ねえねえ、「イーロン・マスク」って知ってる?
「テスラ」の経営者で有名だよね。
でもイーロン・マスクがテスラ以外にも、すごい会社をいくつも経営しているのは知ってるかな?
実は3つの会社を経営しているよ。
- テスラ:完全自動運転の実現
- スペースX:人類を火星に移住する
- ニューロリンク:人類とAIの融合
どれも壮大すぎる会社だね。
今回は、現代のリアル・アイアンマンこと「イーロン・マスク」が手がける企業を3つ紹介するよ。
リアルアイアン「イーロン・マスク」とは?
世界一の資産家であり、起業家
まずは「イーロン・マスク」その人から紹介していくね。
イーロン・マスクは、1971年生まれ、南アフリカ出身のアメリカの実業家だよ。
年齢は、2021年現在49歳なんだ。
2016年には、フォーブスにて「世界で最も影響力のある人物ランキング」に選出されたんだよ。
まさに次世代のリーダーなんだ。
Appleのスティーブ・ジョブズに次ぐ現代のカリスマって感じがするよね。
2021年1月7日、純資産が1,885億ドル超に達し、ジェフ・ベゾスを上回り世界一の富豪となったんだ。
日本円にすると「約19兆9,586億円」だよ。
日本の国家予算は300兆円と言われてるから、個人の資産がここまでになってくると恐ろしいものを感じるね。
人類に貢献する3分野
イーロン・マスクは、大学生の頃から、人類の進歩に貢献する分野は、
「インターネット」「クリーン・エネルギー」「宇宙」だと考えていたんだ。
そしてイーロン・マスクが経営する会社は、それらに携わる会社「テスラ」、「スペースX」、「ニューラリンク社」を経営してるんだよ。
あとは「PayPal」の創業者としても有名なんだ。
PayPalは、「インターネット決済サービス」の会社で、海外で買い物するときに使ったりするんだぜ。
これだけたくさんの会社を経営していて、まさに超人だよね。
では、会社の取り組みを紹介していくね。
テスラ社|完全自動運転
企業ミッション
まずはEV車でお馴染みの「テスラ」から紹介するね。
テスラのミッションは、より低価格の電気自動車とエネルギー関連製品を通して、世界の持続可能エネルギーへのシフトを加速することなんだ。
今、地球では人口増加している。
このまま人が増え続けると、地球環境の汚染が止まらずに人が住めなくなってしまうんだ。
特に地球環境の汚染を進めているのが、自動車なんだね。
そこで環境にいい「EV車」を作ろうとしてスタートしたのが、「テスラ」なんだ。
EVの販売台数も世界一。
テスラの株価は、2020年に時価総額世界一位の会社になったよ。
時価総額は、トヨタを含めた日本の自動車会社の合計株価を、上回っているんだ。
でも販売台数は年間30万台程度。
これはトヨタの30分の1程度なんだ。
利益も2020年になってようやくはじめての黒字を出したんだ。
そんな会社だけど、株価が激増したのは、それだけEV車、電気自動車に対する世界的な期待が集まってることなんだ。
そうだね。そしてテスラの車は「完全自動運転」を実現すべく動いているんだ。
自動運転システムが実用化され、全自動での運転が可能になった場合、私たちはスイッチを押すだけで、目的地へ移動できるようになるよ。
車に搭載されているカメラやGPSが、人間の目の代わりになって安全確認をする。
加速や減速、ルート設定も自動運転システムに任せることができるんだ。
そして、自動運転の実現にはAIとビッグデータが重要なんだ。
テスラでは、自動運転のことをオートパイロットというんだけど、これはもう5年も前から行われているんだ。
自動運転技術に必要なビッグデータ
そのためテスラには走行時の記録が、ビッグデータとしてたくさん集積しているんだよ。
その集積した走行距離はすでに45億キロを超えているんだ。
凄いよね。
このデータの量がどれだけ凄いかというと、GoogleのWAYMOウェイモですらまだ300万キロなんだ。
当たり前だけど、自動運転の精度や安全性を高めるには、データ量が大切だよね。
自動運転の精度を高めるために必要なデータ量としては、テスラがぶっちぎりで世界一なんだ!
