この記事の目次
GoPro初のドローンの「Karma(カルマ)」が発売!その性能・値段はいかに!?
ついにアクションカメラメーカーの「GoPro」から専門のドローンが登場しましたね。
まずはGoPro からご紹介していきます。
そもそもGOProとは?
GoPro はアクションカメラの最大手でサーフィンやバイクなどアウトドアを楽しむ人は結構もっております。

今までも、Phantomなど「GoPro」を積載させるなど「GoPro」好きは自分で改造して積載していた人はいましたが、ここに来て、初のメーカー専用のドローンの発売が決まりました。
「GoPro」好きの人は当然気になる「Karma」は気になる商品だと思います。
ここでは対抗馬となるDJI社の「Mavicpro」私個人的な見解たっぷりで解説していきたいと思います。
ちなみにMavic PROに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
「Karma」の呼び方は、「カルマ」
私自身、完全にカーマと読んでおりましたが、海外ですでにこのドローンを入手した方は、「カルマ」と読んでいる気がします。
「Karma」の性能を見てみる。
「GoPRO」のプロモーションビデオ
ドローンkarmaの基本性能。

価格は日本円で約15万円
「Mavicpro」は129800円します。
「MavicPROplatinam」は144800円になります。
しかしkarmaには「GoProHERO5」も付いてきます。
この価格帯であれば、今までの「GoPro」ファンが今までのアクションカメラの延長などで興味を持ったり、購入しようと思う人もいるのではないでしょうか?
飛行可能時間は最大20分

最大飛行時間20分と書いてある場合は、実際には1フライト15分程度と見た方が良さそうです。
「Karma」には何が付いているの?

- 専用ドローン
- 専用カメラ:見た感じ「Go Pro」だが正確なモデルは不明
- スタビライザー
- バッテリー:ホームページを見る限り予備と合わせて2個あるのか不明。
1フライト15分程度なので、予備バッテリーは確実に用意しておきたいところですね。

充電器:バッテリーを充電するためのものです。

プロペラ6枚:4枚羽のドローンなので、予備で2枚付いてくるということになります。

ハンドグリップ:地上での撮影用に使用できるための道具。
専用リュック:これ1台でコンパクトに全ての機材に収容できます。
また写真の通り、リュックにカメラを積載することができますので、自転車や歩いたりしながらの撮影が可能です。
ここら辺の気配りはさすがGo Proといったところです。

収納はこんな感じ

見事リュックサック一つにすべて収まってくれます。
「Karma」ならではの最大の特徴は地上でも使えること

ここが素晴らしいです。
「Karma」の方はカメラを切り離して使用することができます。
この点がMavic proとは一番大きく異なる点で、最大のメリットになります。
カメラの取り外し方は簡単!ドローンから回して抜くだけ
ドローン本体とカメラをつなぐ部分を回すと

簡単に取り外すことができます。

さらに、専用のハンドグリップに接続すると

簡単に地上使いできるカメラに早変わりします。
これは便利ですね。

また専用のリュックサックにつけることで

自転車などの運転中にも映像を撮影することができます。
反対にDJI社の「Mavicpro」の方は完全にドローンと一体になっておりますので、取り外して使うことはできません。
この点は一見小さいようで、利便性を考える上でかなり大きな差が生まれると思います。
これはドローンメーカーはまさに「空撮」を意識しており、「GoPro」はもともとアウトドアのアクションシーンを考えたというスタート地点が違うからだと思われます。
「Karma」の懸念点|安全性への明記が少ない

この「Karma」に興味を持つ方ってこれまでの「GoPRO」ファンや価格帯が10万円未満ということから多くの方がドローンを初めて購入するユーザーさんになると思われます。
その時に非常に大切にしたいのがドローンの安全性になります。
一見機能的にも映像的にも「Karma」は問題ないように思えますが、この「安全性」に関して、「Go PRO」のホームページを見ても特に明記されてないんですよね。
ここで世界シェア70%のDJI社のドローンの安全性と比較してみます。
DJI社のドローンの安全機能

- 障害物回避機能
- リターントゥーホーム機能
- 残バッテリー表示機能
で、「障害物探知機能」は約10m先の障害物をドローンの精密センサーが自動的に探知して、避けてくれる機能です。
またリターントゥーホーム機能とは、ドローンとコントローラーの接続が電波の都合などで切れてしまったり、また操縦者がドローンを見失ってしまった場合に牡丹ひとつで、「離陸ポイント」まで戻ってきてくれる機能です。
これも初心者にとっては、ドローンとプロポの接続が切れたら本当にどうしたらいいかわからないと思いますので、あった方が安心な機能です。
残バッテリー表示は現在どれくらいのバッテリーがあって、あと何分飛行できるか表示してくれる機能です。
また設定した残量を切った場合は電子音で知らせてくれる機能になります。
本当に初心者が知らずにドローンを飛行させると非常に危険なことがたくさんあります。
ドローンはそれなりの重量物が人の頭上何10mも上に飛んでいる凶器であることは常に認識し、「安全性」には最善の留意をしておくべきです。
ドローンの危険性と墜落する原因について考察してますので、これからドローンを購入される方は一度目を通しておいた方がおすすめです。
ドローンとしての性能の差は断然「Mavic pro」の方が上だと思われる。

