センサーに黒い斑点が!ミラーレスは汚れやすい!
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
私自身、SONYα7Ⅱという『ミラーレス一眼レフカメラ』を使用しているのですが、しばらく使用しているとカメラにこんな感じの黒い斑点が映るようになりました。
これは『カメラのセンサー(映像素子)にゴミやホコリなどがついて汚れてしまったこと』が原因になります。
ミラーレスはレンズを外せばセンサーがむき出し状態であるため、『通常の一眼レフカメラよりセンサーが汚れやすい』と感じます。
センサーに黒い点がつく原因の多くは『レンズ交換時にホコリが付着する』場合がほとんどです。
屋外で撮影するならどれだけ気をつけていても、ホコリがセンサーにつくことを完全に避けることは難しいと言えるでしょう。
いろいろ調べてみて、
- ブロワー
- ペンタ棒
実際にこのふたつを使って掃除してみましたので、ご紹介いたします。
この記事の目次
作業手順の概要と今回使用した道具
- 空気が綺麗な静かな環境を用意する
- ブロワーで取れるホコリを落とす
- ブロワーで落ちないホコリを『ペンタ棒』で取り除く
といった手順になります。
まあほとんど方は『ペンタ棒』は実際使えるのか?ということを知りたいと思います。
ブロワー
カメラ掃除用の空気が出るやつです。
自分のさじ加減で空気の強さを調節できます。
カメラを所有する上では必須のメンテナンス道具になりますので、用意しておきましょう。
ペンタ棒
SONYではなく『ペンタックス』から出ているカメラクリーニング用の掃除道具になります。
こちら実際にペンタックスのメーカーでも実際に使用されていることで非常に有名です。
今回はこちらを使ってミラーレスの掃除をします。
【ステップ①】黒い点がどこに何箇所あるか把握すべし
まずはどこに黒い点があるのか、確認しましょう。
多くの場合、目立つ黒い斑点に気づいて『これどうしよう??』と思うものです。
しかし、それ以外にもさらに小さい黒い点があったりします。
掃除に入る前に、どれだけ黒い点があるのかしっかり把握しておきましょう。
F値を大きくして青空や白紙を撮影してみる
センサーのゴミを発見するためには、『被写界深度』をできるだけ大きくした方が発見しやすいです。
F値を22など最大の数値にして、何もない『青空』か『真っ白なコピー用紙』などを撮影してみましょう。
そうすると、どれだけセンサーが汚れているかわかるはずです。
肉眼でも汚れを確認
センサーの汚れを目で直接確認してみましょう。
カメラの角度を変え、いろんなアングルから見るとホコリを発見しやすいです。
【ステップ②】ほこりなどがない場所で作業をしましょう
では実際に掃除を行います。
まずは掃除するための場所を確保しましょう。
人が雑多にいる環境や屋外などは避け、自室などホコリが少ない環境で作業を行うようにしましょう。
【ステップ③】ブロワーでセンサーのゴミを吹き飛ばしましょう
では次にカメラのレンズを取り外して、センサーが見えるようにしましょう。
ブロワーを吹きかける時の注意点は、カメラを下向きにしたホコリが落ちやすくしてあげること。
またブロワーの先端がセンサーに接触しないように注意しましょう。
日々のメンテナンスが大事!大体のホコリはブロワーで落ちる
最終兵器のペンタ棒を使わなくても大体のゴミはブロワーで落ちます。
特に付着した直後などは簡単に落ちますので、普段からちょっとでも気になる黒い点などを確認したらすぐに落とすようにしましょう。
【NG行動】エアダスターや息を吹きかけてほこりを落とさないようにしましょう
ここで注意が必要なのですが、オフィス用品の掃除用のエアダスターを使ったり、息を吹きかけてホコリを飛ばさないようにしましょう。
エアダスターは基本風が強力すぎるのと、先端のノズルが飛んでセンサーを痛めてしまう原因になり得ます。
また息を吹きかける行為も唾などが混じる可能性がありますので、かなり危険です。
カメラには専用の『ブロワー』があります。
1個500円〜1000円程度で購入できますし、レンズの掃除や外観のホコリを飛ばせるいわば必須道具になります。
こちらは用意しておきましょう。
【ステップ④】カメラのクリーニング機能を使用してみる
多くのカメラには内部クリーニング機能があります。
ブロワーや内部クリーニングで落ちるホコリもありますので、まずは使ってみましょう。
【ステップ⑤】それでも取れないゴミはペンタ棒でお掃除しましょう
というわけでようやく『ペンタ棒』の出番です。
といっても使い方はそこまで難しくありません。
まずはペンタ棒を掃除
ペンタ棒には専用のお掃除シートが付いております。
シートはシール上になっており、粘着力があるので、付いているほこりを落とすのに最適です。
しばらく使ってない場合は、まずはペンタ棒そのものののホコリを落としておきましょう。
ペンタ棒を垂直に押し当てる
ペンタ棒の下の面をカメラのセンサー、ホコリが付着している部分に対して、垂直に当てていきましょう。
初めはかなり恐る恐るになりますので、優しめにセンサーに触れていきましょう。
掃除しているうちに、どれくらいの圧力で押し当てればホコリが取れるようになるかわかってきます。
一回ペンタ棒を使うたびにシートでホコリを落としましょう
ペンタ棒を1回使うたびに、専用のシートにホコリを移していきましょう。
一度で何度もペタペタセンサーに押し当ててしまうと、汚れを押し付けてしまう可能性があります。
- ペンタ棒をセンサーを押し当てる
- ペンタ棒を専用シートで掃除する
を交互に丁寧に作業していきましょう。
自信がない場合はメーカーで掃除してもらうこと
今回ご紹介した作業工程は、もしかするとカメラのセンサーを傷つけてしまう可能性があります。
(特にペンタ棒は直接センサーに触って掃除しますので。)
ブロワーで落ちないしつこいホコリなどは、メーカーに依頼して掃除してもらうのも一つの手段になります。
もしペンタ棒で掃除をする際は各自自己責任でお願いします。
Lightroomを使えば、黒い斑点を消すことができる
LightroomやPhotoshopなどを使えば、黒い斑点を修正することが可能です。
掃除する前に黒点がある状態で撮影してしまって、後から補修をかける必要がある場合も、打つ手はあります。
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ミラーレスカメラのパイオニア「Sonyαシリーズ」についてまとめて紹介しております。
どんなモデルがあるのか。どう選べばいいのかわからない方へ参考になれば幸いです。