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小型ドローン「Tiny Whoop」のフレームを3Dプリンターで自作した話(第3回)

 
小型ドローン「Tiny Whoop」のフレームを3Dプリンターで自作した話(第3回)
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平岩明憲
フリーランスのIT技術者です。業務系システム開発をメインにしていますが、今後は有限責任事業組合アプライトネスのメンバーとして、ドローンに関わる開発もしていきます。名古屋で「伏見なんでも読書会」を主催しています。こちらでは書評を書いております。

前回までのあらすじ。

CADソフトを使って設計する3Dデータについて、次の4つの要件を洗い出しました。

  1.  利用が想定されるリポバッテリーをマウントできること。
  2. モーターの着脱が容易であること。
  3.  それほど高性能でもない3Dプリンタで問題なく出力できること。
  4.  各種部品の寸法が変わったときに、設計の変更が容易であること。

私が利用しているCADソフトは、Autodesk社のFusion 360です。

このCADソフトの特徴として挙げられるのは、非常に高機能であるにも関わらず、非営利目的なら無償ですべての機能を使えることです。

Fusion 360を使って設計した3Dデータがこちら(図1)

図1.Fusion 360を使って設計したTiny whoopのフレーム3Dデータ

図1.Fusion 360を使って設計したTiny whoopのフレーム3Dデータ

こちらにリポバッテリーをマウントするための部品も併せて設計しました(図2,図3)。

図2.バッテリーマウンター(縦が長いバッテリー用)

図2.バッテリーマウンター(縦が長いバッテリー用)

図3.バッテリーマウンター(横が短いバッテリー用)

図3.バッテリーマウンター(横が短いバッテリー用)

私はこれまでにも、3Dプリンタの部品をFusion 360で設計して3Dプリンタで出力、それを3Dプリンタに適用して使い勝手をよくするということをしてきました。

3Dプリンターを使いこなすために必要な2つのこと

3Dデータの設計に興味を持っている方にこの話をすると、

「Fusion 360の使い方はどうやって覚えましたか」

という質問をうけます。

Fusion 360の使い方を覚える正攻法は、大きく分けて2つあるのではないかと考えています。

1. Fusion 360の使い方を教えてくれるセミナーに参加する。
2. Fusion 360の使い方を記した書籍を買って独学する。

1については、無償、有償を問わず初心者向けから上級者向けまでさまざまなセミナーが全国で開催されています。
2については、初心者向けから上級者向けまで、学習者のレベルにあわせて記された書籍が販売されています。

私もはじめは初心者でした。

私は、3Dプリンタを購入するまでCADソフトを触ったことがほぼなかったこともあり、有償の初心者向けセミナーに参加して使い方を覚えました。

もちろん、セミナーに出れば、それですぐにFusion 360を使いこなせるようになるわけではないです。

セミナー受講後に、次のようにして使い方を覚えていきました。

3Dプリンターを使いこなすために努力したこと

1. セミナーの課題のうち基本操作が凝集された課題を1日1回こなす。これをだいたい1ヶ月続けた。
2. 身の回りで「欲しいな」と思ったものを設計してみた。たとえば、小物を入れる箱や、PCから出ているケーブルの留め具など。

ネット上にも使い方が学べるサイトはありますが、どちらかというと「これをするにはこう」という対処療法的な説明をしているものが多い印象を受けます。

経験上、少なくともドローンのフレームをはじめから設計できるようになりたいのであれば、大事なことをひとつつずつ順を追って学べるセミナーに参加されることをお勧めします。

私が参加したのはスリプリさん主催の「初めての方でも安心!Fusion360 3DCAD入門セミナー」です。「初めての方でも安心!」と謳っておられますが、正直いうと参加するまで不安でした。が、本当に初心者でも無理なく学べるように課題が設定されており、参加してよかったと思えるセミナーでした。気軽に申し込める金額ではないですが、その価値は充分にあると思います。個人的にお勧めです。

参加にあたっては、Fusion 360をインストールしたPCを持参する必要がありました。
PCですが、それなりにマシンスペック(3Dの表示に必要な力)を要求されます。

参加時に主催者から説明があるかと思いますが、持参するPCでちゃんとFusion 360が作動することをあらかじめ確認しておいがほうがよいです。実際に私がセミナーに参加したときに、PCの性能不足が原因で、すこし課題を進めたところでFusion 360が満足に動かなくなってしまった参加者が数名いらっしゃいました。会場によっては課題をこなすのに問題のないPCをレンタルされているようですので、お持ちのPCの性能に不安があるときは事前に相談されるとよろしいかと思います。

次回は、設計した3Dデータを3Dプリンタで出力します。

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平岩明憲
フリーランスのIT技術者です。業務系システム開発をメインにしていますが、今後は有限責任事業組合アプライトネスのメンバーとして、ドローンに関わる開発もしていきます。名古屋で「伏見なんでも読書会」を主催しています。こちらでは書評を書いております。



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