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はじめまして名古屋でIT技術者、平岩です。
みなさまはじめまして。
平岩と申します。
名古屋でフリーランスのIT技術者をしています。
昨年、唐突に「ドローンでのプログラミングが面白そう!」と思い、その日のうちParrot社のBebop2を購入しました。
ところが、いざ飛ばそうとしたときに、どこでなら飛ばせるのか、もし許可や申請がいるならその基準は?といったことがさっぱりわかりません。
途方にくれ、ひとまずはドローンを飛ばすことなくプログラミングに必要な情報を調べていたところ、空中散歩さんを知り、吉武さんが主催されているカフェ会に顔を出しました。
そこで吉武さんが紹介してくださったのが、Tiny whoopという小さなドローンでした。
およそ8cm四方のボディながら、室内を軽快に飛び回り、おまけにしかるべく資格を取り、申請さえすればドローンからのFPV(一人称視点)も楽しめるというではないですか!
Tiny whoopが飛行する様子はこちら。
ドローンには、プログラミングから興味をもったもののTiny whoopの手軽さ、スピード感に一発で虜になってしまいました。
https://drone-aerial-corps.com/2017/02/05/tinywoop/
吉武さんにTiny whoopを教えてもらったその日には入手方法を調べて、自作用の部品をネット注文しました。
Tiny whoopを作ってみた。
数日後、部品が届いて、いざ組み立てようとしたところで、はたと手が止まってしまったんです。
どうみても入手したバッテリーがフレームに乗らない(図1)。
私は熱溶解積層方式の3Dプリンタを所持しているため、このフレームが3Dプリンタで出力されているものであることは、すぐにわかりました。
「そうか。だったら自分で出力すればいいじゃない」。
そう思う私には、アテがあったのです。
3DプリンターでTiny whoopを作ってみることに!
Thingiverseです(図2)。
このサイトでは、世界中の有志が自分で作成した3Dプリンタ用のデータが多数公開されています。
検索テキストに「Tiny whoop」として検索すると、予想どおり。
出てきました(図3)。Tiny whoop関連の3Dプリンタ用データです。
もちろん、Tiny whoopを入れるケース、FPV用カメラマウントのデータに紛れて、フレームのデータもあります。
ひとまず、めぼしいフレームを選んで、印刷用データをダウンロードしましょう。
ん?これって…
自分で買った、バッテリーを差し込めなかったフレームと同じ形だ!(図4)
きっと、販売業者もこのThingiverseからデータをダウンロードして出力、販売しているのでしょう。
さらにThingiverseの上でフレームのデータを探すも、自分が入手したバッテリーやメインボードを搭載できる形のフレームが見当たりません。
調べること小一時間。私はある結論に至りました。
「これはもう、3Dプリンタを使ってフレームを自作するしかない!」。
そう決心し、CADソフトを立ち上げたのでした。
次回に続きます。