この記事の目次
3Dプリンターが欲しい
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)吉武穂高です。
今回はタイトルの通り、「2万円で3Dプリンターを作ってみた」の第1回で全体のダイジェストをお届けします。
各項目掘り下げていくと結構なボリュームにあるので、深堀りはまた別の機会にします。
このメディアでも度々記事を書いてくれている名古屋のエンジニア平岩さん。
3Dプリンターでドローンのパーツを作ってしまったり、とにかくものづくりに熱い方です。
3Dプリンターもドローンと同じくこれからいろいろな場面で活用が期待されております。
そんな平岩さんの影響を受けて、自分も3Dプリンターでものづくりや設計をしてみたいと思いました。
ドローンに3Dプリンターで作ったパーツなんかを組み合わせて、さらに便利な仕様にすることもできます。
しかし、3Dプリンターに興味があっても、なんだか難しそうだし、価格も高そうだし、とっても敷居が高いイメージがありました。
(ただでさえドローンでお金がかかるのに(⌒-⌒; ))
3DプリンターをAmazonで購入すると
一般的向けに発売している3Dプリンターは価格2万円~5万円で販売しております。
というか2019年になってAmazonで調べてみたら、未組み立てキットが2万円で売っておりました。
吉武さん、この3Dプリンターで約2万円で作れますよ!
ドローンのイベント後の懇親会で平岩さんが持ってきてくれたドローン(Tiny Whoop)のパーツです。
なんとこのパーツを作った3Dプリンターは中国から仕入れてなんと2万円で自作で組み上げてしまったとのこと。
『3Dプリンターが2万円で買える!?』
これには本当にびっくりでした。
実際に購入した3Dプリンターはこちら!
AliExpress:https://ja.aliexpress.com/item/Big-size-220-220-230mm-High-Quality-Precision-Reprap-Prusa-i3-3d-Printer-DIY-kit-with/32516976282.html?spm=2114.13010708.0.0.ed2WfM
このプリンターのメリットとデメリットを挙げておくと
メリット
- 価格が2万円ととにかく安い!
- 2万円だけど、組み上げると5万円クラスの性能の3Dプリンターができる。
デメリット
- 全くの初心者が一人で組み上げることはほぼ不可能。(実際に作ってみてホントマジ無理だと思いました。)
- なんの考えもなしに中国のサイトから仕入れると失敗する(私と同じものを購入すれば、特に問題ありませんが、いろいろと心構えはあります。)
とりあえず私は2万円で3Dプリンターが作れてしまう!というただ一点に惹かれて、購入を決めました。
早速3Dプリンターが届きました。
これが中国から届いた3Dプリンターです。(中国の通販サイトからの購入方法はまた別記事で紹介したいと思います。)
箱を開けた瞬間、直感しました。
3Dプリンターを一人で作るのは無理だ(⌒-⌒; )
日頃から機械いじりが得意な人は組み上げること自体はできるかもしれません。
(しかし3Dプリンターの設定や使い方なども含めると、はじめは必ず先人の方にアドバイスをいただきながらでないと限りなく厳しいです。)
後ほど紹介しますが、これは実際に作ってみてつくづく実感しました。
事前の3Dプリンター組み上げ勉強会
製品が届いた! ➡︎ じゃあ作ろう!
というわけにはいきません。
事前に届いた3Dプリンターがどのような製品なのか?