他の会社でも一部の地域とかで少し検証などが行われている程度なんだよ。
テスラはすでに世界中の街で自動運転に必要なデータを集めている。
この差はかなり大きいよ。
ニューラルネットワークを管理する車載コンピューターを、利用したソフトウェアを開発しており、2021年にはこれをサブスクリプション化する予定になってるよ。
テスラは、最終的に「ロボタクシー」を実現させようとしているんだ。
「ロボタクシー」は、完全自動運転を実現した無人のタクシーになるよ。
オーナーが車を使ってないときは、自動でタクシーとして働き、お金を稼いでくる仕組みなんだ。
テスラの「自動運転技術」の魅力については、YouTubeにもまとめてるからよかったらチェックしてね。
では、次の会社に行くよ。
スペースX社|人類の火星移住を目指す
人類を火星に移住することを目標にしているのが、「スペースX社」なんだよ。
火星移住なんて、もはやSFの世界なんだぜ。
そうだよね。
スペースX社は2002年に創業しているんだ。今から19年ほど前だね。
そして「ロケット」の開発を行ったんだ。
スペースX社のロケットは、「スターウォーズ」に出てくる「ミレニアムファルコン」にちなんで「ファルコン1号」と名付けられたんだよ。
最初は失敗だらけだった
それが最初の方は失敗だらけだったんだよ。
最初の3回は失敗で4回目にようやく成功したんだ。
度重なる失敗で一時期、かなりの財政困難にも陥ったんだ。
しかし、2014年にNASA(国際宇宙ステーション)と有人型のドラゴン宇宙船の開発とデモ飛行を行う宇宙飛行士の商業乗員輸送開発 プログラムを契約したりで、なんとか生き残ったんだ。
首の皮一枚で繋がったんだね。
実は「テスラ」も経営危機だったことがあるから、どちらもすんでのところで生き残ってるんだね。
まさに映画の世界だな。
2020年5月に「クルードラゴン」、民間企業で初めて有人飛行に成功したんだ。
2020年11月に、打ち上げられた「クルードラゴン」に日本人宇宙飛行士の「野口聡一さんも搭乗したんだよ。
スペースX社のロケットの特徴は「エコ」だよ。
ロケットの発射コストを下げるために、「ロケットの再利用」を考えたんだ。
そして開発された「ファルコン9号」は、スペースシャトル初の「機体を回収・再利用」するロケットなんだ。
これまでのスペースシャトルは、軌道上に到達する「オービタ」と呼ばれる上段部分が再使用されたのに対して、「ファルコン9」では「1段目のロケット」と「フェアリング」を再利用しているよ。
使用したロケットは今までなら宇宙ゴミになっていたんだけど、ファルコン9号の場合は、地球に帰還するシステムになっているんだ。
ロケットが戻ってくるなんてすごいよね。
この着陸システムも独特だよね。
ロケットの底面に9基の「スーパー・ドラコ」があるんだ。
これがいざという時の脱出システムや逆噴射による着陸に利用されているんだ。
スターシップ
さっきも紹介したけど、スペースX社は「人類の火星への移住」を実現するために作られた会社になるよ。
月や火星にいくために「超大型の宇宙船」である「スターシップ」の研究開発をしているんだ。
その全長は約50m、推進部のロケットと合わせると100mを超える超巨大なものになるよ。
乗員できる人数は100人を超えるとも言われてるんだ。
まさに宇宙船地球号だよね。
ほんの数十年前では考えられなかった「SFの世界」がそこまで来てるね。
アルテミス計画、2024年に有人月面着陸を目指している「HLS(有人着陸システム)」を開発する会社に選ばれ契約したんだ。
2040年には、宇宙旅行が当たり前になってるのかもね。
前澤社長とG力氏が日本人で一番はじめに宇宙旅行に行くのかもね。
ニューラリンク|人とAIの融合
ニューラリンクでできること
最後に紹介するのは、「ニューラリンク社」だよ。
ニューラリンク社のミッションは「人とAIの融合」なんだ。
今って、すごい勢いで「AI、人工知能」が進化しているよね。
そうだな。身近な「SIRI」でも、すごい進化を感じるな。
そのうち、マトリックスみたいに人工知能に支配されないか心配なんだぜ。
そうだよね。このニューラリンク社の目的に「AI」に対抗するというものがあるんだ。
「シンギュラリティ」って知ってる?
