日本一わかりやすいドローン専門メディア

2018年ドローン入門最強5ステップ

アメリカでドローン救急車の開発を発表|日本での活用を元救急隊員が考えてみた。

 
アメリカでドローン救急車の開発を発表|日本の現場活用を元救急隊員が考えてみた。
この記事を書いている人 - WRITER -
DRONE WALKER 編集長 1984年3月28日生まれ。愛知県出身。静岡大学工学部卒業。 地元愛知県で消防職員として勤務し、30歳で独立。 「楽しいまちづくり」をモットーに防災事業・ドローン操縦士・カメラマン・ホームページ製作・ブロガー・作家として幅広い分野で活躍中。

アメリカでドローン救急車の開発が発表!

どうも東海空中散歩の吉武穂高です。

今回は、ドローン✖️ 救急についてお話しします。

上の動画のドローンはアメリカArgodesignによって設計された救急現場で活用することをコンセプトに設計されたドローンになります。

日本でのドローン救急車の活用について考えてみる。

https://youtu.be/Nm3Bkv-2BB4

日本でドローン救急車に近いものといえば、現状「ドクターヘリ」になります。

特定の医療機関にヘリコプターがあり、特定の救急事例や災害に対して、出場を要請することになっています。

しかし、ヘリコプターを離着陸させるためには、学校のグラウンドなど一定のスペースが必要であり、現場に直近することはかなり困難です。

ドローン救急車であれば、コンパクトであるため、写真のように事故現場にも直接送ることも可能になるかもしれません。

アメリカでドローン救急車の開発を発表|日本の現場活用を元救急隊員が考えてみた。

またドクターヘリが必要な場面というのは、

  • 非常に緊急性が高く、一早い病院への搬送が必要な場合
  • 医師による現場での緊急処置が必要な場合

になります。

私自身も消防の救急隊員時代に、火災現場から命からがら逃げ出したものの重度の火傷を負った傷者の処置に対応した時、ドクターヘリを要請し、実際にともに現場活動をして、ドクターヘリまで搬送をしたことがあります。

救急隊は基本1名以上救急救命士の資格を持った救急隊が乗っており、通常の現場では救急救命士が軸になって救急活動を行います。

ドクターヘリが来た時は、ヘリに乗っている医師が中心となって現場活動を行うようになります。

しかし、専門医が来たからといって、当然その医師ひとりで対応できるわけではありません。

例えば心肺停止(心臓が止まってしまった)の場合は、

・心臓マッサージを行う人(これが最重要)
・人工呼吸を行う人
・AEDを装着する人
・薬剤投与を行う人

など最低でも3人以上の人出が必要になります。

救急車の場合は基本3人体制で、隊長、救急救命士、機関員(運転手)の3名ですが、指令の段階で心肺停止など重症度と緊急度が高いと予測された場合は、同時に消防隊も補助として呼びます。

「よく消防車と救急車ってセットで走ってるよね。」

と思われる方もいると思いますがが、そのほとんどは救急現場で人員が必要な場合なのです。

もちろん火災の場合もあります。

その際に見分け方は、

救急現場の場合は、救急車の方が消防車よりも先頭に走ってます。

火災出場の場合であれば、消防車が先、救急車が後に走っています。

分かると「なるほど!」って感じですよね。

さて話が脱線しましたが、救急現場でそれだけ重症度や緊急度の高い傷者の場合は、とても専門医ひとりで怪我や病気の処置に対応できないということです。

そのため映像のようなドローンに医療従事者1名と傷病者1名しか乗れないのはちょっと現場活用は厳しいのかなという印象です。

そもそも日本の救急車ってどれくらいで到着するの?

全国平均で約7分程度で到着します。

ただし、同じ市内で連続して救急が入りすぎると、近くに救急車がおらず、他市に応援を要請することになるので、それだけ到着が遅くなります。

救急車の適正利用がさけばれているのは、本当に救急車が必要な人にとって処置が遅れると致命的な場合が出てくるためです。

これからドローンが発達して、例えば通報者のGPSを察知してそこの場所まで自動飛行してくれるようになれば、救急車よりもずっと迅速に現場に行けるようになるかもしれません。

日本の救急隊の処置のレベルはとても高く、それは厳しい法律で固められているためでもあるからです。

日本でドローン救急車を使うためには、法律に合わせた処置に必要な最低限の人員を配置できるようにすることができるようになると実現可能になるかもしれません。

地震などの大規模災害時に活躍する可能性大。

アメリカでドローン救急車の開発を発表|日本の現場活用を元救急隊員が考えてみた。

地震により僻地に隔離されてしまった場合、災害地の観察に人が直接目視で確認できることと、同時に傷病者を発見した時に搬送することなどにおいて活用することが可能かもしれません。

インフラ、道路設備が整っていない場所で需要が活きる可能性大!

また大都市部などでは、利用が難しいかもしれませんが、これからドローンが発達し、車と並ぶような産業まで発達すれば、インフラ設備の整っていない国にとっては、本当に重宝される可能性があります。

ドローンで命を救えるテクノロジーの発展に期待

アメリカでドローン救急車の開発を発表|日本の現場活用を元救急隊員が考えてみた。

このサイトでは、あまり触れていませんでしたが、ドローンそのものは軍事利用に活用されている部分が非常に多いです。

テクノロジーの発展は、必ず良いことにも悪いことにも使われます。

ドローンに携わるものとして、元救急隊の立場として、人命救助ができるドローンがもっと発展して欲しいと思います。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
DRONE WALKER 編集長 1984年3月28日生まれ。愛知県出身。静岡大学工学部卒業。 地元愛知県で消防職員として勤務し、30歳で独立。 「楽しいまちづくり」をモットーに防災事業・ドローン操縦士・カメラマン・ホームページ製作・ブロガー・作家として幅広い分野で活躍中。



- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© DRONE WALKER , 2017 All Rights Reserved.