自作3Dプリンターの特性や扱い方、組み上げ方
など事前に学んでおくべきことがいくつもあります。
そのために事前に勉強会を行いました。
製品を購入する前に、この説明を聞いていたらやらなかったかもしれません(⌒-⌒; )
なんせはじめは「2万円で3Dプリンターが買える!」というところに食いついてしまい、勢いで購入してしまいましたので(⌒-⌒; )
事前の勉強会で平岩さんも仰っておりましたが、
せっかく3Dプリンターを購入しても組み上げることができない。
3Dプリンターが作れても、途中で故障して、そこで挫折する。
何よりこうやって同じ仲間同士でコミュニティを形成していくことが大切かもしれません。
(ドローンも同じですね。)
実際に3Dプリンターを作ってみた。
というわけで事前の勉強会を踏まえた上で実際に3Dプリンターを作ってみました。
一応説明書なるものが添付データにありますので、それに参考に作ることができます。
しかし、ここで注意なのがあくまで参考に程度にしかならないということ。
というのも実際にこの指示どおりに作ってしまうと先に入れるなければならないパーツなんかもあり、結局組み上げ直す必要が出てくるためです。
そのため完全に説明書を鵜呑みにするのではなく、あらかじめ先の完成図を先読みして先読みして作る必要があります。
ちなみに私は目の前に見本があるにも関わらず、なんども分解して作り直すことになりました(⌒-⌒; )
それでも平岩さんや事前に見本を作って持ってきてくれた中村さんのおかげでかなりスムーズにできたと思います。
作成工程
完成!!製作時間は約7時間かかりました。
できたときはとても感動です。
苦労もありましたが、制作途中はなんだかんだ結構楽しかったです。
説明書や組み立ても少し作業を始めると、わりかしすぐに慣れるものです。
とても私一人ではできませんでした。
途中、配線がわからなかったり、しまいには配線が切れたり、設定方法が全くわからなかったり
とどのトラブルひとつとっても私では対処できないものばかりでした。
平岩さんや中村さんはじめ一緒に参加した方々に本当に助けられまくりでなんとか作成できました。
2万円の3Dプリンターを実際に動かしてみた。
こちらが実際に動いている様子です。
これすごくないですか!?
実際に自分で1から3Dプリンターを組み上げて動いている様子を見ると本当に感動します。
しかもこれが2万円だなんてとても信じられません。
7時間かけて作った後なので、その達成感もひとしおです。
まるで登山で山頂についた気分です。
デビュー作|手漕ぎボート
というわけで3Dプリンターで実際に作ったデビュー作です。
どうみても船です(⌒-⌒; )
実はこれ途中でトラブルが起きてしまい、完成途中で断念したものです。
モーターが熱を持ちすぎて、途中で設定がずれてしまいました。
本当の完成図はこちら!
本当は手漕ぎボートではなく、ちゃんと屋根がつきます。
まあこれもいい経験ですね。
3Dプリンターはこれからが本当のスタート!
今回はあくまで3Dプリンターを作っただけです。
当たり前ですが、実際にはこれからこの3Dプリンターを使っていろいろなものを設計し、出力してこそ活かされるものです。
(これでもうかなり満足してますが(⌒-⌒; ))
これから実際に仕様していく上で様々な設計物やトラブルなどに対処できるようになり、使いこなせるようになっていくことが重要です。
いやいやこれから設計勉強したりと道のりはまだまだ長そうです(⌒-⌒; )
3Dプリンターでよく使われる設計ソフトはフュージョン360!!
この本買って勉強します。
まとめ|ドローンも3Dプリンターも助け合える仲間が必要!
というわけで実際に3Dプリンターを組み上げてみました。
途中でもお伝えしたように、とても私一人でこの作業は不可能でした。
平岩さんをはじめ、多くの仲間に助けられまくりでようやく形になりました。
ドローンも全く同じなのですが、とりわけ新しいテクノロジーというものは特にまだまだしっかりとしたマニュアルなどもなく一人ではわからないことだらけ。
とにかく途中で挫折する理由をあげようと思えば、いくらでも出てきます。
そこでもっとも必要なのは「コミュニティー」の存在。
自分だけでなく同じ悩みやノウハウを共有できる仲間の存在が非常に大切になります。
私は助けられるオンリーでしたが、こうやって情報を発信することで少しでもお役に立てればと思います。
改めて平岩さんはじめ多くの方々にご協力いただき、無事ここまで作り上げることができました。
誠にありがとうございました!!^_^