シンギュラリティとは、日本語で「技術的特異点」をいうよ。
「AI」の技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が、可能になる特異点を示す言葉なんだ。
そしてその「シンギュラリティ」は2030年~2040年に起きると言われているんだ。
おいおい、もう10年ほどしかないんだよ。
近年インターネットの発達でどんどん技術と知識は共有されている。
テクノロジーの進化が直線的ではなく、加速度的に伸びてるんだね。
そしてイーロン・マスクは、人工知能AIの進化を人が超えることができないと思ってるんだ。
そうであるなら、いっそ人とAIと融合してしまおうという発想になるよ。
ニューラリンクは脳に小さなチップを埋め込む
「ニューラリンク」は、脳に小さなチップ型のブレインマシンインターフェース(BMI)システムを構築するんだ。
このチップを通じて、脳がコンピューターやいろんなデジタルデバイスと直接通信できるようになるんだ。
もはや宇宙人にさらわれた地球人みたいだよね。
これは、一般的な脳神経外科医でも手術ができるくらい簡略化される予定なんだ。
このチップを埋め込むとどうなる?
今は「IoT」の時代だよね。
すべてのものがインターネットに繋がるってやつだね。
例えば、ニューラリンクと接続することによって、脳から命令するだけで、自宅にあるものを操作できるようになるんだ。
自宅の扉の鍵をかけたり、電気をつけたり、さまざまな家電製品を操作できるようになるんだ。
それを直接、自分の脳でやってしまうイメージが近いかな。
コンピューターと接続できるから頭の中で買い物もできるようになるかもね。
究極の自堕落生活ができそうだよね。
でもこれがいいところが、例えば身体に障害がある人、例えば麻痺でうまく体を動かせない人が日常生活でいろんな行動を取ることができるようになるんだよ。
ニューラリンクで脳が直接ネットにリンクすることで、さまざまな「IoT」製品を操作できるようになるわけなんだ。
また五感を補完、サポートする役割もできるから、「視覚障害」などの回復にも期待されてるんだ。
そもそも人間の活動は、あくまで「脳」の電気信号を通じて認識しているに過ぎないんだ。
まさにマトリックスの世界だね。
そして、人間の「インプット量」は限られているよね。
そして記憶できる量もたかがしれているんだ。
身近なパソコンやスマホと比べても、そう思うよね。
人は、外からの情報を五感を使ってインプットしているよ。
そしてインプットのほとんどは視覚情報が大半なんだ。
これだと遅すぎると言うんだね。
脳に知識や技術をインストールする時代が来る?
例えば今、私たちが車の運転を習おうと思ったらどうする?
通常、車の運転を身につけるなら普通は、自動車教習所に通って、何度も車の実技練習をして、必要な法律や自動車の知識を学んでを繰り返すよね。
それだと余りにも非効率的だというんだ。
映画「マトリックス」で「ヘリコプターの操縦方法」を、ダウンロードするシーンがあったよね。
脳に自動車の運転方法をダウンロードすることで、一瞬で必要な知識と技術をインプットする。
どんなに「AI」が進化しても、人がニューラリンクを通じて「AI」と繋がっていることで
おいていかれることはない。
無茶苦茶な発想だけど、なんとなく理解はできたと思う。
【まとめ】YouTube版もチェックしてね。
というわけで、今回は「イーロン・マスク」の経営する凄すぎる企業たちを紹介したよ。
どれもぶっ飛んだ発想のものばかりだったぜ。
実はイーロン・マスクの経営する会社は、この3社以外にも「ハイパーループ」など数社あるんだ。
とりあえずイーロン・マスクがどういう思考で、会社を通じてどういう世界を作りたいかはわかったよね。
というわけで、本日はここまで。
最後まで見てくれてどうもありがとうございます!
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