナファイ)
見た目はこんな感じ!
見た目から今までとは違ったドローンですが、発表されたスペックはそれだけではありません。
というわけでこのANAFIのスペックをざっくり紹介していきます。
Parrot ANAFIのざっくりした性能
- 映像性能:4K30fps
- 映像性能:HDR60fps
- 機体重量:320g
- 写真:2100万画素
- 1/2.4 CMOS SONYセンサー
- f/2.4
- 180度チルトジンバル:機体真上も撮影可能
- 3軸スタビライザー
- 2.8倍ロスレスズーム
- ISO:100〜3200
- 静止画の焦点距離:23-69mm
- 動画の焦点距離:26-78mm
- カメラはSONY製
- 飛行時間;25分
- 機体重量:320g(MavicAIRは400g)
- 最高時速:55km/h(スポーツモード)
- 対風力:最大16.6m・sの風に耐える
- 価格:89802円
10万円以内でこのスペックは正直『買い』だと思います。
セット内容
- 本体
- スカイコントローラー3
- キャリーバッグ
- 16GBマイクロSDカード
- プロペラ8枚
ANAFIのカメラはSONY製
カメラは今『ミラーレスカメラ』の世界でも非常に勢いのある『SONY』のカメラを積載しています。
(ちなみにDJIもSONYのカメラを積載)
というわけで、スペック通りのカメラ性能であることを期待してもよいでしょう。
また今までDJIの民生機では実現できなかった
- 180度チルトジンバル(真上撮影)
- ズーム撮影
を実現してくれました。
この2つはかなり魅力的な
DJIから登場した『MavicAIR』のおかげで新しくドローンを始めた方は増えましたが、既存のドローンパイロットにとっては大きなカメラ性能のアップは見込めなかったため、少し消沈していたところですが、この性能には思わず目も覚めるものがありました。
ANAFIのここが凄い!その①|Parrotだけの180度回転ジンバル
真上にカメラを向けることができるのは現状DJIの『MATRICE200(マトリス)シリーズ』だけだったため、民生機でこの機能は相当面白いと思います。
また点検業者などによっては、大型の産業用ドローンでなく、民生機ベースでこの機能が欲しいと思ったところもあると思います。
ANAFIのここが凄い!その②|2.8倍ロスレスズーム
フルHD撮影であれば、最大2.8倍までズームで撮影することができます。
4K撮影であれば、1.4倍で撮影が可能。
ロスレスズームであれば、解像度を損なうことなく、ズームできますし、
ズームができるということは被写体と不用意に近づかずに撮影が可能になりますので、安全に撮影することができるのです。
ANAFIのここが凄い!その③|折りたたみ設計
折りたたんでコンパクトにすることができるため、持ち運びにも便利な設計になっております。
持ち運ぶイメージ
縦長に折りたたむことができる『ANAFI』はとてもスタイリッシュです。
ANAFIのここが凄い!その④|320gとコンパクト
正確な大きさは不明ですが、写真の通り手のひらサイズで重量も320gですので、非常にコンパクトです。
ちなみに200g以上のドローンは日本では『改正航空法』の適用となりますので、飛行場所には注意する必要があります。
センサーサイズ以外はDJIのPhantom4Proに勝利!
画素数 | 映像 | センサー | ズーム | ジンバル | 特殊機能 | |
ANAFI | 2100万 | 4K | 1/2.4CMOS | 可能 | 3軸 | 180度チルト |
Phantom4Pro | 2000万 | 4K60fps | 1CMOS | 不可 | 3軸 | 5方向障害物センサー |
MavicAIR | 1200万 | 4K30fps | 1.2/3 | 不可 | 3軸 | スロー撮影可能 |
MavicPRO | 1200万 | 4K30fps | 1.2/3 | 不可 | 3軸 |
というわけで、大体のカメラスペックを並べてみましたが、現状民生機でかつプロも使用しているPhantom4Proに匹敵するカメラ性能を持っております。
カメラのセンサーサイズはANAFIが劣っておりますが、やはり
『ズーム機能』と『180度チルト』カメラはそれを補えるほどの魅力を感じてしまいますね。
あと気になるのは『4K撮影可能』でもPhantom4Proと同じように『60fps』でも撮影できるのか?
というポイントです。
60fps:映像撮影で1秒で60コマ写真を撮影
30fpsだと1秒に30コマまでしか撮影できないということになります。
ここはホームページにも記載がなかったので、少し気になるところです。
ANAFIのここが凄い!その⑤|風速16.6m/sまで耐えられる?
通常、ドローンというのは強風下では運用しづらいものですが、風速10m/s以上でも飛ばせるのは相当凄いと思います。
通常初心者であれば、風速5m/s以上は飛行させない方がおすすめです。
ANAFI|海外のレビュー動画
すでに海外のYouTuberには実際に手にしている方もいました。
Anafi Vs Mavic
価格・性能的にはDJI社のMavicAIRと比較されるドローンになります。
まとめ|発売予定は7月16日
というわけでParrotから新型のANAFI(アナファイ)のご紹介をさせていただきました。
現状発表だけだったのですが、実際の発売予定日は『7月16日』になっております。
アマゾンの『Parrot』社からの出展で、かつビッグカメラが担当しておりますので、トラブルなどなければ予定通りかと思います。
いずれにしても空撮用ドローンは完全にDJIの一人勝ち状態でしたので、『Parrot』からこのような発表があって嬉しい限りですね。
Parrotの公式ホームページ:https://www.parrot.com/jp/doron/anafi#supidoatupumosurodaunmoanatanosi-inomama