ここで、同時期に発売されたDJI社「Mavicpro」とドローンとしての性能を比較していきます。
このモデルが機体のコンパクトさと持ち運びの便利さ、そして価格帯ととても「Karma」に近いモデルになります。
正直「Karma」に関してはメーカーが出している動画くらいしか映像がないんですよね。
「Mavicpro」は世界で一番売れている「Phantom4」を軽量化、コンパクト化したモデル。
機体重量の関係で「Phantom4」と比較すると風に弱いことは否めませんが、その安定性能は現時点のドローンで最高レベル。
私自身がPhantom4を使用しているので、間違いなくレベルの高い性能だと言い切ることができます。
またDJI社は世界シェアの約70%近くあり、毎年モデルチェンジを繰り返しております。
そうしてできたのが現在のPhantom4であり、これまでの膨大な経験を踏まえた上で安全性や空撮のしやすさを徹底的に追及したモデルになっております。
「Mavic pro・Air」に関して詳しくはこちらの記事で詳しく解説しております。
それに対して「GoPro」はドローンとしての歴史は浅い。
もちろん、発売までに徹底的に研究と思考錯誤を繰り返して世に送り出したモデルだと思いますが、今回初という部分でまだまだ改善できる余地と反省はこれから出てくるのだと推測されます。
映像のPVを見ている限りではわからない差が、確実に使用している上ではDJI社製品と比較すると出てくるのでは思います。
「Karma」も「GoPro」が4や5、HEROと年々モデルチェンジを繰り返したように、今回の発売を皮切りにどんどん進化していくものだと感じました。
その点を踏まえると、現時点では、
似たような価格、性能レベル・コンパクトさや利便性では
「Karma」よりもDJI社の「Mavic pro」の方が間違いない買い物だと言えるでしょう。
ただし、「GoPro」ファンやドローン以外の地上使いを考えるとなんとも言えない部分になりますね。
カメラ性能の差|GoProとDJI社の差を比較してみる。
ドローンの映像で有名な方が「Mavic」と「Phantom4」と「Karma」を比較してくれております。
それぞれ機体によって個性はありますが、画質そのものはどれもたいへんきれいです。
ここは個人の好みが分かれるところかなと思います。
GoPro には広角かつ独特の世界がある
GoPro の魅力は「超広角レンズ」にあります。
ドローンで空撮しているとどうしても幅広く景色を撮影したくなりますので、広角のGo Pro はとても魅力があります。
しかし、空撮ではあまり差を感じませんが、「GOPRO」の写真、特に地上から撮影するあの独特な写真は「GOPRO」にしか出せない特徴がありますよね。

GOPRO KARMA VS MavicPRO|ウッキィさんが神がかり的に分かりやすく解説してくれています。
いや〜、異常なほど分かりやすい解説ですね。
こうして単純スペックを比較すると全然違いますね。
一番びっくりしたのが、KARMA(カルマ)もMavic PROも同じくらいの大きさと思ってましたが、全然大きさが違う!
同じくらいのリュックに収まっているため、大きさもそんなに変わらないと錯覚していました。
まとめ|GoProはドローン業界に新しい風を巻き起こせるのか?
今回「Karma」に関して色々と比較評論しましたが、これからドローンを購入する際の参考になればと思います。
個人的に事業用に使用していくことを考えると、機体そのものの安全性と安定性の高さが定評のDJI社を選んだ方が無難な感じはしますが、例えば世界一周の旅行にカメラとドローン兼ねてもってくなら「Karma」もいいんじゃないかと思います。
私自身、現段階で「Karma」か「Mavic pro」のどちらかを選べと言われたら、間違いなく「Mavic pro」を選びます。
理由は先にも述べたように、「Go Pro」初のドローンということでおそらくまだまだ改善や修正の余地がいっぱいあると予測できるためです。
iPhoneがはじめ使いにくかったように、一番はじめのリリースから完全なモデルを出すことは難しいと予測されるため、私ならもう1年ほど待って、次の「Karma2」が出た時に納得の出来栄えなら購入を検討します。
悩みに悩んでお気に入りのドローンを見つけると思いますが、それもまたドローンの楽しみ方の一つですね。
Go Proには熱狂的なファンが多いですので、また新しい視点からドローンに興味を持つ人が増えそうですね。
ドローン業界に新たな風が吹くのか!?