どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回は『カメラレンズ』における『F値』や『絞り』についてご紹介させていただきます。
今回は『絞り』の基本的な役割を学んで、写真撮影で活かせるようにしていきましょう。
絞りとは光の量をコントロールすること
カメラのレンズには、光の量を調整するために『絞り』がついております。
光の量やピントが合う範囲をコントロールすることができることを『絞り』と言います。
この『絞り』を『開閉』することで写真の光の量を調整することができる。
肉眼で見るカメラレンズの絞りの開閉
絞りを閉めた状態
絞りを開放した状態
上記の写真は実際に絞りを開閉した写真になります。
肉眼で見れば一目瞭然ですが、絞れば絞るほど必然的に光を取り込める量は少なくなりますよね。
逆に『開放』した場合は、全開で光を取り込むことができます。
カメラのF値を学ぼう!
サンセットスタジオさんの『F値』の解説です。
初心者向けでとても分かりやすいです。
レンズそのものの明るさは『F値』と呼ばれております。
ざっくりした表を作ってみました。
F値を変えた写真の違い
レンズの絞りを開放して明るい写真が撮影できます。
F値の大きいほどレンズの絞りを閉じるため、暗い写真になります。
上記の写真はF値を変えて模型を撮影した写真ですが、レンズの絞りを開放すればするほど写真は明るくなります。
明るいレンズって何??
よくいろんなカメラのサイトや書籍などで、『レンズが明るい』と聞いたことはないでしょうか?
全てのレンズにはそれぞれ個性と特性があります。
そのため『F値』の値も当然異なります。
それは『F値の数値が低い』ことを表し、暗い場所でも明るく写真が撮影できます。
『F値』が低い、『明るいレンズ』の特徴として
背景ボケを活かした写真が撮影できる
- シャッタースピードを上げることができる(光を多く取り込むことができるため)
- F値が低いレンズはより多くの光を取り込む優秀なレンズであるため、価格が高い場合が多いです。
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F値の低いレンズでボケを活かした写真撮影
別記事でご紹介しますが、低いF値でポートレート写真を撮影してモデルと背景のボケ味を活かした写真を撮影することができます。
『広角レンズ』と『単焦点レンズ』を変えた撮影の違い
ピントは『点』ではなく『面』で合います
ピントと聞くと、特定の一部分にしか合わないと思うかもしれませんが、実は『面』で合っております。
下の写真が実際の例をあげますが、酒屋で撮影した3枚の写真になります。
真正面から撮影|酒棚全部にピントがあっている状態
酒棚にピントを合わせて撮影しました。
この場合、カメラとは『面』でピントが合います。
真正面から撮影②|手前のお酒にピントが合っている。
同じように正面から撮影した写真ですが、手前にある数本の酒ビンに合わせてあります。奥の酒棚はボケています。
こちらは酒棚にピントが合わせているので、その面全部が撮影できております。
斜めから撮影|ピントが合っているところとそうでない
こちらは斜めから撮影した写真になります。
奥行きがあるので、ピントが合っているところとそうでないところがありますよね。
まとめ
カメラ初心者で慣れないうちは
- F値
- シャッタースピード
- ISO
などどれをどう組み合わせていいかわからないと思います。
ひとつずつ根本の仕組みから理解することで慣れていきましょう。