どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回はドローンの飛行前に必要な場合があるドローンの『コンパスキャリブレーション』についてご紹介していきます。
この記事の目次
フライト前にやっておきたいコンパスキャリブレーション
そもそも『コンパスキャリブレーション』とは??
ドローンの内部はスマートフォンと非常に似た構造をしています。
そして皆が持っているスマートフォンですが、GPSや電子コンパスの仕組みを理解していない人がほとんどです。
スマホを触っている時にたまに『電子コンパス』を補正するよう求められることがあります。
しかし、その作業はどこで行ってもいいわけではありません。
電子コンパスはあくまでコンパスなので車など大きな鉄の塊の近くでは行ってはいけないのです。
最低5m以上は離れて作業すべきです。
スマホが示す「北」は北ではなく「磁北」になります。
地球は地軸が少し傾いていて、「真北」と「磁北」は異なります。
これを理解していないと、正しいスマホの方位を理解してないことになります。
ドローンの場合は「コンパス・キャリブレーション」が必要になります。
スマホと同じく、ドローンにも「北」を教える必要があります。
「コンパス・キャリブレーション」は毎回設定を行う必要はありませんが、飛行機・船など大きな金属の近くに長時間置いた場合は必ず設定しておく必要があります。
そして当然のことながら「コンパス・キャリブレーション」は車や鉄橋・鉄塔など金属の近くで行ってはいけません。
不適切な場所でコンパス・キャリブレーションを行うと、上空で誤った方位を認識してしまうと、間違った方向へドローンが飛んでしまう可能性がありますし、最悪墜落の可能性もあります。
そしてこの時に機械の「電子コンパス」や「キャリブレーション」の仕組みを理解していないと、「なぜアクシデントが起こったのか?」その原因にすら気づかない可能性があります。
何回キャリブレーションしてもうまくいかない!そんな時は「場所」を変えてみましょう!
支持してある通り何度コンパスキャリブレーションを行っても「エラー」表示ばかりでうまくいかない。
そんな時はおそらくやり方に問題があるのではなく、場所に問題がある可能性が高いです。
先にも解説しましたが、コンパスキャリブレーションとはドローン本体に内蔵されている「電子コンパス」でドローン自体に正確な「方角」を覚えさせるための動作になります。
そのため、キャリブレーションする場所が鉄筋製の建物だったり、橋梁だったり鉄塔などの近くで行っていては意味がありません。
そしてエラーのほとんどがそういった磁場に影響を与える金属系によるものです。
そのため、一度周囲の状況に「金属系」のものがないか確認してみましょう。
『コンパスキャリブレーション』は「撮影現場」で行うべし!
なおコンパスキャリブレーションは撮影する現場で行うことをオススメします!
それは現場に磁場・磁気干渉するものがないかの確認にもなります。
そのため、確実にキャリブレーションが行える場所で点検・フライトをしましょう!
コンパスキャリブレーションの方法
コンパスキャリブレーションの方法はドローンごとに異なりますが、ドローンを中心に360度回転させる場合がほとんどです。