近年、YouTubeの台頭で動画による広告やマーケティングが当たり前の時代になりました。
動画で発信することは基本中の基本。
やらないのは愚策中の愚策!
それには様々な方法や種類がありますが、「ビジネスアニメーション」も効果的な宣伝媒体として主流になってきております。
ビジネスアニメで最も有名なツールが「Vyond」になります。
この記事では「Vyond」でできることやメリット、デメリットをまとめてますので導入しようか迷ってる方は是非参考にしてみてください。
この記事の目次
Vyond(ビヨンド)はパワポの上位互換
「Vyond」はアメリカの会社「GoAnime.Inc」が開発したアニメーション制作ソフトになります。
YouTubeでも今ではたくさんのアニメーション動画がありますが、「Vyond」を活用したアニメ動画がどんどん活用されております。
通常アニメーション動画を制作する場合、キャラクター作りに「Photoshop」などを使って、「After Effects」などの編集ソフトを使って動画を作ります。
「Vyond」の場合、すでにたくさんのキャラクターや背景、小道具が用意されているため、これだけでアニメーション動画を制作できてしまうメリットがあります。
Vyondでどんな動画が作れるの?
まず「Vyond」でどんな動画を作れるのか紹介していきます。
- キャラクターアニメーション
- ホワイトボードアニメーション
- インフォグラフィックス
主に上記「3種類」のタイプの動画を作ることができます。
それぞれ解説していきますね。
①キャラクターアニメ
YouTubeでいろんなキャラクターアニメーションを見かけることも増えました。
その中でも「Vyond」を使って編集している動画は非常に多いです。
人物や動物などイラストを動かすことで、ストーリー形式の動画作りに最適です。
動きがある分、最初から最後まで飽きずに動画を見ることができます。
- YouTubeのスカッと系アニメで多用
②ホワイトボードアニメ
参考チャンネル:TAIGA Youtube Channel
ホワイトボードアニメーションとは、リアルタイムで人が手書きでホワイトボードに書き込んでいるような表現方法です。
PowerPointなどのプレゼン以上に動きがあるため、ナレーションと合わせることで目の前で実際にプレゼンしてくれてるような臨場感があります。
営業資料や社内プレゼンテーションの活用に使えます。
- 営業資料
- 社内でのプレゼン
- YouTube:書籍要約系の動画
③インフォグラフィックス
「インフォグラフィックス」とは「インフォメーション」と「グラフィック(図)」を組み合わせたものです。
世界人口や男女の割合など、統計データをわかりやすく伝えるため数字の列挙だけでなく様々なアイコンと合わせて編集することでより伝わりやすい動画を作ることができます。
- 統計データをわかりやすくプレゼンする時に便利
YouTube上には「Vyond」を使った動画がたくさんあります。
別記事で10チャンネルほど成功事例を紹介してますので、ぜひ参考にしてみてください。
④企業のサービス紹介
日本の大企業「Canon」でもVyondを使って自社サービスの紹介をしております。
直接、人が出演しなくても、視覚的にサービスの紹介をわかりやすく伝えることができますよね。
メリット①|低コスト&一人で編集可能
- クリエイターひとりで動画編集可能
- リモートでも可能
- 低コストで済む
ビジネスアニメーション最大のメリットは「クリエイターひとり」でも編集可能です。
そのため動画制作のコストを大幅に抑えることができます。
またアニメであり、豊富なテンプレートがあるため、どんなシーンも再現することができます。
実写動画の場合はどうなるの?
- 屋外や社内の設備を使用
- 必要なスタッフを揃える必要がある
- 撮り直しが必要な場合大変
- コストがかかる
実写動画では上記のようなデメリットが存在します。
もちろん人件費などを抑えて安く済ませることもできます。
しかしPRしたい内容によってはたくさんの人員が必要となり、もし撮り直しが必要になった場合は余計にコストがかかります。
「Vyond」で動画編集するなら、外注のフリーランスに頼みやすい。
ビジネスアニメーションの動画を作るなら、映像制作会社に頼むより「フリーランス」でも編集できる人は多いですので、コストを安く済ませることができます。
「ココナラ」などのサービスで「Vyond」で検索すればたくさんの編集者を簡単に見つけることができますよ。
Vyondならアニメーション+実写の組み合わせも可能
もちろんアニメーションより実写の人間の解説の方が伝わるケースがあります。
「Vyond」では実写とアニメーションの組み合わせで動画編集することもでできますので、上手に組み合わせて動画を完成させることもできます。
予算や企業のPRしたい内容に合わせて上手に組み合わせましょう。
メリット②|直感操作で簡単に編集
はじめは動画編集に慣れない部分もありますが、「1日」もあれば編集のコツはつかめます。
基本的に直感操作で編集できる上、作りもシンプルです。
YouTubeなどへ定期的に動画投稿する習慣をつければ、「1ヶ月」もあれば基本的な操作をマスターできることでしょう。
はじめは自分でYouTube投稿がおすすめ
企業から仕事を受注したい方もはじめはYouTube投稿がおすすめ。
「特定のジャンル」で「週に1本」、「3ヶ月」ほど投稿を続けてみましょう。
間違いなく「Vyond」の動画編集に慣れます。
一番の習得方法は実践が一番です。
うまくいけばYouTubeから「広告収益」を得られるチャンスもあります。
また成長させたYouTubeチャンネルをご自身が運営することで、他チャンネルの動画編集を担うだけでなく、コンサルとしても活躍が期待できます。
メリット③|テンプレートが豊富
直感操作と並ぶ最大の強みが「テンプレートの豊富さ」です。
人物キャラクターの種類はもちろん、背景や小道具、小動物など「2万点以上」の素材がすでに用意されております。
それらを上手に組み合わせることで、様々なシーンを上手に演出することができます。
様々な背景も用意
- ビジネスオフィス
- 家庭
- 学校
- 工場
- 病院
- 街中
豊富な人物と豊富な背景があるため、どんなシーンでも対応可能です。
メリット④|どこでも動画編集が可能
通常動画編集ソフトは「パソコンにインストールして使用」します。
そのため特定のパソコンでしか作業できません。
しかし「Vyond」であれば、「クラウド型」であるため、ネット環境さえあればどのパソコンでも同じ作業を実施することができます。
自宅や会社、カフェでもネット環境さえあれば動画編集を進めることができます。
逆に言えばネット環境がないと「Vyond」は使えません。
ネット環境の有無はメリットにもデメリットにもなりますので、ご注意ください。
4つのデメリット Vyond動画はすでに溢れている
- ネット環境が必要
- リアリティに欠ける
- 感情移入しにくい
- Vyond系の動画は最近ではありふれてる
最近では「Vyond」を使った動画が増えてきました。
そのため、見る人によっては次のような印象を与えます。
またVyond系のアニメか!
そう思う方もきっと多いでしょう。
認知度が高いため仕方ない部分はありますが、同じような動画の構成が多いため一定の安心感はあります。
もし「YouTube」運営を軸に仕事をしたい場合、同一ジャンルで先駆者が溢れている場合は注意した方がいいですね。
またVyond系の動画がありふれているということは、同時に「Vyond」の動画編集をできる人もそれなりに多いことです。
もし自社をPRした動画を「Vyond」で作りたい場合、外注する相手を探すことは「ココナラ」などクラウドサービスを活用すれば簡単に見つかります。
また先ほども話しましたが、編集するためにネット環境は必須です。
「Vyond」で作った動画は溢れてるので、他と被りたくない人は注意が必要。